竹内も@シュッツ&モンテ団員です。
去る8月18日から21日まで、九州は長崎方面に旅行に行ってまいりました。
青春18切符による貧乏旅行です。
この旅行の目的は『キリシタンゆかりの地を訪れること』でした。
大学でかくれキリシタンを専門にしてから「いつかは現地を訪れよう」と思い、2.3年前からは「なんとしても西暦1000年代の内に一度は行っておきたい」と思い、今年ギリギリで実現しました。
この旅の取り決めは基本的に3つでした。
・長崎生月島に行って、最低でも「だんじく様」「さんじゅあん様」だけは見る。
・できるだけお金がかからないようにする。
・計画を立てすぎない。
一つ目は、行ってみたいキリシタン遺跡が多すぎることから考えたことです。
島原の乱の原城跡や、平戸根獅子、外海地方に五島列島・・・
あげればキリがありません。
そこで柴田南雄先生作曲でシュッツ合唱団のレパートリーでもある「宇宙について」に出てくる「だんじく様」と「さんじゅあん様」だけは何があっても見よう、と思ったのです。
他に行く所はその場で考えることにしました。
二つ目は当たり前なんですが、私は貧乏なのでかなり切りつめた旅をしなければなりませんでした。
よって、移動は極力18切符の使えるJRで、他の交通機関の使用は最低限度にすること。
宿泊は、ホテルみたいな所に泊まるのは一回だけ、後は野宿か車中で睡眠をとること。
食事も高い名物を嬉しがって食べないこと、などを肝に銘じました。
三つ目は、私の性格上あんまりきっちりした計画を立てると、応用ができなくなって臨機応変な対応ができなくなってしまうので、計画はその場その場で考えることとしました。
あと計画を立てると、立てたことに満足してしまって、いざ見て回るときに全然気合いが入ってないことがある、ということも計画を立てすぎない理由の一つです。
このような取り決めを自分に言い聞かせ、旅に出ました。
荷物はリュック一つに、Tシャツと下着の替えとカメラとちょっとだけ楽譜を詰め込んだだけです。身軽に行動できました。
次回より旅のお話本編です。まずは一日目の電車の旅のこととなるでしょう。
それから「旅のお話」という題名は、長崎浦上村のキリシタンが明治政府に迫害にあい(浦上四番崩れという)、流罪になって各地に流され旅をしたことを、そのキリシタン達が「旅の話」と呼んで語り継いでるところから来ています。
それでは。