1997/8/8
<合唱団リフレッシュ!>

(今回の担当:SOP.倉橋史子)

ドイツから帰って初めての火曜日、皆元気で、練習場に現れました。
まだ時差ボケが治らないで困っている人(夜中になるとランランと目が輝く!)、「食べ過ぎ飲み過ぎ」で重量オーバーで真っ青な人、「早く社会復帰を!」とあせる人・・等、笑える悩みの続出です!
今日から、ドイツ滞在中に届いた新しい楽譜「シューベルトのミサ6番」と三年前に演奏した柴田南雄の「自然について」の練習が始まりました。
今日は、全くの「初見大会」といった感じでしたが、シューベルトの音楽に乗せられて徐々に音を紡いでハーモニーを感じて創っていく楽しみは、心地良いです。
心にとても優しいですね、シューベルトの音楽は。しかし、このミサ、優しい気持ちだけでは、どうも演奏できそうにありません。転調に次ぐ転調で、難曲なんですよ!

帰国後から、合唱団の練習形態が変わりました。よりグレードアップの為に改革です!(この案は、随分前から先生からの指摘があったのですが、遅ればせながら、 やっと機動開始です!) と言っても、そんなたいそうな事ではなく、火曜日も水曜日も「全員」のメンバーが来ての練習する、というのを止めたのです。
元来は「火曜日は室内合唱団の練習日、水曜日は以外の人の練習日」という原則に戻したのです。
(本番が多くなるとどうしても皆両日とも集まって来ます。そして、皆練習したがります。でもその事で、見失う事も多々あるという事を今回、ドイツでの演奏旅行中に私自身気付いたのです。これは私にとって何より大きかった事かもしれません)

そして、それを実行した水曜日!(室内合唱団員・正メンバーは、練習参加禁止??ホントはちょっとさみしいですが・・これを言ってはいけません)
それはそれは大きな変化が、現れました。
みんなの目が以前より輝いていました。そして“音”が“息づいて”いました。
先生はずっと立ちっぱなしで、エネルギッシュに振っておられました。
私はこの日は「おりばん」で、部屋の外で耳を傾けていましたが、皆のハーモニーの 力強い響きに圧倒されていました。ひとりひとりの“声”がちゃんと聞こえて来るのです!
いつも中にいて歌ってばかりいると、大切なものが見えなくなる事があるんですよね。

97年後期は、この「練習形態」により、内容のより充実した演奏をお聴かせできる事と思います。火曜日と水曜日のメンバーが合わさった時のハーモニーが楽しみです。
さあ、私も、しっかり練習しなくちゃ!


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