No.564 '04/9/11

「ビール工場見学」「シュッツ・ハウス見学」そしてライプツィヒの「聖トマス教会」へ


最後の演奏会を「ケストリッツ」で終えた我々はオプショナル・ツアーを敢行します。
オプショナルも我々自身で計画を立てての旅行。一人旅するもの、夫婦で旅行する者、そしてグループで旅行する者、様々です。
もちろん、残念なのですが帰国する方達もいます。

ここで写真の掲載です。
全員の集合写真をここ「ケストリッツ」で録りました。
沢山の写真を撮ったと思います。また、今回は新しくデジタルビデオカメラも購入しました。沢山録っているのですが、掲載するのはこれが初めてですね。
オプショナル・ツアーに関しては時折写真を掲載する予定にしています。
それではケストリッツ「シュロス・ホテル」の庭での集合写真です。

朝早く帰国へと出発された方達には申し訳ないのですが、翌日はゆっくりと起床。
オプショナル・ツアーの第一日目(8月16日(月))は、ここケストリッツから始めることにしました。
我々が(というか、私が)最も楽しみにしていた(笑)黒ビールの銘ビール「ケストリツァー」の工場見学です。
7年前、ここで飲んで以来大好きになってしまったビールです。
大阪に帰ってきても、<日本広報担当>を自認する私です。(笑)
きっかけは7年前に訪れたとき、レセプションでこのビールを紹介されました。我が町の誇り、その熱い思いで注がれたことを今も思い出されます。
タイミングがあったのでしょうか、帰国してから直ぐ、私のところにケストリツァーから日本販売に際してのレセプション招待状が届きました。
残念ながら仕事が入っていたのと、会場が東京だったこともあり出席できなかったのですが、招待状が届いた時、とても喜んだことを記憶しています。

それ以来、「ケストリツァー」を追い求めての店探しです。
その愛飲のビールを造っている工場が是非見たく、オプショナルの最初を飾ることにしました。(笑)
やはりどこも同じですね、聞けば地元に住む方達も工場は見学したことがないらしく、私たちに同行するということになりました。「シュッツ・ハウス」の方達も見学です。
午前10時30分、工場に到着。(といってもホテルからほんの数分のところです)

楽しかったですね。工場の方に案内してもらい、ビール作りの工程や、歴史などの説明を受けます。
工場内の敷地で見る風景はどれも感激ですね。(笑)積み重ねられた瓶の箱、そこかしこに張られているポスター、どれも歓声があがります。(もうこれは病的です(笑))
「ケストリツァー」を作っているのはここの工場だけだそうです。
ということは、私たちが大阪で飲んでいるあの「小瓶」や「生」はここで作られたものなのですね。
そう聞くと、感慨深いものがあります。工場内の最新の機器によって目の前を通過していく瓶の何本かはそのうち私の口へと入るわけです。(笑)
つい、愛おしくなり、またノドも鳴りました。(笑)
沢山グッズを買いましたよ。30人近い人たちがまだ残っての買いものです。
工場内のショップの今日の売り上げは伸びたのではないでしょうか。(笑)
私もTシャツや帽子など買いました。
大阪でまた宣伝しまくりましょう。(笑)

午後は(2時過ぎ)「シュッツ・ハウス」の見学です。

(何故か私が撮ったシュッツ・ハウスの写真に良い構図のものがないのです。これは本当に残念です。団員が撮った中には良い写真があると思うのですが、この写真では日時が合いませんがお許し下さい。この写真、実は昨夜の演奏会後に撮ったものです。「アウローラ・ムジカーレ」と「シュッツ・ハウス」ということで録ったものです。夜の撮影、逆光、そしてもう一つ重大な問題点があるのですが(笑)。クイズです。何が一体重大な問題点(ミス)か?どうぞ当てて下さい。(笑)答えは次回に書きますね。(笑))

昨夜のレセプションで既に展示品を見せて頂いた者もいたそうですが、私はまだでした。
もう一度正式に案内して頂くということになったんですね。
以前来たときより館内は整理されており、シュッツの歴史や人なり、そして関連の事項についてよくまとまっていたと思います。
楽器などもあり、博物館としては規模が小さいとはいえ、一応役割は果たしているのではないでしょうか。(シュッツに関する資料や楽譜などはその他の地に分散されているわけですからいたしかたのないことですね)

さぁ、これからの移動はバスではなく鉄道になります。
ホテルを後にした我々は次の訪問地ライプツィヒに向かうべく駅へと歩き出しました。
話では<近い>ということだったのですが、これが意外と遠かったのですね。(笑)(だんだんとシュッツ合唱団らしくなってきました(笑)。移動は走りです。(笑))
20分ほどを荷物と共に大移動です。(大きなトランク、スーツケースなどはライナーくんが預かってくれました。こういうところがもう気が利くというか感謝感謝のライナーくんです)

4時前に「バート・ケストリッツ」駅から電車に乗ります。そしてライプツィヒです。
ライプツィヒで二泊するホテルは「ゲバントハウス」や「オペラ劇場」に面しています。
さて、ホテルにいったんチェックインしてから町へと繰り出すことにしました。(午後6時過ぎ)
様変わりしたライプツィヒと映りました。観光地「ライプツィヒ」です。
トマス教会へと向かいます。
その途中大がかりなデモ行進にあいます。詳しいことは判らなかったのですが、労働者の権利獲得、保護要求といったところでしょうか。
トマス教会に行けば、タイミング良く「夏のコンサート」が行われるところでした。
二つのトランペット、トロンボーン、そしてオルガン、チェンバロ(野外でのチェンバロの使用はちょっと(?)ですが)という編成です。
お気楽な演奏でしたね。二番トランペット奏者(日本人と思います)はなかなか良かったのですが、どうも私には全体の演奏は不評でした。(笑)
なんでしょうね。あまり練習していないのでしょう。それに、いかにも一般受けする歌い方なんですね。(って判って頂けるでしょうか?)
ちょっと雨が降ってきたこともあって、そそくさとその場を離れました。
近くのパスタの店に入ります。観光化してしまったことへの不満などちょっと一日の疲れもあってグチをこぼしていたのではないでしょうか。
以前来たときのライプツィヒは魅力を感じたのですが、物価が高いというだけでなく(皆がそう言いますね)、今回あまり好感度が高くない私です。

今日はゆっくり休んで明日に備えようとお店も早めに出ます。
で、ここで終わると良かったのですが・・・・・。
実はホテルを出たとき、正面にあるレストランに「ケストリッツァー」のマークを見てしまっていたんですね。(笑)
寝る前に<黒ビール>です。(ここライプツィヒを離れると「ケストリッツァー」にお目にかかることはないと思ったのが執着心となったのでしょうか(笑))
何人かと飲んだのですが、雰囲気が良かったせいもあってその夜は健やかに、そして気持ちよく寝ることができました。

次回はトマス教会訪問、バッハ像の前の演奏、買いもの、そして後々ずっと私の関心の的となった「ストリート・ミュージシャン」などの報告です。



No.564 '04/9/11「「ビール工場見学」「シュッツ・ハウス見学」そしてライプツィヒの「聖トマス教会」へ」終わり