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Date: Fri, 24 Mar 2006 03:54:10 +0900
From: OCM-Mag-admin@collegium.or.jp
Subject: [OCM-Mag:00235] □■コレ・マガ■□ −第229号−
To: OCM-Mag@collegium.or.jp (OCM-Mag ML)
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□■コレ・マガ■□

【大阪コレギウム・ムジクム メールマガジン】

                        (NO.229 2006.3.24発行)
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※このメールマガジンでは、大阪コレギウム・ムジクム(OCM)の活動状況、
 演奏会、CD発売などの最新情報をお伝えいたします。
  ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… ………
大学の卒業式シーズンのためか、振り袖や袴姿をよく見かけます。着慣れない
せいか、ぎこちなく歩く姿が初々しく感じられます。胸の内はこれから社会に
巣立つ希望であふれているのでしょうか、それとも不安でいっぱいなのでしょ
うか。何年か前の自分の姿をダブらせながら、そっとエールを送っています。
それでは、今週の□■コレ・マガ■□をお届けいたします。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 1.当間のホームページをご覧下さい
 2.<オペラ形式>ヨハネ受難曲 〜ソリストに聞きました〜その2
 3.3月のマンスリー・コンサート【音楽市場】が終わりました
 4.ソルフェージュ講座のお知らせ!
 5.演奏会情報
 6.ホームページ更新情報
 7.編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━♪今週の目次♪┛
       ◇◆◇◆◇◆【お得な早割情報】◇◆◇◆◇◆
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1.当間のホームページをご覧下さい
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今週の「一意直到 〜当間です〜」はお休みを頂きますが、ホームページの、
「当間の日記」「マイヌング」が更新されています。

●当間の日記
 http://www.collegium.or.jp/~sagitta/html/diary.html
No.610 田川建三氏をお迎えして('06/03/23)

●当間のマイヌング
 http://www.collegium.or.jp/~sagitta/ocm_homepage/html/meinung.html
Nr.105 "新約聖書学者「田川建三」"('06/03/23)

ぜひ、こちらをご覧下さい!

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2.<オペラ形式>ヨハネ受難曲 〜ソリストに聞きました〜その2
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来る4月29日に演奏いたします、J.S.バッハ/ヨハネ受難曲。
OCM31年の歴史の中でも何度も演奏してきましたこの作品は、一人一人の
団員にとっても、特別な思いで取り組む作品のひとつです。
先週から、それぞれの役を演じますソリストに、「ヨハネ受難曲」についてイ
ンタビューし、「ヨハネ受難曲」に寄せる思いを語ってもらっています。

今回は、イエス役を務めます、ベース:淺野 毅彦さんです。

     *****    *******    *****

コレ・マガ(以下コ):淺野さんは、J.S.バッハ「ヨハネ受難曲」でのイエス
  役は今回がはじめてなんですよね?

淺野(以下淺):そうです。H.シュッツの「十字架上の七つの言葉」では、
  イエス役を何度かやらせて頂いているのですが、「ヨハネ」でははじめて
  です。
  イエスって何かつかみきれないっていうか・・・。
  今回、イエスをやってみないかというお話をいただいた時、自分の能力的
  なこともありますが、まず、あの巨大な器の存在を歌うことが出来るのか、
  これまで大先輩の長井さんがとてもすばらしいイエスを歌われてきたので
  尚更、躊躇もありました。でも、せっかくの大チャンスを頂いたのだから、
  と思い切ってやらせて頂くことにしました。
  僕自身はクリスチャンではないので、イエスとはどんな人なのかなど、
  まだまだわからないことがたくさんあります。聖書の記述から
  「このときイエスは何を思ってこの言葉を言ったのだろうか?」を
  感じ取るのはとても難しい。
  受難物語の切迫したいわば極限状況の中で、そこに人間の
  崇高な部分から醜悪でどうしようもない部分までが描かれていて
  (福音書全体にもそういう部分があるのかもしれませんが)、
  かつ読む人に突き付けられているような気がするのですが、
  人間の有様の視点から、つまり神としてではなく、人間としてのイエスと
  してなら、生身の人間として自分自身がどういう風に感じるのかという所
  から共有出来る部分もあるのではないか、そこを出発点にはじめて行こう
  と思っています。

コ:今まで、「ヨハネ」では、ペテロやピラトを務めて来られましたよね。

淺:ピラトも結構やりにくいんですよ。
  複雑な性格してるじゃないですか。初めの頃、94、5年にやった時は、
  ピラトの置かれていた微妙な立場、中間管理職みたいな微妙な感じがよく
  わかりませんでした。
  だんだん年を経てくる中で、「ああ、こういう感じなのかな」っていうの
  が、自分の体験の中で少し感じられることも出て来ましたが、それでも
  それを歌い分けるのは難しい。

コ:今回は、オペラ風の演出を伴った演奏ということで、是非、こんな所を
  聴いて頂きたい!というようなポイントを教えていただけますか?

