2000/5/13
<「残念でした、また今度」>

(今回の担当:TEN.久富 望)

京都での「ヨハネ」の打ち上げのときだったかな。ついに言われちゃいました。
「今回の『ヨハネ』の演奏会を終えての感想を書いてちょうだい。合唱団日誌に載 せるから。」
あーーあ、ついに来てしまった、合唱団日誌。来るな、来るな、て思ってたのに。
入団10ヶ月にしてとうとう来てしまった。まったくもう。
なんで嫌なのかって?
一言で言うと、恥ずかしい。(この一文書くのも、然り。)
でも、わかりました、て言っちゃったからねえ。

かれこれ45分くらい、何書こうとか思いながらコンピューターとにらめっこしてし まいました(結果は僕の負け)。えーーーーーーーっと、要は「ヨハネ」の感想を書 けばいいんですね。はい、はい、わかりました。「ヨハネ」の感想ね。




正直に書きます。
京都で歌い終わった直後、悔しさでいっぱいでした。
1部も2部も始めはよかったのに、すぐに体が気持ちにおいていかれて、後の大半 は自分の体の調節。持ち直しかけたころにはもう終わりがけ。これはこれで悔しい。
そして、35曲目のアリアくらいに頭に浮かんできた、「小さいよなあ」の言葉。だ んだん大きくなる。それが40曲目のコラールのAlsdennのところで一気に増幅する。
その直前の当間先生の顔、リアクション。反応して飛び出してきた仲間の声。そして その気持ちは更に増幅して、大きくなって…。
そういえば、40曲目歌いながら、僕、ごめんなさいと言ってたような気がします。 あ、もちろん心の中でですよ。

今回僕はこの二度の「ヨハネ」にあたっていろんな想いがありました。
小さいころからやっているヴァイオリンの影響からか、いつのまにか僕の中に存在 したバッハへの尊敬。なんで尊敬してるかわかんない。でも確かに尊敬してるんです ね。
父親が「ヨハネ」を歌うときに、しょっちゅう家庭で流れていた「ヨハネ」の記 憶。今思い返すと確かにあの時感動していた。
これらの想いがうまくのせられなかったみたいです。ああ悔しい。

でも、言い訳に聞こえたらすいません。別にサボってたわけではないです。結構が んばったつもりなんです。ただ空回りしてたみたいです。
そして今回の演奏会では、どうやら僕は食らいつくので精一杯だったみたいです。こ れに尽きます。
………………………………がんばります。


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