竹内も@今週中に書いとかないと年内には終われない、です。
連載第19回、えらい長くなってしまいました。
グラバー園、それは開国時に活躍したトーマス・B・グラバーの旧邸を中心に明治の洋館を移築などして集めた、一種のテーマパーク。異国情緒が味わえ、洋館マニア(会ったことはないが)にはたまらない所でしょう‥‥。
しかし‥‥しかし‥‥私の感想は一言、
「つまんねええええぇぇぇぇぇっっっっ!!!!」
やっぱり直感は信じるものです。貧乏根性がわざわいしました(入る前気が進まなかったのですが、せっかく来たし、と思って入ったのです)。
歴史にも美術にも興味のない学生が、修学旅行で京都の寺社を強制的に回らされる感じがよくわかった気がします。私はここには何の興味も感慨もわきませんでした。
そんなにイヤなら早く出りゃ良かったじゃん、と思うかも知れません。実際私も早く出たかったのです。しかしここは、いきなりエスカレーターで園の一番奥まで連れていかれ、そっから出口に向かって観光しながら降りていくようになっていました。だからまっしぐらに出口を目指しても相当歩かねばならなかったのです。
グラバー園は全て石畳。移動手段は最初のエスカレーター以外徒歩。私の痛めた足を、石畳はさらにいじめてくれました。(;;)
ここで私の気を引いたのは、日本最初のアスファルト道路(なんだそりゃ?)、グラバービール(買えなかった〜)の二つくらいでした。
日本最初のアスファルト道路
普通の3倍くらいの時間をかけて、グラバー園から出ました。大幅なタイムロスです。何か回る所を減らさねばなりませんでした。大誤算です。
そんな失意の私の前にあった土産物屋、そこの前にあった物は‥‥!
出たあぁぁっっ!!オモシロ看板!!
「歓迎 冷やしソーメン ざるそば 有ります ご一行様」!!
なんだそりゃ〜〜!!\(^o^)/
流用するにしても、「歓迎」と「ご一行様」は隠せよ〜
どんな「ご一行様」なんだ、「有ります ご一行様」って〜
と、グラバー園のことなどすっかり忘れて(現金なヤツ‥‥)、土産物屋の前で爆笑する私がおりました。
素晴らしい看板(笑)
気を取り直した私は市電に乗り、浦上天主堂へ向かうことにしました。
残念ながら時間がないので二十六聖人殉教地は諦めたのです。
浦上天主堂に近い市電の松山町駅で降りました。
そこで私を待っていたのは、この旅最大の衝撃、ショックだったのです。
続く。
99.12.3