No.245 '99/11/22

「アウローラ・ムジカーレ」の演奏


昨日、「アウローラ・ムジカーレ」の演奏会がありました。
京都の文化博物館別館ホールがその会場です。

歌が「鑑賞用」であるとか、「知識、教養」に成りつつあるのではないかと少し危惧を覚える昨今です。(歌はいつも我々の傍らに居て欲しい、と私は願っています)
「アウローラ・ムジカーレ」の歌を聴きながら、心で口ずさんでもらえるような演奏会になればと思って企画を立てます。
プログラムはいつも悩みます。全ての人に満足していただければいいのですが、これはちょっと無理な話ですね。
「アウローラ・ムジカーレ」の良さも発揮でき、なおかつ聴衆のニーズにも応えられるというプログラムを考えるのですが、これが悩みのタネです。

今回は、第一部ではちょっとHな歌詞も含んだ、恋歌や戯れ歌、シャンソンを選びました。
曲は結構真面目ですね。しかし、歌詞は大変な内容です。書き出してみるとちょっと問題かもしれません。
ということで、歌詞カードは無しにして、私のトークで進行させることにしました。
トークは難しいです。メンバーが喋りながら進行していくのが一番相応しいと思うのですが(倉橋さんなんか喋らせるとなかなかいいですよ)、今回は負担が大きくなると思い、私がしゃしゃり出ました。
結果としてはあまりうまく運べたとは言い難いのですが、演奏は頑張ってくれましたね。

後半は、彼ら達の演奏のみで進めました。(最初に雰囲気をある程度作っておくと後がスムーズにいきます。もう、彼らのペースになり始めていたんじゃないでしょうか)
後半になるほど熱っぽくなっていきました。
いつものようにアンコールも盛りだくさん用意し、全て歌いきりました。
歌い始めてから二時間を過ぎていました。
<歌いたい>メンバーの集まりです。
ルネッサンスから現代まで、ジャンルもクラシックからポピュラーまで気に入った曲なら何でも歌いたいと思っていますね。

第二回目の「アウローラ・ムジカーレ」の演奏会でした。
これからも定期化するのですが、次回はちょっとプログラムの刷新をはかろうと思っています。
別に今までが<良くなかった>ということでもないのですが、もっと彼ら達のパーソナリティが出てくるものにしたいと思いました。
こうご期待です。

歌がもっと身近になればと思います。
一緒に歌える<うた>を聴いていただく。これが「アウローラ・ムジカーレ」の目標です。

No.245 '99/11/22「アウローラ・ムジカーレ」の演奏」終わり