うえおとぱんだろんの山形紀行その5

『郡山で時間待ち』

From: tueda@sunmoretec.co.jp
To: OCM-mlist@collegium.or.jp
Subject: [OCM:04701] 山形紀行その5
Date: Wed, 30 Dec 1998 10:17:17 +0900
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うえおとぱんだろんの山形紀行その5
『郡山で時間待ち』

黒磯から福島へ向かう途中、郡山で20分程度の時間待ちが
ありました。これだけあれば、駅弁を買うことができます。と、
言うわけで、ぱんだろんがダッシュしました。

座席と荷物を確保するために、うえおは列車内に残っていま
した。するとその時、窓の外にもうもうと白煙があがるではあり
ませんか。一瞬僕は、

 『ああ、やっと僕のところにも、神様が金の斧を持ってきて
  くれたのだぁ!』

と思ったのですが、どうも様子が違います。窓の外をよく見ると、
D51が停車しています。白煙の主は、どうやらこいつだった様で
す。僕の乗っていた列車が、丁度撮影のグッドポイントだった様で、
『マル鉄な人たち』が、車内にまであふれかえっておりました。(^^;)

そうこうしているうち、ぱんだろんが弁当を抱えて帰ってきました。
『鮭はらこめし』という名前で、ひとくちサイズの鮭の切り身と、
いくらがまぶしてあるごはんで、漬物とモロミが添えてありました。
肝心のお味も、グーっ、でした。(^^)

そして目の前のD51は、関係者と思しき数人だけを乗せた客車を
率い、黒い煙とともに出発していきました。発車直前の汽笛一声が
腹の底に響きました。SLファンの気持ちが、少しだけ判ったような
気がしました。

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