No.185 '98/10/30

<批評>の収集と翻訳


ドイツでの演奏会評が出揃いました。
皆さんにも読んでいただけるよう、OCMのホームページに掲載されています。
もしよろしければ読んで頂ければ嬉しいです。

今日はこの評(主に新聞の演奏批評です)の 収集の仕方をお教えしたいと思います。
日本では残念ながら新聞にはあまり多くの演奏会評は掲載されませんね。
掲載されたといっても集めるのに手間暇かかるものでもありません。
しかし、ドイツなどでは何処にいつ載るかちょっと全部は把握しにくいんです。
ですから、これらを収集する専門の会社が存在します。
例えば、今度の我々のレニンでの演奏会に関する記事を集めたいと思えば、この会社に頼んでおくと、後にドイツ全国にわたって検索をし、集めてくれるのです。
今回も、演奏会案内や当日の演奏会評など全ての記事を集めました。

日本にもこういった会社はあるのでしょうか。演奏会の記事集めといった要望はないかもしれませんが、データを揃える会社はあるかもしれませんね。

で、揃った記事は次に訳さなければなりません。
この翻訳の作業がまた厄介なのですね。
参考文献やテキストなどは私も訳すのですが、文章となるとそうはいきません。
ましてや、自分が演奏した、あるいは責任者の当人がそれに関する批評文を訳すのは骨が折れます。
どうしても自分よりの訳仕方になってしまう恐れがあるからですね。
ということで、他の方に訳していただいています。
今回も、高橋 憲氏、そして突然ではありますが濱中久美子氏にもお願いしました。
この場を借りて感謝申し上げます。

二ヶ月遅れとなりましたが、やっとこれで「ドイツ演奏旅行」が終わった、という感じです。
皆さんにもできる限りドイツでの演奏会がどのようなものだったかを知っていただきたく公表いたしました。
「新聞批評」お読みいただけましたら幸いです。

No.185 '98/10/30「<批評>の収集と翻訳」終わり