No.183 '98/10/12

二大レクイエムが終わりました


昨日、いずみホールでの「二大レクイエム」が終わりました。

「フォーレとモーツァルトを同時にするなんて」という意見を聞いていました。
きっとその意味は、「大変ですね」というのと「良い組み合わせ。おいしいな」ということではなかったかと思うのですが、実は、楽しみながらも・・・・結構「大変でした」。

チョット内輪話になってしまうのですが・・・・・。
今回練習場が一回一回移動しました。
合唱団の練習場は「相愛」の教室をお借りして行っています。これは定例化しています。
しかし、オーケストラと合わせをするときは移動しなければなりません。
総勢100名ほどのスペースがいるのですね。
しかし、これがまた理想的な音響とか、交通の利便、舞台の形状とか、うまくいかないんですね。
「専用の練習場が欲しい」これがみんなの合い言葉になっています。

今年の夏、ドイツでの演奏会の合間に練習場としてお借りした教会のことを思い出します。
そこでは落ち着いて音と対面することができました。
響きが良かったこともありますが、練習を重ねるごとに条件が異なることへの修正をしなくてもよかったんですね。
専用の練習場の良さとは、変わらない諸条件のなかで余計な神経を使わずに専念できることです。
今回は少し「イライラ」させられました。

演奏の感想をいただけましたら嬉しいです。
毎度のことですが、<なまもの>はやはりいろいろあります。
上手く運んだこと、思ったようにはいかなかいもの、意外なアクシデント、終わってしまえば<後の祭り>です。
しかし、この<生き物>がまた楽しいのですね。
その意味でも昨日の演奏は、合唱団、オーケストラとのコンタクトが楽しかったです。

多くの方に聴いていただきました。
ありがとうございました。

No.183 '98/10/12「二大レクイエムが終わりました」終わり