2000/4/13
<久々の全体練習>

(今回の担当:SOP.倉橋史子)

12日は、久しぶりの全体練習でした。
「倉敷音楽祭」のすぐ後に、先日の「ヨハネ受難曲」と、室内合唱団の本番が続きましたので、その間、全体練習の練習日である水曜日も室内合唱団の練習日に振り替えられたりして、落ち着いて全員のメンバーの顔を見るのは、久しぶりの事でした。
室内以外の人達は、歌いたくて「うずうず」していたんじゃないかなあ、と思います。
長らく待たせてしまいましたが、今日から、本格的に「現代曲シリーズ」の練習の開始です!
しかし・・・「ヨハネ」を渾身の力で持って歌い切った室内のメンバーの声帯は、
この2日間で「完全復活」している人は少なく(当たり前ですよねえ)、
歌う気持ちはあるのに、声を出そうとすると「あれえ〜、声帯が重〜い・・」という事態に見舞われていた様です。
(何を隠そう私もその中の一人で、コントロールがきかない、くすんだ声になっていました。(笑)「少し時間が経ってから疲れが出てくる、“年”になったねえ」とイヤミを言われました。クヤシイ!)

練習プログラムは、千原英喜さんの「おらしょ」の三曲目と一曲目。
しかし、私の頭はまだ「ヨハネ」を引きずっている様で、「今日から徐々に頭を切り替えて行かねば!」と自覚をし、「本腰で取り組むスタート日」という意識を新たにした練習日でした。今日はこんな感じ(どんな感じや?)で終わってしまいました・・。(悲) 「こりゃ大変やねえ。「「ヨハネ」が表なら、「おらしょ」は裏側にある世界。(うまく説明できませんが、言葉通りです)ここから、もっと中身を深めていく勉強をしていこうね」と当間先生は言われました。
自分達で勉強していく事はもちろんですが、中に、隠れキリシタンの世界に精通している強力なメンバー(ベースの竹内君。愛称「たけちゃん」)もいますので、またいろいろ教えてもらう事にもなりそうです。
その後、一回だけ、FINZIの「マニフィカート」を通して、時間となりました。
今度は英語の発音を勉強しなければなりません。あ〜〜忙しい。(笑)
この曲は、今回オーケストラ版で演奏しますので、「貴重な演奏となる」と聞いています。(この曲をパイプオルガンではなく、オーケストラで演奏する事は珍しいそうです。昨年の東京公演で聴いて頂いた方はもうご存じと思いますが、とっても美しい作品ですよね。東京での「ウケ」もすこぶる良かった様です。編成の違う演奏を大阪でも聴いて下さい!(^^))

この曲、合唱団員にも人気があって、皆、乗りたいのですが、先生曰くです。

「全員乗ってもらいたいのが僕の基本。これは本当に本当です。 でも、その事によって音楽が重くなったりすると、心を鬼にして、やむなく降りてもらう事も出てくるかもしれません。なぜそうしないといけないかは、僕は来ていただくお客さんが一番、大切だと思うからなんです。」 皆、静かに納得している様子でした。
コーアマスターの私としては、どこまで出来るか、色々と試行錯誤しながら、やって行きたいと思っています。

と、「今日はここでおしまい」となるはずなのですが、今日はここから更に「おまけ」つきです。その後、近くの居酒屋さんで、各パートリーダーが集まって柴田作品の「宇宙について」のパート分け会議をしました。(昨年からの入団者の方は、今回初めてこの作品を歌われるんですね。5章、6章のシアターピースの部分を少しでも早く練習し始めてもらえる様に、という配慮です。)
おいしいビール、ごちそうを横目に見ながらの会議です。
でも、無事終了した後は、久々に盛り上がってしまいました。(^^)
(お店の人には、ちょっとヒンシュクだったかもしれません・・。ご迷惑だったでしょうねえ・・。何せいったんスイッチが入ると集中して仕事をしてしまうタチの人の集まりなので困ったものですよ)

次の練習は、16日の日曜日。
その間に、パート練習がなされる様です。

これから、練習が立て込んでは来ますが、
「恒例・春のハイキング」を、どこぞやに何とかして入らんかな、と
秘かに企んでいるコーア・マスターでありました。\(^^)/

それでは、また!


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