

「武士道の国から来た自衛隊ーイラク人道復興支援の真実」
ネット上で文章が
よくこの本から引用されている。
自衛隊の人道復興支援がどのような内容だったのか
今回、詳細を初めて知った。
派遣部隊の規律、行動のストイックさ
自衛隊員のイラクに対する思い
隊員の家族のこと
イラクの方々の日本に対する考え
どれも貴重な知らない内容ばかりだった。
現場の兵站に関することにページが割かれていて
その重要性と大変さは頭の下がる思いだった。
気になったのは現場である制服組と
官庁の背広組で、兵站確保に関して
温度差があったこと。
先の戦争の轍は踏んでもらいたくない。
頭に来たのがマスコミの偏向報道ぶり。
まだSNSがない時代。
派遣は2003年
Twitterは2006年
facebookは2004年
人が情報を知る手段はマスメディアのみ。
ほぼ事実をきちんと伝えていなかったことが
この本からもよくわかる。
そんな中で、本当にすごい活動をしてきたんだな
と改めて尊敬するとともに、
自衛隊を憲法で明記すべきだろうと
そんな思いに駆られてしまった。
マスコミ関係者にほんの少しでも
自衛隊員の矜持があればと
願わずにはいられない。