No.399 '01/11/24

東京公演の後は伊豆です


東京公演の後は伊豆に来ています。
いつもなら石垣島でのダイビング、ということになるのですが今年は公演が遅く<伊豆>での骨休めです。
東京公演の演奏内容は少し傷は(ミスですね)出てしまいましたが、お客さまには喜んで頂いたようでホッとしています。
後のレセプションでの話にもあったのですが、アンコールも終わり(シュッツの作品を演奏したのですが好評でした)、合唱団の退場で最後の一人になるまで大きな拍手が鳴り止まなかった合唱の演奏会は見たことがないということでした。

下の写真はホールでのリハーサル風景です。

会場のカザルス・ホールもどうやら今年限りとなってしまいそうなのですが、お世話になった会場に別れを告げる思いで棒を振りました。
来年からは会場を変えての「東京定期演奏会」となります。(会場の発表はもうしばらくお待ち下さい。一応押さえてあるのですが、ハッキリと決定した段階でお知らせしたいと思っています)

レセプションの後の二次会は深夜3時半頃まで。
よく喋り、飲みました。
皆、演奏後の火照りを冷ますかのように時間を熱っぽく過ごしましたね。

一夜空けて今日は例のカラヴァッジョ展へ。
行列が出来るぐらい展覧会場は盛況でした。
以前に私は見ているのですが、再度見てまた新たな感動を持ちました。
やはり私はバロック的なものに惹かれる体質なんですね。(笑)
カラヴァッジョに影響を受けた画家の作品も並べられているのですが、断然違いますね、放っているものは。
音楽でもそんなふうに放てる演奏にしたいものだと改めて思いました。
我々は総勢30人にも及ぼうかと思われる団体さんでした。

今は温泉にもつかり、体を休めているところです。
すでに頭は次の演奏会に向かって働き始めているようで、ちょっと回復が早いかもしれません。
沢山の課題を解決する気力も湧いてきています。
一つ一つを積み重ねて良くしたいと思っての演奏活動です。
完成されたものだけではなく、完成へと向かうプロセスの在り方もまた活動の一つだと思っています。
そのことから判断すると、昨年より合唱団の声も随分成長したと思いましたね。
ホールへ入ってからの第一声でそのことを感じました。
まだまだ成長できるとの確信です。
きっと、私の回復の早さはそれが原因ではないかと思われます。
まだまだ心躍る毎日です。

No.399 '01/11/24「東京公演の後は伊豆です」終わり