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Date:  Fri, 12 Mar 2004 01:56:06 +0900
From:  OCM-Mag-admin@collegium.or.jp
Subject:  [OCM-Mag:00132] □■コレ・マガ■□ −第128号−
To:  OCM-Mag@collegium.or.jp (OCM-Mag ML)
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□■コレ・マガ■□

【大阪コレギウム・ムジクム メールマガジン】

                       (NO.128 2004.3.12 発行)
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※このメールマガジンでは、大阪コレギウム・ムジクム(OCM)の活動状況、
 演奏会、CD発売などの最新情報をお伝えいたします。
  ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… ………
ついこの間、新年を迎えたと思ったのに、もう二十四節気では啓蟄を迎えまし
た。土の中で冬ごもりしていた虫たちがはい出してくる時節だそうです。心な
しか、桜のつぼみもふくらんできました。もうすぐ春ですね!!一雨ごとに、
春の訪れを感じながら、心も浮き立つ今日この頃です。
それでは、今週の□■コレ・マガ■□をお届けいたします。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 1.一意直到 〜当間です〜 
 2.合唱講座 in Tokyo を終えて
 3.来週の【音楽市場】は?!
 4.演奏会情報
 5.ホームページ更新情報
 6.編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━♪今週の目次♪┛
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1.一意直到 〜当間です〜 
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人の話を聞くのは難しいことですね。
もちろん、話すということも難しいのですが。

東京での「合唱講座」でのやり取りがいろいろ思い出されて、この何日間は思
いを巡らせています。
話し手は、判りやすいように整理したり、抑揚をつけたりしながら聴き手の様
子をうかがいながら喋ります。
これは聞いて頂いている、判って頂けてるというのはある程度見当がつくもの
です。
しかし、聞き手となると全神経が集中しておかないと見当外れな答えをしてし
まう恐れがあります。

質問を受けながら本人の意図を探るのはなかなか難しいのですね。
話し手がその場にふさわしい、全体を考慮した内容と、話し方をしてくれると
いいのですが、その話し手個人特有の理由とイメージの強さで喋られるとどう
聞いて、どう応えてあげればいいのか迷うことがあるんです。
この時の神経の集中はなかなかのものです。

喋ることは「自分」の事だけでも喋られるわけですね。
一方、聞くことは「自分も他人も、そして沢山の人間」の耳で聞けなきゃいけ
ない。

喋ることより、聞く方が実はとっても難しいことなんだと思うのですね。

質疑応答でそんなに混乱したということではないのですが、若い人たちの質問
を受けながらそんなことを考えました。

時折、無口になりたいと思うことがあります。
耳を一時休ませてあげたいと思うことがあります。

寡黙になることは簡単ですね。
しかし、耳を休めるのは至難の業です。いや、どうしたって入ってくるもので
す。
耳は人間が生きている上で常時働かせることを意図するものなのでしょう。
(危険予防のためですね)
聞く訓練をもっとしたいと思う今日この頃です。
日々、人は上手に聞けるようになるために生きているのではないかと思うほど
です。
聞き上手が話し上手。

今、北海道はニセコに来ています。
私と雪と自然との寡黙な対話が楽しみです。
この時の、素晴らしい自然の音を聞き取っている耳をしっかり感じたいですね。

自然との対話、今私にとって、一番必要なことなのかもしれません。
(しかし暖冬です。雨が降っています!そして強風です)

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2.合唱講座 in Tokyo を終えて
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               大阪コレギウム・ムジクム事務所:小野容子

先週の5日より7日までの3日間、かねてから多くの方々にご要望頂いておりま
した東京での合唱講座がついに開講され、無事に終了致しました。

本当にハードなスケジュールな3日間で、途中ゆっくりと休憩をとって頂くこ
ともできず、ご参加頂いた皆様には本当にお疲れになられた事と思いますが、
最後まで熱心に受講頂き、会場は熱気でいっぱいでした。

講座終了後には

 良い発声、良いアンサンブルとは何か、その為にどのようなステップが
 必要か、という事を実際に立ち会って知ることが出来、当初の期待通り
 だった。
 
 沢山の方のレッスンの様子を聴かせてもらって、目指すべき音色・声の
 方向性について、かなりリアルなイメージを掴む事ができ、勉強になっ
 た。

などのお声を頂きました。また、当初プログラムにはありませんでしたが、ア
ウローラ・ムジカーレの演奏を当日お聴き頂くこととなり、
その演奏に

 心にビンビン伝わってくるものがあり、<音楽って生きている!>と
 強く思い、目頭が熱くなった。

と、ご感想頂き、実際に目を潤ませている方を何人もお見かけし、本当に充実
した3日間だったと感じております。

次回の講座の予定につきましては、詳細が決まり次第、お知らせさせて頂きま
す。どうぞご期待下さいませ。

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3.来週の【音楽市場】は?!
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来週の水曜日はマンスリー・コンサート【音楽市場】!
3月ですので「受難週コンサート」ということでお届け致します。

