(今回の担当:SOP.倉橋史子)
今回の旅行で、一番嬉しかった事は、全ての演奏会に来て下さったお客さんの
温かかった事。温かい笑顔がいっぱい思い出されます。私達の演奏会が成功したと、
評されるなら、あの空間を一緒に創って下さった、大勢のお客さん抜きには考えられません。演奏中、何度も本当にたくさんの希望と勇気をもらいました。
とにかく、正直な反応が新鮮でした。4年前に行った時の感覚が、一回目の演奏会から、瞬時にして蘇りました。「この手応え!これこそ音楽!」
良かった時、まずかった時の反応がストレート、国境を越え、人間同士のコミニケーションとは何か、音楽の本質とは何か、という事を心に熱く感じました。
次に、今回の旅行で私が一番びっくりした事は(いきなりですが)、ローマの遺跡のあまりのスケールの大きさ!、紀元前のものが、いきなり町中に、デーンとそびえ立ち、現代と共存している景色と、「4世紀の遺跡は新しい方だよ」という説明に、気が遠くなる思いでした。
あまりの「でっかさ」に最後は、皆で笑ってしまっていました。「こりゃ、すっご〜い!」と、もう笑うしかないくらい、それはそれは、凄かったですよ!
今回の旅行で、世紀(100年)単位で、歴史を大きく捉える考え方の大切さを、本当の意味で初めて知った様な気がします。
イタリア旅行最後の頃、皆から出ていた言葉は「16世紀?それって、めっちゃ新しいやん!」・・・・・・
皆、歴史観が、大きく変わってしまいました!(笑)
今回の旅で、また音楽の成せる技を、たくさん発見しました。
人間と音楽の歴史の重みを、ずっしりと、感じる“濃ゆい”旅となりました。
たくさんの良き出会いに本当に感謝です!
私の目から見た「旅行日誌」も、また書いてみたいと思います。
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