旅行記その3

『金が無い!・・・プラハ到着』

そうこうしているうちに、(って、うえおとパンダロンは前日の明け方まで飲みながら話こんでいたので、車中はほとんど寝ていましたが。)プラハに到着しました。駅名表示は『PRAHA-HOLESOVICE』となっています。しいたけさんたちは、駅名など見る風もなく、すごい勢いで歩いて行きます。まるで、この駅の事は庭の様に知ってるようです。

プラハには、無事に到着したものの、とりあえずお金がありません。チェコで使用される通貨は『コルナ』と呼ばれ、1Kc=4yen程度です。
ガイドブックでは、両替は銀行ですべし、とあります。町の両替商はレートが異常に高かったり、レートを低く表示している所は、手数料が高かったりして、よろしくないそうです。しかし、降りたった駅には、両替商はたくさんありますが、銀行はなさそうです。とは言え、1コルナも持たない状態では地下鉄にも乗れません。

  『じゃぁ、少しだけコルナに替えておきましょう。』

というやいなや、しいたけさんは、両替商が林立する通路に向かってまっしぐらです。僕も慌てて後を追ったのですが、一瞬にしてしいたけさんの姿を見失ってしまいました。(^^;) 首をかしげつつパンダロンの所に戻ると、まもなくしいたけさんが戻って来ました。どうやら、一番近いけれども、通路の角に隠れて一番目に付きにくい所にある両替商の窓口に並んだようです。普通は、あんな所に窓口があるとは気づきませんよ。結局、両替をし損ねたうえおは、しいたけさんに借金をする事にしました。

今回泊まったペンションへは、市の中心街(Zentrum)から、さらに地下鉄に乗って行きます。ドイツで鉄道に乗られた方はご存知かと思うのですが、こちらの改札は日本の物とは大分趣が違います。まず、改札口に『バリケード』がありません。自動販売機で買った切符に、日付を刻印する機械があるだけです。そう、自動販売機なんです。しかし、手元にはお札しかありません!

ここでまた、ガイドブックの登場です。『1日券』や『2日券』というものがあるらしい。翌日もありますので、ここは『2日券』を買いましょう、と相談がまとまりました。ガイドブックには、駅のインフォーメーションやキオスクで売っている、とあります。しかし、回りを見回してもそれらしい物は見当たりません。さあ、ここからは、しいたけさんの独壇場です。(^^)

まずは、改札口横にある小さな窓口に向かって、英語でまくしたてます。

  し:『2日券が欲しいんだけど。』

どうやら、英語は通じないようです。おじさんが困った顔で、『わかんねぇよ』ポーズをしておりました。

  う:『ドイツ語の方がいいんじゃないの?』
  し:『えっと、ドイツ語では何て言うんだっけ?』
  う:『twei Tages Kartenかなぁ…(結構いい加減!)』

あとはもう、凄い勢いで、twei Tages Krtenを連呼しておられました。(^^)幸い、おじさんにはこれで通じた様で、階段を降りて向こう側へ行けと、ジェスチャで教えてくれました。階段の向こう側へ行って見ると、どうやらそちら側が地下鉄の表口だったようで、大分賑やかです。キオスクも、あります。今度はキオスクで、4人でtwei Tages Kartenを連呼しましたら、反対側の窓口を指します。もちろん、真っ先に移動をしたのはしいたけさんです。ここでもtwei tages kartenを連呼しましたら、おばさんが何事か行って、手元の切符を見せてくれました。

  窓:『2日券というのは無い。24時間券か、3日券ならある。3日券にするか?』
    (と、言ったんだと思う。ドイツ語で。(^^;))

結局、3日は多いので、24時間券を買う事にしました。ここでも、成行きで、しいたけさんに借金です。(^^;)

とりあえず、無事に地下鉄に乗る事が出来、ペンションへと向かいました。



今回は、写真はありません。しいたけさんのあまりの勢いに圧倒されて、写真をとるのを忘れておりました(^^;)…というのは冗談ですが、圧倒的な行動力には、本当に驚きました。もちろん、このパワーはまだまだ続きます。お楽しみに。(^^)

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