No.119 '97/11/4

優しい朝


日曜日から月曜日にかけてシュッツ合唱団の合宿がありました。
新装した大阪国際ユースホステル(大阪府高石市羽衣公園)を利用させて頂きました。

東京公演のための合宿です。
今年もハードなスケジュールをこなしている合唱団、少し疲れた様子もありましが皆元気に参加しました。
初めての所なので緊張していたと思います。
メンバーの意見では練習場がまだ新しいせいか、建材の臭いで調子悪くなった者もいて余り好評ではありませんでしたね。
しかし、練習は「コーロ羽衣」の人たちがシュッツ合唱団の見学だといって顔を見せてくれたこともあって、(ほんとうにありがとうございました)充実した練習ができたと思います。

一階にある食堂は24時間空いていて、夜には別のグループ(家族だったかな?)ですが、ローソクに灯をともしたケーキを囲んで賑わっていましたね。
そこでなら時間を気にせず談話ができるそうです。これはちょっと嬉しかったです。
シュッツ合唱団では色々な話が飛び交うミーティング(飲み会ともいうんですが)が不可欠です。
これがないと合宿にはなりません(?)。
今回も夜遅くまで話し合いがありました。

しかし、いつもよりはよく寝たでしょうか。
朝の散歩など最近したことがなかったのですが、ユースの周りを少し歩きました。
公園内に施設は建っているものですから、環境は抜群にいいです。
美味しい空気をたっぷり吸わせていただきました。
一人で、あるいは二人で(ご夫婦でしょうか)、朝の散歩を楽しんでおられる方々に沢山すれ違いました。
夜の思考と朝の思考は違いますね。
夜はどこか暗くなりがちで、マイナス思考に陥りやすいです。
朝はちょっと明るく、開放的になり希望が持てるような思考になります。
これは美味しい空気と優しい秋の陽光の恵みですね。
草木は新鮮に輝いているように見えていました。春や初夏のような生命力に満ちた草花の香りではありませんが、人の心を落ち着かせるに充分でした。
忙しくしていたせいでしょうか、こんな朝があったことを忘れていたんです。

「優しい自然」に触れた私の心の衝動の一瞬でした。

 

'97/11/4「優しい朝」終わり