
『林風舎−くつろげるお土産屋さん
みちのく一人旅'99その12』(2003/06/02)
昨日は宿に帰って、ぐっすり眠ってしまいました。自転車で20km以上は走ったようです。それほど疲れもなく、すっきり目を覚ましました。今日はいよいよ花巻を後にします。次の目的地は遠野です。
荷造りを済ませて、宿を後にしました。遠野の宿は昨日のうちに確保してありました。ここで僕には二つの選択肢があります。比較的早い電車に乗って、午前中に遠野入りをする、というものと、ゆっくり余裕を見て、昼過ぎを目途に遠野入りをするというものです。
なぜゆっくりという選択肢があるのかと言うと、「林風舎(りんぷうしゃ)」というお土産屋さんを見てみたかったのです。実は昨日のうちに見ておこうとは思っていたのですが、たまたま定休日で涙を飲んだのでした。外観の作りも凝っていて、中を見てみたくなる誘惑に駆られるお店でした。
そのお店の開店は10時、10時台に遠野に向かう電車の時刻は、10時28分でした。1本遅らせると次は12時28分なってしまいます。
そこで僕は、
→10時の開店を待ってまずは林風舎に行ってみる
→大したことなかったら10時台の列車に乗って遠野へ
→気に入れば列車を遅らせ、じっくりと見る
というプランを立てました。
開店と同時にお店へと行きました。入った瞬間に僕は「次の列車で行こう!」と決めたのでした(^^)。店内は2階建てになっていて、お土産は賢治関連グッズなどを中心に1階と2階に、そして2階の奥はハーブティーなどを出してくれる喫茶室になっています。2階には賢治記念館で見た書籍も何冊か置いてありました。
荷物が結構な大きさだったので最初レジのそばに置かせてもらっていたのですが、2階に喫茶があるとわかると、席を確保してそこに置かせてもらうことにしました。まずは、アイスハーブティーを注文しました。

グラスには、ここ林風舎オリジナルのフクロウの絵柄が掘ってありました。次の列車の時刻までにはかなり時間が出来てしまったので、CASIOPEIAを取り出し旅行記の原稿なども書かせてもらいました。PHSの電波も思いっきり入るのでここから投稿も出来ます。

喫茶室の様子ですが、アンティーク家具で統一されていて落ち着いた雰囲気になっています。店奥の暖炉(塞がれていて実際には使用していない)の上には、宮沢賢治の油絵の肖像画が飾ってあります。お客さんの比較的少ない時間帯だったので、余計にゆったり出来ました。



お土産などを買う時間も含めて、結局僕はここに2時間近くいたことになります。いくつかのお土産買い、ペパーミントティのケーキセットを追加注文してしまいました。
昨日まで、結構どん欲に動き回っていたので、逆にゆったりした時間を持てて正解だったかもしれません。
そして、昼過ぎの列車で遠野へと発ちました。

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