日々つれづれ
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2007年5月2日(水)
モンテヴェルディ演奏会

団員から聞いてはいたけれど
会場は文字通りの超満員。

何回も、京都文化博物館へ
演奏を聴きに来たけれど
こんな状態は初めて見た。

最初のステージは
モンテヴェルディとシュッツのマドリガル。
旋律の重なり合い、受け渡しが
目に見えるようだった。
和音の変化も心地よく
二人の作曲家の違いもきわだっていた。

その後、タリスのエレミア哀歌。
調性によりいろんなバージョンが存在するが
今回のはSATTBとテノールが
2声に分かれるバージョン。
歌い始めに固さが見られたけれど
最後に向かって熱を帯びていく
好演だった。
テノールに一部、危ういところがあったが
ライブで、エレミア哀歌を
このような演奏で聞ける機会は
滅多にないだろう。

休憩の後、邦人曲の演奏が始まった。

鈴木憲夫作曲の永訣の朝。
これまで様々な団体が演奏するのを聞いたけれど
もっとも印象に残る演奏の一つになった。
歌詞の明瞭さは言うまでもなく
ピアノとのバランス
テンポ、音楽の運びと
作曲家自身がこの会場にいないことが
悔やまれる演奏だった。

最後のステージは
千原英喜作曲、良寛相聞。
先日、名古屋大学医学部混声合唱団の定期演奏会で
委嘱初演された曲。
本日は改訂初演とのこと。
奏でられる旋律はシンプルだけれども
声部の重なりで、
思いがけない和音が現れることが
しばしばあった。
しかし、それは決して奇をてらったものではなく
日本人として心の奥底で共鳴するような
和音が多く登場するように思う。
旋律がシンプルであるからこそ
逆に、正確なピッチと
きめ細かな音楽の運びが要求される。
内声のアルトの高音部に
若干、安定に欠ける部分はあったものの
合唱団の演奏は、これらの課題に
十分答えるものだったと思う。

数少ない演奏を聴けるチャンスに
このような演奏会があったことは
とても幸せだった。

音楽の本質はやっぱりライブだと思う。

2007年5月9日(水)
一風館の島田大心さん逝く

■北村和夫氏死去=俳優
6日午前7時40分、
肺炎による呼吸不全のため。

えりぃの看護婦への道を開き
若き医師として苦悩する文也君を優しく導いた
一風館の長老、
島田大心さんが逝った。

柴田と容子さんの夫婦が
小浜島に行ってしまったので
一風館に男性の住人がいなくなったなぁ。

みずえさんも寂しいだろうなぁ。

などと、考えてしまった。

2007年5月11日(金)
睡眠の質は寝起きの質?

sleeptracker.jpg

2週間ほど前に購入した目覚まし腕時計。

加速度センサーが内蔵されていて、
眠りの浅いときを狙って
起こしてくれる腕時計だ。

今のところ、日中に眠くなる症状は
かなり緩和されている。

寝不足感もあまりない。
睡眠時間は4、5時間だけれども。

この時計のおかげで、
多少起きるのが早くても
睡眠が浅いときに
起きる癖がつきつつある。

今のところ、
良い買い物をしたと思ってます。

2007年5月12日(土)
ヴァイオリン協奏曲

合唱の合わせは、7時からなのだけれど
オケが聴きたくて、4時に来て、聴いている。

ヴァイオリン協奏曲は塩川先生を招いての演奏。

ソロが美しい。
音色は、丸く明るく柔らかくしかも、
輪郭がはっきりしている。

オケも共振するかのように
音色がどんどん変わっていく。

さながら、化学反応のようだ。

楽器の人は勉強になるんだろうな。

後ろで、聴くだけで伝わって来るものがあるもの。

明日は楽しみだ。

2007年5月14日(月)
前座を勤めました

合唱の部分の演奏がどうだったかは
よく分かりません。

会場を暖めることは出来たかな
と思っています。

合唱の演奏後、舞台袖で
上着を脱いで、ネクタイ外して
客席へ。

ヴァイオリン協奏曲に関しては
ちゃんと聞くのは初めてで(ゲネ除く)
それが塩川先生のライブだったのは
幸せなことかもしれません。
なので、大したことは言えないかもしれません。

そんな中で、
僕にとって印象的で
凄いなぁと思ったのは
高い音の正確さと、
表現の豊かさでした。
それも、p(ピアノ)の表現。
その高い音と、オケのオクターブが
美しいなぁと思いました。

p(ピアノ)が美しく、音楽を語っている。
それも、繊細に、しかも豊かに。
なるほどなぁと思う部分が
本当にたくさんありました。
楽器の人は、もっとあったんだろうなぁ。

そして、時折見せる、
塩川先生の笑顔も
印象に残りました。

後半のベートーベン7番。
オケって凄いし、面白いなぁと
再認識しました。
作曲したベートヴェンは凄いし
演奏するのも凄いなぁと
思いました。

それぞれ違う種類の楽器で
それぞれ違う人たちで
音楽をそろえた上で、表現している。
演奏会をするにあたっては
当たり前なのかもしれないけれど
改めて考えると、凄いです。

4楽章のテンポも凄かった・・・。

打ち上げでは、
オケの人、コメントうまい。
面白いし、考えさせられます。

塩川先生のコメントは
まるで原稿があるかのように
理路整然として、
そして、僕にとっても
非常に考えさせられる内容でした。
(良い意味で)

音楽ってやっぱり面白いです。

2007年5月16日(水)
目玉おやぢ

妖怪はもうひとつのあなたの姿。あなたの妖怪を占おう。
映画「ゲゲゲの鬼太郎」特集公開中!


