No.432 '02/6/29

舞台での「衣装」と「振り付け」


既に今日(30日)、女声合唱団「コーロ羽衣」の定期演奏会の日となりました。
一年は早いものだと思わされています。

いつも言うことなのですが、この合唱団は設立の時からのお付き合いです。
楽譜の読み方からやりました。
二声の曲からハモリの練習。
難しいことを言ってはいけません。(笑)
しかし、妥協してもいけません。(笑)
とにかくまっしぐらに「音楽」だけをしてきました。

創立当時のメンバーも結構います。
<純粋培養>の成果です。(笑)
その合唱団が今日初めてある挑戦をすることがあるんです。
衣装のセンスにはちょっと定評があるらしいのですが(私もいつも楽しませていただいています)、それだけではなく、ホール全体を駆けめぐる団員の登場です。
そして「かぶりもの」も登場。
一体どんなものかは見てのお楽しみ・・・・・。
と書きたいところですが、書いてしまいましょう。

<トトロ>と<猫バス>が現れます。そしてちょこっと<真っ黒くろすけ>も顔を(?)出します。
アニメ・ソングのステージを今回作ったのですが、これに登場というわけです。
長く演奏会をしていますが、こんな企画は初めてでした。
最初、何食わぬ顔でその企画を提案したのですが、てっきり強い反対が起こるのではないかと少し心配したのですが、これがなんとすんなりと通ってしまったんです。(笑)
で、そこからが凄かった。
私の案は、「<トトロ>が出てくるなんていいなぁ」とか、「猫バスだけは絶対に走らせてね」とかいう具体性に欠ける発言だけ。
しかし、団員は見事にそれを視覚化し、画を描き(これが素晴らしい!)、これらを作ってしまったんですね。
見たとき、感激しました。
また、それぞれの才能にも脱帽。
とにかく、団員が協力し合っての制作は見事な出来上がりとなりました。

嬉しかったですね。
歌を楽しみ、舞台を楽しみ、人との出会いを楽しむ団員の顔はそれはそれは眩しく感じるものです。
まだまだぎこちないところもあるかもしれませんが、温かく見守って頂きたいなと願っています。

人生の哀歓を綴りたいと思っています。
人生が「語られる」、そんな舞台にしたいですね。
多くの時間を費やして作り上げてきました。
それも、来ていただく聴衆の方々と共に有意義な、そして楽しい、充実した時間を過ごしたいという一念からです。
一年の総仕上げです。聴いていただく皆さんに感謝しながら、団員それぞれの「人生」の色模様をお見せしたいと思います。

No.432 '02/6/29「舞台での「衣装」と「振り付け」」終わり