毎年の受難週コンサートでのメインはH.シュッツ「十字架上の七つの言葉」。
SCOと室内合唱団の競演でお贈りします。シュッツの名曲を是非ご堪能下さ
い。

またこの他に、SCOによる演奏、合唱による演奏をそれぞれプログラムして
います。

SCOの演奏では、ドヴォルザーク、ヴィヴァルディのシンフォニア、そして、
テレマンのヴィオラコンチェルトがラインナップされています。この中から、
テレマン「4つのヴィオラのためのコンチェルト ト長調」のヴィオラ奏者、
白木原有子さんよりメッセージいただきましたので、ご紹介します。

 “ヴィオラカルテットと言う編成は今回初めて弾きます。最初に音を
  出して驚いたのは、4人の音色が全然違う事でした。まだ手探り状
  態で練習してますが、これからもこのヴィオラチームで色々な音造
  りをしていきたいと思います。”

当日はどのようなサウンドが広がるでしょうか?ご期待ください!

合唱では、信長貴富編曲の日本名歌集をお聴き頂けます。
「この道」「椰子の実」「故郷」という皆様がお馴染みの曲に、最近巷でも人
気の高い信長貴富氏が複雑な和音を用いて編曲しているのですが、これがなか
なか他では聴けないような微妙で心地よいサウンドを生み出します。
聴きなじんだあの曲この曲を、新鮮な感覚でお楽しみ頂けます!

今月のマンスリー・コンサート、例月と同じ日本福音ルーテル大阪教会にて。
七時開演です。是非足をお運び下さいませ。

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4.演奏会情報  http://www.collegium.or.jp/html/ensoukai.html
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すべてのお問い合わせはOCM事務所(06-6929-0792)まで。

☆来週水曜日はマンスリー・コンサート〜受難週コンサート〜です。☆
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■3/17(水)
第266回マンスリー・コンサート【音楽市場】 日本福音ルーテル大阪教会    
   〜受難週コンサート〜               午後7時開演
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料 金:一般/2,000 シュッツの会会員/1,300 学生/1,000
曲 目:
●A.ドヴォルザーク/
   2本のヴァイオリンとヴィオラのためのミニアチュア op.75a
       ヴァイオリン…中前晴美、法橋泰子 ヴィオラ…片山晶子
●A.ヴィヴァルディ/シンフォニア 第21番 ロ短調「聖なる墓に」
●G.P.テレマン/4つのヴィオラのためのコンチェルト ト長調 
       ヴィオラ…曽田義嗣、片山晶子、谷口久子、白木原有子
●H.シュッツ/十字架上の七つの言葉
●信長貴富編曲/無伴奏混声合唱による日本名歌集「ノスタルジア」より
         ・この道 ・椰子の実 ・故郷 

 ☆今後のマンスリー・コンサート【音楽市場】☆
   第267回 4月11日(日)午後3時開演「イースターコンサート」
   第268回 5月26日(水)午後7時開演
   第269回 6月23日(水)午後7時開演

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■5/9(日)                       いずみホール
ベートーヴェン その魅力のすべて シリーズ       午後4時開演
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料 金:S/5,000 A/4,000 B/3,000 学生/2,000 高校生以下/1,000
     ※学生・高校生以下←OCM事務所のみ発売、当日発売
     ※コレ・マガ割引は近日中に詳細発表いたします!
 チケットぴあpコード予約(06-6363-9966[Pコード164-973])

曲 目:L.v.ベートーヴェン「交響曲第1番  ハ長調」op.21
    F.J.ハイドン「ミサ第10番 変ロ長調『テレジア・ミサ』」

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5.ホームページ更新情報
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大阪コレギウム・ムジクムのホームページ http://www.collegium.or.jp/
の最新更新情報をお知らせします。

●当間の日記
 http://www.collegium.or.jp/~sagitta/html/diary.html
No.544  「合唱講座」 in Tokyo('04/3/9)
No.545  釧路は良いところです(くしろよろしく)('04/3/10)

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6.編集後記
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記事にもありましたが、3/5〜7に開催された東京での合唱講座に、私も6日か
ら参加させていただきました。参加された皆さんが、いい表情で当間先生の話
や他の方のレッスンに耳を傾けていらっしゃったのが印象に残っています。受
講された皆さんの発声、そしてアンサンブルがどんどん変わっていく様子に
「すごい!」と感じる場面が何度もありました。素敵な時間を一緒に過ごせて
本当によかったと思っています。(小柳津)

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