動物占いで言う、虎のような気がする。

2007年5月17日(木)
量と種類が多い

仕事のね。

面白いと思っているところが
まだ、救いかもしれんなぁ。

しかし・・・
職場の周年事業に絡んだ業務に
なぜかことごとく
関わっているような気がするのは
気のせいだろうか?

部の仕事に関しても
主担当、副担当入れると
どれにも引っかかっているように
思うんだけど
それも気のせいだろうか?

主担当、副担当にもなっていない
仕事にも関わっているような気もするけど
それも気のせいかなぁ。

それにしても、
今日は技術相談が多かった。
6月前半の予定はすでに埋まりつつある。

うかつに倒れるわけにもいかないので
用心します。

2007年5月20日(日)
英語漬け

に、しばらくなりたいんだが。

今の部署は、
平日にそういう時間を確保するのは
ほぼ、不可能。

まぁ、僕が周年事業や、
中学生の職場体験など
今頃に行事が集中するような
事業に絡んでいるのもある。

周年事業に関しては、秋口まではバタバタする。

それ以外にも何かあったような気がするけど
今は気にしないことにする。

それでも、英語を、英文を書くのにあたって
環境はずいぶん良くなったんだろう。

論文検索もしかり。
少しの料金でPDFまで、手に入るわけだし。

こうやって街角のカフェ(夕方からの練習場に近い)で
インターネット出来て、かつ
作業も出来るわけだから。

さぁ、夕方の練習まで集中集中。

2007年5月24日(木)
ひとまず、送付

11月に福岡である
国際学会用の原稿(A4サイズで四枚)を
教授に見てもらうべく、
昨晩、メールにて送付した。

4枚なのに、英語で書くぶん
僕にとっては大変だった。

締めきり8日前に、初稿が完成したので
良しとしよう(?)

英語で文章を書く作業そのものは
結構楽しかった。

さすがに、体が疲れていたようで
今朝は、例の腕時計では、起きれなかった。
鳴っていたのは、かすかに覚えているけれど。

って、書いていたら
秋の学会申し込みませんか?
と助手の人からメールが・・・。

2007年5月29日(火)
名古屋ビクトリア定期演奏会感想

先日、
名古屋ビクトリア合唱団の演奏会があった。

その感想を少し。
僕が座っていたのは
2階席の一番前。(医混の時と同じ)

まず、ビクトリアのモテット。
出だしの第一声、
予想していたより
声がここまで飛んでこない感じがした。
しかし、よく整ったハーモニーを
聴かせてくれる。
ベースが音量的に少し物足りない感じがした。
座っている席のせいだろうか?

次のコーアムジーク。
難しい曲だなぁと
こうやって聴かされると
あらためて思ってしまう。
合唱団の今が丸裸にされるなぁと。

そんな中で、よくやっていたと
そう思った。
昨年末の演奏より確実に良くなっている。
ちなみに一般の合唱団では、
まともに歌えないところが多いはず。
これからも、楽しみです。

次の「永訣の朝」。
個人的には、ところどころ
素に戻されてしまう箇所があった。
不用意な声の響き
僕が個人的に合わないと思う声が
不意に聞こえてくるところが、ごく一部あった。
ここでも、ベースの音量が小さく感じる。
(場所が悪いのか?)
後半に向けての盛り上がりは
荒削りで、若さを感じる。
宮沢賢治自身の慟哭も
このような感じだったかと、
そういう想いがよぎった。
(トシが亡くなった時の
賢治の年齢がそれくらいだったように思います)
また、何年後かに演奏するのを聴いてみたいと
そう、思いました。

休憩後、楽しみにしていた
「銀河の序」
久しぶりに太陽さんのピアノを聴けたのは
良かった。
対する合唱団は
フレーズ一つ一つを
丁寧に確認するような
慎重な演奏でした。
そのせいか、ほんの少し
スケールが小さくなったかもしれません。
(座っている場所のせいかなとも思われ)
合唱団も、この難曲を
本当に良くやった、と思いました。

アンコール。
これを聴いて、
あぁ、やっぱり緊張していたんだ
と、納得。
声の飛び方、特にベース。
やっと人数分聞こえてきました。

混声になっての良寛相聞では
緊張から解き放たれた
合唱団の本来の声が聞こえてきました。

前回まで、メンバーの多くが学生だったのが
今回は、就職し、
学生の割合が減る事は聞いていました。
多少懸念はありましたが、
ある一線は守り、合唱団としての
腰の強さは見せてもらえたように感じました。
まぁ、同じパートのテノールが
年々、少しずつ良くなっているのは
うれしく思います。

合唱団として社会人1年生のスタートを切った
そんな印象です。

この合唱団の持つ
良いところも悪いところも全部出た
本当の意味での
第1回定期演奏会だったのではないでしょうか。

今後の演奏会が、本当に楽しみです。

2007年5月31日(木)
LEM21_2007 camera-ready manuscript送付

LEM21_2007_2.jpg

先ほど、運営委員会宛に送付。

A4で4枚のペーパー(論文)。
午前中、大学の教授の所へ行って
最終チェック。

英文の訂正をしてもらうんだけれど
非常に勉強になった。

英語での物書きは意外と面白かった。
が、疲れたのは疲れた。

しかしペーパーを書くのが
日本語より、英語が先になるとは
想像もしていなかった。

さぁて、次は日本語だ。

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Akiary v.0.51