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□■コレ・マガ■□
【大阪コレギウム・ムジクム メールマガジン】
(NO.098 2003.8.1 発行)
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※このメールマガジンでは、大阪コレギウム・ムジクムの活動状況、演奏会、
CD発売などの最新情報をお伝えいたします。
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近畿では先週末にようやく梅雨明けしましたが、夏らしくない日がつづいてい
ます。東北地方では日照時間が不足し、稲にも影響が出始めているとか・・・。
暑いのは嫌ですが、あたりまえのことがあたりまえにある大切さを感じます。
「さむさの夏はオロオロ歩き・・・」という一節が浮かびます。これから本格
的な夏の暑さがやって来て、被害が少なくて済んでほしいですね。
それでは、今週の□■コレ・マガ■□をお届けいたします。
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┏♪今週の目次♪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
1.一意直到 〜当間です〜
2.今週のトピックス − 合唱曲「みなまた」 −
3.お知らせ − 当間修一、山口県へ出向く! −
4.2003年第10回東京定期公演 ご支援のお願い
5.演奏会情報 − 9月〜12月のコンサート −
6.ホームページ更新情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━♪今週の目次♪┛
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◆◇◆◇ 一意直到 〜当間です〜 ◆◇◆◇
最近、私の幸福って何だろうと考えることがありました。
人って、幸福を求めて生きているんですよね。
決して辛い目を欲しながら生きようなんて思って生活してるわけではありませ
んよね。
で、私の幸福とは何だったんだろうと思い起こしたんです。
●自由ということ。
●私自身で良いんだということ。
そして
●皆と仲良くなれること
これだったことを思い出しました。
自由とは<好き勝手にしたい>ということではありません。
強いられること、納得のいかないことをしなくてもいいということですね。
また、嘘をつかない、自分をごまかさないで生きていけるということ。自分以
上のことは欲しない。欲張りすぎないということでもあります。
そして、相反することのように思われるかもしれませんが、個人がそのような
自由を求めながら周りの人たちと理解し、協力し合ってそれぞれに「らしく」
生きる、これが幸福なんだと今思えるんです。
芸術ってそれらを達成するための「媒体」ではないかと思っています。
私が音楽することは幸福を求めてです。
この幸福、一筋縄では行かない辛く、思い悩むことの多いものですが、幸福っ
てそんなものだとも思えるんですね。
そんな簡単に手に入るものではないと思うんです。
幸いにも「音楽」が私の職業になりました。
少しは自由になれたと思っています。
また私自身でありえたと思います。
あとは皆さんと幸福になることですね。
仲間とも、聴衆となっていただいている皆さんとも、そしてもっと広くまだ出
会えていない人たちとも仲良くなりたい、それが私の求める幸福の仕上げです。
そのために考えたいと思うんです。
智恵をだして、考え抜いて、実行していく、これが人生後半の私の生き甲斐だ
と知りました。
全うできるかどうか確かな保証はないというのが人生でしょう。
しかし、それに向かっていく希望はまた枯れないでいるようです。
頑張ろうと思います。
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◆◇◆◇ 今週のトピックス ◆◇◆◇
【合唱曲「みなまた」】
いよいよ8月に入り、今年後半の演奏会に向けて、また本格的に動き出す時が
やってきました。
今週は、9月の邦人合唱曲シリーズで演奏されます、柴田南雄作曲の『合唱曲
「みなまた」』をご紹介します。
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合唱曲「みなまた」は、1992年、柴田南雄氏76才の時の作品で、同年、水俣市
にて地元の合唱団により初演されました。
歌詞の構成は妻の柴田純子氏により、以下の3部からなります。
1.海
2.浜の唄
3.淵上毛銭の四つの詩
1部は水俣出身の作家、徳富蘆花の「自然と人生」、そして本居宣長の「古事
記伝」から引用し、テキストとしています。水俣の美しい自然が主題です。
2部は水俣の民謡より、「田植唄」「蕨採唄(わらびとりうた)」「子守唄」
「籾摺唄」。
3部は、これも水俣出身の詩人、淵上毛銭(1915〜1950)の詩から4編を用い
ています。
曲中では、水俣病そのものが歌われることはありません。3部に用いられる
淵上毛銭の詩の中に、それをイメージさせる詩句がわずかにあるくらいです。
しかし楽譜の冒頭文で作曲者は、
『自然と人間生活の、人間の手による破壊という問題を念頭において、各部の
素材が選ばれた』
としています。
やはり水俣を歌うのに、完全に避けて通ることはできない問題なのです。
また柴田氏は、冒頭文の最後を、次のように締めくくっています。
『「水俣―川の出会うところ―」という美しい地名が、世紀の公害病と結びつ
いて世界に知られるようになったのは、じつに不幸なことだ。しかし、水俣病
は一つの地方、一つの国だけの問題ではない。全曲の結びの言葉である「明日
という日がたしかに約束され」るために、われわれは何をしたらよいのか、合
唱曲「みなまた」を歌われる合唱団の一人一人に考えていただきたい』
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柴田氏のこの曲に込めたメッセージが、どのように表現されることになるで
しょうか。客席の皆様と、思いを共有できれば幸せです。
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◆◇◆◇ お知らせ ◆◇◆◇
周南市文化会館(山口県徳山市)にて行われるNHK学校音楽コンクール
山口県コンクールにおいて、当間修一が審査員を務めます。
8月7日(木)=中学校・高校の部
8日(金)=小学校の部
今回はどんな「出会い」があるのでしょうか・・・!
