No.542 '04/2/15

いざ「柴山」へ


新「室内合唱団」選出のオーディションが終わり、団員30名ほどで「カニ」を食べに日本海側の「柴山」にやってきました。
恒例になっている行事ですが、私の中ではちょっと気の引き締まった旅行になっています。
美味しい「カニ」を親しい団員とともに食べることはそれだけでもう幸せなこと、リラックスしてプライベートな時間として楽しめばいいのですが今年は少し雰囲気が今までと違うのですね。

それはきっと新「室内合唱団」に初顔が増えたからだと思います。
ソプラノにそれが顕著なのですが、今年は合唱団としても節目の一つになるかもしれません。
音楽のアプローチも一層押し進めていけるのではないかと、実は嬉しい期待感が湧いてきています。

それにしても、30名程の人間が動くのですがこれがバラバラに動きます。
私を含めた12人はJRを利用して特急に乗り込みます。
その他は鈍行組が私たちより早く出て「城之崎」あたりで遊んだり、車で来るメンバーもいたりでバラバラです。
それらがお宿に集まり、「セ〜ノ〜」で鍋をつつくわけですから壮観です。

いましばらくお待ち下さい


皆が「カニ」を寡黙に食べるのが面白いですね。また、しばらくして食卓ごとに会話が飛び交うのも見ていて楽しいです。
3時間にわたる食事。
カニは見事に平らげられました。
お酒も進みましたね。
しかし、食事中の私は今年の「室内合唱団」の構想が頭から離れません。
メンバーを見ながら、また思い出しながら、それぞれの声質や特徴をジグソーパズルのように組み合わせます。
今年の「室内合唱団」になった人たち全てが参加したわけではないのでこの席で<今年の方針>といった話題はできなかったのですが、何人かには個別に注文を付けるところなど、なかなかの気合いの入った私でした。

一夜開けて(その夜の強風は大変でした。私はその音で二時間ごとに目が覚めました)「城之崎」へ。
行き先と集合時間などは一応決めるのですが、ここでも皆の行動はバラバラです。(笑)
動くテンポがそれぞれに違うのですね。
見たいところ、居る時間がバラバラ、それでいて所々で皆が顔を揃えるタイミングはしっかりと作ります。たいしたものです。

二月も半ば。
最近、音楽はやはり「メッセージ」だと改めて思う私。
今まで以上に、メンバー達と共に濃い演奏会をと意気込むことのできた出立の楽しい二日間でした。

No.542 '04/2/15「いざ「柴山」へ」終わり