10/31(日)「現代音楽シリーズ」をお楽しみに!


★特別対談のお知らせNew
 今回の「現代音楽シリーズ」では創立35周年記念委嘱作品の初演にあたり、スペシャルゲストをお呼びしての対談を企画しています!ぜひご期待ください。

★曲目ご紹介New (メールマガジン「コレ・マガ」記事より転載)
 ◇10月も世界初演です! ~木下牧子「たいようオルガン」
 ◇A.ペルト「巡礼の歌」日本初演にご期待ください!
 ◇カンタータ<洪水>
   ―ギルガメシュ叙事詩・第十一の書板「大洪水の話」より


先週23日は京都公演[邦人合唱曲シリーズ]へ多数のご来場を頂き誠にありがとうございました!

今日から10月に入り、秋も本番の今日この頃。毎年10月にお送りしている「現代音楽シリーズ」の今年は、いわゆる「現代音楽」のイメージとは違う、楽しくそして味わい深い作品が揃ったプログラムでお待ちしております!

●A.ペルト/
  巡礼の歌(男声合唱と弦楽オーケストラのためのヴァージョン)
  弦楽オーケストラのための「オリエント&オクシデント」

エストニア生まれの作曲家アルヴォ・ペルト(1935-)は、自身が『ティンティナブリ(鈴鳴らし)様式』と呼ぶ独特の作風で知られ、同時代作曲家の中でもたいへん人気のある作曲家の一人です。
今回の公演では、日本初演となる男声合唱と弦楽オーケストラのための「巡礼の歌」、そして弦楽オーケストラによる「オリエント&オクシデント(東洋と西洋)」の2曲をお聴きいただきます。
ペルトは、その初期の独創性の追及を経てやがて古楽の研究に没頭した後、定常なテンポや簡素な和声を持ちながらもたいへんユニークな、彼独自の作風にたどりつきました。
合唱団男声が今練習している「巡礼の歌」の合唱パートは、同音の連続による斉唱のみによって構成されるという、それだけを取り出せば何とも解しにくいものながら、スコアを見ればこれとオーケストラとが合わさることでどのような響きが立ち上がるかと、実にわくわくさせられています。ペルトファンはも
ちろん、初めて聴く方にもきっと楽しんでいただけるプログラムです。

●木下牧子/
  たいようオルガン ―混声合唱とオーケストラのための―
                         (詩:荒井良二)

荒井良二氏の絵本を見ると、一見子供が描いたかのような楽しい絵にまず惹き込まれ、また読んで聞かせれば言葉が持つリズムの豊穣さに身も心も動かされます。(※氏のWebサイトにてその一旦を垣間見ることができます。)
荒井氏の大人気の絵本「たいようオルガン」に魅せられた木下牧子氏が贈る、今回の委嘱作。力強く色彩豊かな木下氏の音楽が、絵本の世界をどのようにいずみホールにて彩るのでしょうか!? 子供から大人まで皆さんにぜひ聴いていただきたい世界初演のステージです。

●千原英喜/
  CANTATA ・カンタータ<洪水>
   ―ギルガメシュ叙事詩・第十一の書板「大洪水の話」より

2009年に関西学生混声合唱連盟(関混連)による合同ステージで委嘱初演されたカンタータ<洪水>を、このたびOCM委嘱により『増補完全版』としてお届けします。
ギルガメシュ叙事詩は、ギルガメシュ王にまつわる伝説的冒険譚の数々がまとめられた、古代メソポタミアに伝わる世界最古の文学の一つです。「大洪水の話」は、世界中に言い伝えられている洪水神話の中でも最も古いもので、聖書の洪水物語(ノアの方舟)の原型と言われています。
西洋から東洋まで時空を超えた世界を交叉させ織り成す、千原氏の音楽の響きが、シュメール文明の世界を大阪の地に色濃く立ち上がらせます。


今回もぎっしり充実したステージの数々でお届けする10/31(日)の「現代音楽シリーズ」は、いよいよ1ヵ月後に迫りました。日本の音楽史の新たな1ページを刻むライブ演奏の数々を、ぜひ体感してください!
多数のご来場を心よりお待ちしております。

(2010.10.1. メールマガジン□■コレ・マガ■□第456号記事より)

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【2010/10/01】