'97/4/4

合唱ゼミナールのこと


今日、豊中の公民館の多目的ホールで私が担当している「合唱ゼミナール」があります。
久しぶりの「ゼミ」です。
私が提唱する「発声法」はこの「合唱ゼミナール」によって生まれ、育ちました。
その他にも「楽曲の分析」「音楽史」その他演奏にあたって必要な最低限の教養は これによって身に付けてもらったと思います。
一度区切りがついたところで、お休みしていたのですが、再開したということになります。

今回からは「和声」のことについて講義していくつもりなんです。
練習をとおして感じることは和声についての知識が少し希薄になってきていること。
理屈でなく体で覚えているシュッツ合唱団ですが、今一度理論としても把握してもらいたいと思って再開にふみきったんですね。
全員に通奏低音奏法を実践してもらおうと思っています。
上手くいけば今まで以上に音楽の組立方が理解してもらえるのではないかと期待しているんです。
音楽を日本語の語感で捉えてしまうと音の機能を見失ってしまいます。
一度言葉ではなく音だけで機能を感じる練習をしたいんですね。
この「ゼミナール」は大阪H・シュッツ合唱団だけを対象とはしていません。
始めは合唱団の基礎教育のつもりだったのですが、そのうち何人かはこの「ゼミナール」だけを聴講する人も増えてきていました。
今回もそうしようと思っています。
しかし、急に私が思い立って始めたものですからお知らせをする時間がありませんでした。(まぁ、いつものことですが)
もし、このページをお読みになって興味を持っていただいたのでしたら、メールでも事務所でもいいですからお便りください。
次回の開催日時をお知らせしたいと思います。

今回の目標は「和音とは何か?」という初級から始まって、相当高度な楽曲分析を行えるまでになってもらうつもりです。
月一回、聴講料が300円から500円でしょうか。
計画では4回で一区切りができるのではないかと思うのですが、これは皆の理解度に応じてその後も続けていくかもしれません。

'97/4/4「合唱ゼミナールのこと」終わり


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