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◆◇◆◇ 2003年第10回東京定期公演 ご支援のお願い ◆◇◆◇
皆様にはすでに演奏会予定のコーナーでご案内しておりますように、今年の
東京定期公演でシンフォニア・コレギウム OSAKAが正式な東京でのデビュー
を致します。
室内合唱団の定期公演として年に一度の東京での演奏会を多くの方々から本当
に楽しみにして頂いておりますが、「シンフォニア・コレギウム OSAKAの演奏
も是非、東京で」とのお声を沢山頂き、第10回目の今年、やっと実現となり
ました。メンバー一同、東京での演奏を心より楽しみに思っております。
しかしながら、交通費・宿泊費などの諸経費を賄うことが大変厳しく、
コレマガをご購読の皆様にも是非ともご支援とご協力をお願いできればと
お知らせさせて頂きました。
寄付につきましては一口/2,000円からお願い致しております。
詳しくは事務所(office@collegium.or.jp)までご連絡頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
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◆◇◆◇ 演奏会情報 ◆◇◆◇
http://www.collegium.or.jp/html/ensoukai.html
お問い合わせは
「大阪コレギウム・ムジクム」事務所(06-6929-0792)まで
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9月17日(水)┃ 第260回 マンスリー・コンサート【音楽市場】
午後7時開演 ┃ 日本福音ルーテル大阪教会
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●H.シュッツ/ガイストリヒェ・コーアムジーク(宗教的合唱曲集)より
●J.S.バッハ/フーガの技法 BWV1080 より
●J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ3番ホ長調 BWV1006
ヴァイオリン/木村直子
●W.A.モーツァルト/弦楽五重奏曲4番ト短調 K516
【演奏】大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団
シンフォニア・コレギウム OSAKA
【指揮とお話】当間修一
【料金】一般2,000円 シュッツの会会員1,300円 学生1,000円
【発売】大阪コレギウム・ムジクム事務所(06-6929-0792)
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9月27日(土)┃ 邦人合唱曲シリーズ Vol.9
午後4時開演 ┃ 京都府立府民ホール「アルティ」
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●千原英喜/混声合唱のための「どちりなきりしたん」
●三善晃/木とともに 人とともに
●柴田南雄/合唱曲「みなまた」
●鈴木憲夫/混声合唱のための「高原・イーハトーヴ」
プログラムには入っていませんが、「木下牧子アカペラ・コーラス・セレク
ション」から何曲かお届けすることができるかもしれません。
お楽しみに・・・。
【指揮】当間修一
【ピアノ】木下亜子
【演奏】大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団
【料金】一般 3,300円(当日 3,500円)、学生 1,800円(当日 2,000円)
高校生以下 1,000円
【発売】大阪コレギウム・ムジクム事務所(06-6929-0792)
京都府立府民ホール「アルティ」(075-441-1414)
チケットぴあ(0570-02-9999)
チケットぴあpコード予約(06-6363-9966[Pコード242-754])
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11月9日(日)┃ 第10回東京定期公演
午後2時開演 ┃ 第一生命ホール(東京・晴海)
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●千原英喜/混声合唱のための「どちりなきりしたん」
弦楽のためのシンフォニア第1番「天地紋様 てんちもんよう」
【委嘱作品】
●A.ペルト/ベルリン・ミサ
●H.シュッツ/ガイストリヒェ・コーアムジーク(宗教的合唱曲集)より
【指揮】当間修一
【演奏】大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団
シンフォニア・コレギウム OSAKA
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11月24日(月休)┃ ベートーヴェン その魅力のすべて シリーズ
午後4時開演 ┃ いずみホール
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●L.V.ベートーヴェン/交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」
ミサ曲 ハ長調 op.86
【指揮】当間修一
【演奏】大阪コレギウム・ムジクム合唱団
大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団
シンフォニア・コレギウム OSAKA
【料金】S席5,000円、A席4,000円、B席3,000円
学生 2,000円、高校生以下 1,000円
(学生・高校生以下は当日発売及び大阪コレギウム・ムジクムのみで
発売となります)
【発売】大阪コレギウム・ムジクム事務所(06-6929-0792)
いずみホールチケットセンター(06-6944-1188)
チケットぴあ(0570-02-9999)
チケットぴあpコード予約(06-6363-9966[Pコード242-362])
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12月14日(日)┃ クリスマス・コンサート
午後4時開演 ┃ いずみホール
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【指揮】当間修一
【演奏】大阪コレギウム・ムジクム合唱団
大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団
シンフォニア・コレギウム OSAKA
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12月23日(火休)┃ 第263回 マンスリー・コンサート【音楽市場】
┃ 「クリスマス・コンサート」
開演 未定 ┃ 日本福音ルーテル大阪教会
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【指揮】当間修一
【演奏】大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団
シンフォニア・コレギウム OSAKA
♪ チケット等のお問い合わせは大阪コレギウム・ムジクムまで ♪
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◆◇◆◇ ホームページ更新情報 ◆◇◆◇
大阪コレギウム・ムジクムのホームページ
http://www.collegium.or.jp/
の最新の更新情報をお知らせしています。
●マイヌング(私の思い)
http://www.collegium.or.jp/~sagitta/ocm_homepage/html/meinung.html
No.85「音楽家になった理由(わけ)、クラシックを演奏する理由(わけ)」
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