No.333 '00/10/26

久しぶりの「メサイア」


明日27日、明石市民会館で「メサイア」を演奏します。
久しぶりです。

OCM合唱団(旧シュッツ合唱団)が演奏したのは7年前になるそうです。会場はザ・シンフォニーホールでした。
その演奏会の終了後に私は言ったそうです。
「もうこの曲を定期演奏会では取り上げないだろうね」と。
でもその後、すぐにこうも言ってるんですね。
「演奏依頼があればどんどん演奏したいなぁ」

一応私の中では完結した(基本的な解釈はということですが)ものとなったのですね。
後は聴いていただける聴衆さえいてくだされば、新しい表現を試みながらいつでも演奏できるレパートリーの一つとなったということでなんです。
今回のお話があったとき、喜びましたね。嬉しかったです。

神戸国際大学付属高等学校の<芸術鑑賞会>での演奏です。
相手は高校生です。
これも私が望んでいたものでした。
若い人たちの反応が一番勉強になります。
正直ですね、彼らは。
少し怖い気もするのですが、どんな反応を見せてくれるか楽しみなんです。
クラシックでありながら、クラシック風に演奏をしないでやろうと思っています。
あるのは<音の楽しみ><音の面白さ>、そして<音の美しさ>です。
そして、いい大人たちの<一生懸命の姿>を感じ取ってもらおうと思っています。

この高校生の中から、<音楽好き>が生まれますように。
いや、<クラシック嫌い>だけは作らないような演奏はしたいですね。
怠惰と感じるような習慣的な演奏だけは避けたいと思っています。

ただ、このような演奏会は朝早いのが難点です。(笑)
いつも夜のコンサートに慣れている我々にとって、先ず朝から体と頭をフルに使うということがそもそも難行。(笑)
この点だけが気が重いです。
明石は遠い。というイメージだったのですが、実際は大阪からそんなに時間をかけなくても着いてしまいます。
しかし全員が会場へと無事着いてくれるかどうか気がかりです。(笑)(遅刻の常習者が・・・・・・・)

過密スケジュールの中、少し団員たちに疲れも見えているのですが昨日の練習ではなかなか良い演奏をしてくれていました。
いつもの、<本番でのノリ>を期待して楽しむことにします。

No.333 '00/10/26「久しぶりの「メサイア」」終わり