淺:まだ作り上げている途上で全貌が見えていないので、演出については、正
  直わからないのですけれど(笑)。例えば、イエスがどこに架けられるのか
  など、僕自身も興味津々です。
  演奏会形式での演奏では、整然と並んで礼服なんぞを着て演奏していると、
  ある役柄をやっている時、例えば、群集が「殺せ、殺せ」と叫んでいるよ
  うな場面でも、どこかで、あれは演奏者だという認識がお客さんにもある
  だろうし、歌う側にも、どこか頭の片隅にあるのではないかと思います。
  今回は動きもつき、個々の役柄により深く入り込んで、もっと表現も濃く
  ドラマチックなものになるのではないかと思います。
  聴きに来て頂いた方に、音楽と物語の中にどっぷり漬かって頂いて、
  肌身で物語を感じ取って頂ける演奏が出来たらいいなと思っています。

     *****    *******    *****

「ヨハネ受難曲」に向けた練習もどんどん過熱してきています。
 4月29日、いずみホールでお待ちしています!

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3.3月のマンスリー・コンサート【音楽市場】が終わりました
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いつもルーテル大阪教会で行っております、マンスリー・コンサート【音楽市
場】。毎月たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございます!
ホールでの演奏会とはまた一味違い、お茶の時間も交えながら、アットホーム
な雰囲気で音楽を楽しんでいただいています。

今回は、22日に行われました【音楽市場】の感想を、現在仮入団中のアルト
の木下さんにフレッシュな視点から、語っていただきました。

    ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

                          アルト:木下 早紀

実は初めてのマンスリー。非常に楽しく過ごしました。

一曲目はL.ボッケリーニのトリオ ヘ長調。
楽しい音、優しい音、音が絡み合い混ざり合って一つの音楽ができていくとこ
ろを、目の前で見ることができました。
奏者の三人が、アイコンタクトでタイミングをとったり、音を合わせたりして
いる姿にも、独特の美しさがあります。これも室内音楽の良さですね。

2曲目はG.F.ヘンデルのヴァイオリンソナタ ホ長調。
私はチェンバロの音がとっても好きなのですが、バイオリン・チェロと調和し
て、さらにその良さが増していました。これを聞いている間、私はお姫様にな
って、豪華なお城で優雅なティータイムを過ごしていました。

少し先生のお話をはさんで、3曲目はW.A.モーツァルトの弦楽四重奏曲ト長調。
4つの弦楽器が、一つのメロディーを引き継いでいくところ。美しい和音を保っ
たまま、歩調をそろえてトトトと音の階段を上がっていくところ。左から右へ、
右から左へ、下から上へ、上から下へ。まるで音が生きていて、あっちこっち
動いているようです。

しばし休憩の後、当間先生による、ヨハネ受難曲の解説がありました。コラー
ル3曲を使ってお話しされました。

そして、H.シュッツ 「十字架上の七つの言葉」
場面ごとの旋律が、あまりにもピッタリ過ぎて、まるで目の前でイエスが十字
架にかかっているような臨場感があります。
イエスが発言するときの、重厚な弦の音が、何か重々しくもあり、神々しくも
あり、悲しくもあり。
福音史家も、パートごとにキャラクタがあるように感じました。
はじめと最後の合唱が、また美しい!
この合唱団ならではの美しいハーモニーを聞けました。

アンコールは、私の大好きな武満徹の「うた」より「さくら」を。
不協和音のようであって、それが非常に美しい、独特の和音。そこに私は日本
人らしい繊細さを感じます。

室内音楽でリラックス、受難を通して、現代のいろいろな問題を考える「十字
架上」、最後に「うた」で日本人としての安心感。
バランスの良いプログラムを終えて、気持ちよく帰路につきました。

    ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

毎月様々なプログラムでお届けする【音楽市場】。来月も盛りだくさんのプロ
グラムに暖かい茶とお菓子を添えて、皆さまのお越しをお待ちしています。
4月19日(水)をお見逃しなく!!

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4.ソルフェージュ講座のお知らせ!
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27日(月)は当間修一による「ソルフェージュ講座」です!
ソルフェージュとは・・・楽典、聴音、視唱、スコアリーディング、鍵盤和声
などを通して楽譜の全体的な理解と表現能力を得る訓練のこと。

文章にすると難しそうですが、みんなで楽譜を見ながら考えたり、歌ってみた
りと、和やかで楽しい雰囲気の中、普段の練習に役立つ「コツ」を学べます!
もちろん初めての方もどうぞお気軽にご参加下さい。
きっと音楽を聴く楽しみ、演奏する楽しみが倍増します!!

