No.367 '01/5/26

明日、岡崎での演奏会です


愛知県岡崎市での「アウローラ・ムジカーレ」の第一回演奏会が明日行われます。
能舞台でのコンサートです。
ヨーロッパの教会音楽が能舞台(「花朋会敷舞台」)にどう響くか?楽しみです。
曲は他に、日本の唱歌や武満のメロディーを響かせますし、千原英喜氏の「唱歌(しょうが)」も歌います。

今回、能舞台でのコンサートということで「アウローラ」の衣装も変えてみました。
衣装作り、これ全部我が団が誇る「衣装制作部」(?)なるものが作るんですよ。
なんでもこなす団です。(笑)
私の無理難題なイメージを現実のものにしてくれるんです。感謝です。
そして見事な衣装が昨日!出来上がりました。(涙)

計画では、今年から3年かけて演奏会をシリーズ化する予定になっています。
この演奏会は呼びかけ人である天野幸輔さんが<シュッツの受難曲の岡崎初演>を目指して計画したものです。
天野さんはホスピス・ボランティアの貴重な体験を教育の場へと実践されている中学校教諭で、つい先日もNHKのテレビでその授業が放映されました。
その彼が「日本・死と芸術研究会」なるものを立ち上げ、その第一回公演として企画した演奏会なんです。
彼の活動に賛同するものとして、この演奏会を引き受けました。
活動に声援を送りたいとの趣旨で演奏会を進めて行くつもりです。

それにしても<シュッツの受難曲の岡崎初演>、なんて大胆なんでしょう。
でも嬉しいですね。
沢山の方々に、<シュッツ>の真摯な音楽、切実な祈り、その強固な精神的な音楽を聴いて頂ければと思っています。
シリーズの一回目である明日の演奏会ではシュッツの作品を含めた「祈り」の音楽、そして私たちのアイデンティティである「日本の歌」を通して、<生きていることの喜び>を感じて頂けるようなプログラムを組みたいと思いました。
「アウローラ・ムジカーレ」がそれらをきっと見事に表現してくれると信じます。(今回は指揮することをやめました。10人による個性豊かな<生きている>アンサンブルを楽しんで頂ければ嬉しいです)

演奏会の共同企画という形で共催くださった「朋の会事務局」の羽田野様には感謝です。
岡崎に、<人間讃歌><生きる喜び>を響かせたいと思っています。

No.367 '01/5/26「明日、岡崎での演奏会です」終わり