No.344 '00/12/3

携帯電話の話・・・・・続きます


昨日は和歌山のTIホテル。
今日は守口のPホテルに宿泊です。
携帯電話の話、もう少しいいですか。
このホテルの朝食時のことを書きたいんです。

このホテル始めての利用です。
この系列、以前あまり良くない印象でした。
でも今回のことで少し良くなったかもしれません。(でも、ここを利用する事ってもうないかもしれませんが)
で、いつものように朝食に一階のレストランへ。

静かなんですね。お客さんもそこそこ入っています。でも静かです。
黙ってお食事をしていらっしゃる方もいるのですが、皆さんカップルやらグループやらお喋りしながら食事です。
でも静かです。
ヒソヒソ話風ではないんですよ。お喋りしている空間だけがその範囲。いい感じなんです。
お隣に座っていらっしゃったご夫婦など楽しそうに適切な間を持ちながら会話が弾んでいます。
フルーツを召し上がっている奥さんの仕草が可愛かったです。
ただ一組、3人のおばさんの声が大きくなりかけはしましたが、でも直ぐにその内容が聞こえないほどの声量に落とされます。
まぁ、BGMはなっているのですが、これが昨日のTIホテルよりもさらに音量が小さいのです。
何の曲だか解りません。
ホール全体が静かなのに、でも聞こえない音量。(これって意味在るのかなぁ、と思ってしまいました。これなら流さないほうがいいと思うんですね)
みんな抑制できてるなぁ。マナーがいいなぁ。と感心しながら食事してました。(心穏やかに食事ができました)

その時です。
一人の外国人(どの国の方かは判りませんでした)がすっと席を立ってレストランを出ていきます。
背の高い人でしたのでよく目立ったのだと思います。
携帯が鳴ったために席を離れられたのですね。
音がしたようには思いませんでしたから、きっと音量は消していたか、それとも小さくしていたと思われます。
とにかく、その対応ぶりがとてもセンス良く思われたのでした。

興味があったのものですから、電話をし終えて帰ってこられたその方を目で追いました。
日本人二人とその方を含めた外国人が二人。計4人での食事ですね。きっと商用でしょうね。
紳士的な感じがしてとても気持ちよかったです。
私など、打ち合わせの時には見習おうと思いました。ついその場で携帯を取ってしまいそうだからです。
でも、こういった関係では外へ出て会話したほうがいいですね。プライベートとそうでない区別がハッキリしていいです。

でも、少し考えました。
たとえば、これが親しい人の関係だったらどうでしょう。外へ携帯を持っていっていいのだろうかと。(私など、合唱団の人たちとか、アンサンブルの人たちと一緒の時などがその場合ですね)
こんな場合はその場で取って話したほうがいいかも知れないのです。
周りの状況もありますが、会話にとって必要な内容であるならばその場で取って皆にも聞いてもらってもいいですからね。
携帯電話の使用に関しては、どのような状況にあるかによって対応の仕方を変えなければなりません。
とても親しいか、それほどでもないか、あるいはプライベートなことは触れない、触れてもらいたくない関係かなどによって対応が違って良いわけです。
場所によっても変えなければなりませんね。
しかし、これは前回にも書きましたように、我が国ではなにかバランスが悪いように思います。もっと他のマナーの悪さこそ指摘されなければならないじゃないだろうかと思うわけです。
とにかく画一的に取り扱われることに私の心が騒ぐんです

たくさん人が利用していたにもかかわらず静かな朝食でした。
気持ちよく会話されている声の集まりが活動の活発化をうながしているようです。
携帯電話を取って外へと出られたその背の高い外国の方、その印象が脳裏に焼き付いています。

さて、和歌山バッハの演奏会が終わりました。
そのことは次回ですね。

No.344 '00/12/3「携帯電話の話・・・・・続きます」終わり