'97/2/16

今日は<雨返し(あまがえし)>の日


昨日は晴れ。今日は温かくちょっと嫌な予感がしていたのですが、スキー場を向かう段になって雨が降ってきました。雪じゃなく、雨なんです。
こちらではこのような雨を雨返し(あまがえし)というそうです。
この雨の後は風が強くなり天気が荒れるので、昔からの言い伝えなのだそうです。
ということで、午前中は滑るのを断念しました

それじゃあということで、ここから大阪コレギウム・ムジクムのホームページの「マイヌング」を更新することにしました。
「マイヌング」や「合唱講座」の原稿は自分の部屋でじっくりと取り組むのですが、今回はスキー場からの原稿書きです。
前にも書いたように、私は非常に書くのが遅い。一行書いては休み、また一行書いては読み返しの連続。それで文章が巧くなり、気に入ればいいのですが、どんどんおかしくなっていく。
それじゃもう書くのを止めればと思うことしきりなのですが、それでもまた書きたくなるのですね。
旅先で書く原稿はやはり違うと思うのですが、どうでしょうか。(あまり違わないかな)
書き上げてから、和歌山バッハに送る原稿があったことに気がつきました。
急ぎの原稿でした。思い出してよかったです。
抱えて持ってきた仕事の一つでもあったのですからホント思い出してよかったです。
昼過ぎには朝降っていた雨がまだ雨交じりの雪の状態。滑る意欲も失せてくるといった状況ですし、その上、やはり雨返し(あまがえし)のせいでしょうか、風が強く窓から眺める風景は横殴りの雪。このことも手伝ってやはりスキーはあきらめ、原稿書きに専念することにしました。

原稿も送り、夜はナイターに行ってきました。
ゴンドラの乗り場からはゲレンデはモヤって何も見えません。
こんな風景を見るのは始めてです。
ゴンドラに乗って上がっていく間も、眼下のゲレンデやいつも見慣れているゲレンデは何も見えないのです。
ところが、3分の2ほど来た時なんですが、モヤっている切れ目から青空がみえたんです。
これは美しかったんです。上は晴れていたんですね。この風景は今も目に焼き付いています。来て良かったと思いました。
しかし、後がいけません。雪が重たいんです。膝ががくがくになって下りて来ました。
今その膝をさすりながらこれを書いています。
明日は昼過ぎまで滑る予定にしていますが、天気が荒れると予想されています。
昼過ぎにはニセコを発ち、夜には大阪に帰っているはずです。
ここで撮った写真を次には見ていただけるでしょう。
それではニセコからの報告はこれで終わりとします。

今日もどぶろくを少し飲み、夢を見る暇なく眠るんでしょうね。