「ソルフェージュ講座」
  ★日 時:3月27日(月)午後7時半〜
  ★会 場:日本福音ルーテル大阪教会
       (大阪市営地下鉄「谷町四丁目」駅1B出口 徒歩1分)
  ★受講料:800円
  ★テキストは「合唱の育成・合唱の響き」(カルドシュ・パール著)使用。
   (全音楽譜出版社・3360円)
   ご希望の方は各書店・楽譜店などで各自ご用意下さい(購入必須ではあ
   りません)。当日はレジュメが配布されます。
  ★筆記用具や五線譜ノート、録音機器などをご用意されると便利です。
   前回までの資料をご希望の方は、受付にてお申し出下さい。

お申し込みは office@collegium.or.jp まで。
多数のご参加をお待ちしています。

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5.演奏会情報  http://www.collegium.or.jp/html/ensoukai.html
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すべてのお問い合わせはOCM事務所(06-6929-0792)まで。

※今年の演奏会はすべて「平成18年度芸術創造活動重点支援事業」です。

<今週の新着情報>
・4/19 マンスリー・コンサートの項目を追加しました。
・7/23「モーツァルトの魅力」の曲目が決定しました。

==〓NEW〓=============================================================
■ 4/19(水)                 日本福音ルーテル大阪教会
第289回マンスリー・コンサート【音楽市場】         午後7時開演
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http://www.collegium.or.jp/html/monthly.html
料 金:一般/2,000 シュッツの会会員/1,300 学生/1,000 高校生以下/無料
お 話:当間修一
曲 目:A.ヴィヴァルディ/合奏協奏曲 ニ短調 Op.3-11
       ヴァイオリン…池内美紀・棚田めぐみ チェロ…木村政雄
    バロック音楽の解明
      「J.S.バッハ/ヨハネ受難曲について その3」
                            ほか

☆今後のマンスリー・コンサート【音楽市場】☆
  第290回 5月24日(水) 午後7時開演
  第291回 6月21日(水)    〃

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■ 4/29(土祝)                     いずみホール
J.S.バッハ「ヨハネ受難曲」<オペラ形式>         午後6時開演
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料 金:S/5,500(当日5,800) A/4,500(当日4,800) B/3,500(当日3,800)
    学生/2,500 高校生以下/1,500
    ・学生、高校生以下←当日発売及びOCM事務所のみでの取扱い

曲 目:J.S.バッハ/ヨハネ受難曲

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前売価格から300円引き(高校生以下は200円引き)です!
※シュッツの会会員様は会員割引がございますので、そちらをご利用下さい。
※65歳以上の方はさらに300円オフとなります。

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■ 7/23(日)                      いずみホール
モーツァルトの魅力                    午後4時開演
=====================================================================
料 金:S/5,000 A/4,000 B/3,000 学生/2,000 高校生以下/1,000
            ※学生・高校生以下←OCM事務所のみ発売、当日発売
    
曲 目:W.A.モーツァルト/交響曲 第17番 ト長調 K.129 〓NEW〓
             交響曲 第40番 ト短調 K.550 〓NEW〓
             ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503 〓NEW〓
             ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
                                〓NEW〓

☆早割第3弾実施中!5月21日まで☆
  →http://www.collegium.or.jp/html/ticket.html
 (学生・高校生以下券はコレ・マガ割引がおトクです!)

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6.ホームページ更新情報
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大阪コレギウム・ムジクムのホームページ http://www.collegium.or.jp/
の最新更新情報をお知らせします。

●当間のトップページ
 http://www.collegium.or.jp/~sagitta/index.html
最近の出来事('06/03/23)

●当間の日記
 http://www.collegium.or.jp/~sagitta/html/diary.html
No.610 田川建三氏をお迎えして('06/03/23)

●当間のマイヌング
 http://www.collegium.or.jp/~sagitta/ocm_homepage/html/meinung.html
Nr.105 "新約聖書学者「田川建三」"('06/03/23)

●合唱団日誌
 http://www.collegium.or.jp/~myoko/Schuetz_Chor.html
「今年のヨハネ受難曲は?」('06/03/18)

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7.編集後記
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大阪ではまだ寒い日が多く、3月も後半になったのにまだ私はダッフルコート
が手放せません。ですが、梅もようやく見頃を迎え、職場の行き帰りに見るこ
とのできる白木蓮がもうすぐ満開になろうとしています。春のコートを着られ
るまで、あと少しの我慢です。(松本)

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↓↓↓過去の演奏MD一覧、及びお申込み ●コレ・マガ購読特典●
http://www.collegium.or.jp/html/mdwww.html

↓↓↓過去の演奏テープ一覧、及びお申込み ●コレ・マガ購読特典●
http://www.collegium.or.jp/html/tapewww.html

↓↓↓大阪コレギウム・ムジクムCD・ビデオの詳しい情報はこちらへ
http://www.collegium.or.jp/html/cdtape.html

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編 集・発 行:大阪コレギウム・ムジクム
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