No.611 '06/04/14

何をそんなに苛立っているのか?


最近、迷惑メールが多くて困っています。
“出会い系”というのでしょうか、一日に20通ぐらい(それ以上も!)来ます。
最初は「逆援」という文字が目に入ってきていました。
そのうちに「指名されました」とか「会ってくれません?」とか、もうしつこいんですね。
アドレスを公開しているものですから、ある程度は仕方ないかなと覚悟してはいたのですが、最近少し疲れてきました。(笑)

朝の始まりは自室でのメールチェックから。
迷惑メールの除去から仕事が始まるんですね。
ヘッダを見ればどれが迷惑メールか判るものですから、一台分の作業はそんなに大変ではないのですが、私は5台のPCを仕事別に使い分けているものですからその分作業しなければならないのが苦痛です。
おまけに最近では、別に考えなくても良いのですが、「これ、誰が打ってるんだろうか」とか、「どんな人が、コンピュータの前に座って一日中同じことを繰り返しているんだろうか」(コンピュータだと自動でもできますが)とか考えながらの作業なので、ホント疲れかたがひどいのですね。

メーラーで弾くという手もありますが、根本はそんなことではなくて、必要でない所には送ってもらいたくはないということですね。
私のような所に送ってきても仕方ないことだと思うのですが。(笑)
人を観ないんですね。人を観ようとしないのですね。
ドカッと大量に、手当たり次第に文明の利器(コンピュータ)の安易な部分だけを利用して作業をする。
もう悲しくなるというか哀れになるというか、除去作業しながら作業している人の顔を想像したり、それを指示している人の貧しい心に(相手のことを考えずに安易な方法でということですよ。内容のことは解らないので何ともいえません)しんどさを覚えます。

なにかとても急いで事を成し遂げようとしているように私には感じられます。
手っ取り早く、そして責任を押しつけて、後は知〜らないとばかり。
これに付き合っていかなくてはならないのが何とも言えず哀しい。
オープンにしているアドレスです。有意義なメールや大切なメール、仕事やプライベート、そして公のメールもあり、今から変更するには沢山の方にご迷惑がかかりそうでそう簡単には変えられません。
しばらくは除去作業の毎日でしょうね。(笑)

一昨日、タクシーでとんでもなくビックリしたことが起こりました。
私はよくタクシーを利用します。
ギリギリの時間まで自室や仕事先で用事をしているものですから、ついつい次への移動にタクシーを乗ることになるのですね。
また、帰宅も遅いものですから電車やバスといった交通手段が無くなってしまいタクシー利用です。
タクシー運転手という仕事がいかに過酷であるか、乗った時など運転手さんと話することもあって心を痛めることも多くなっているこの頃です。
でも長年乗っているせいか、タクシー会社にもいろいろあってちょっとあまり利用したくない会社も判ってきました。
いわゆる、会社の質というか、運転手の質というか。
私がよく利用するタクシーは最近、とても気持良く快適に利用させていただいています。(何年か前まではタクシー利用はとても神経を使いました。利用するのが恐かったといっていいかもしれません)
ということもあって、いつも心ばかりですがチップを渡すことにしているのもその感謝の気持ちからですね。

ところがです。
一昨日乗ったタクシーで昔の嫌な心苦しさを久しぶりに出会ってしまったのですね。
ちょっとその顛末を
終電車を降り、駅からタクシーを利用しようと長い列に加わります。
歩くという選択もあったのですが,疲れていたこともあって今日の帰りはタクシーでと決めました。
でも何か胸騒ぎ。(笑)
次々と前に列んでいたお客が減っていき、いよいよ私たちの番。(明子さんとの帰宅でしたから)
私はタクシーの会社を観ます。(もう反射的に選んでいるようです)
二列で列んでやって車は来るのですが、ちょっとの差で嫌な避けたい会社のタクシーが止まります。
その後ろに直ぐ別の会社のタクシー。
一瞬悩んだのですが、「拙かったかな」と思いつつその嫌で避けたいタクシーに乗ってしまったのですね。

行き先を言います。アップダウンの道で、歩いて30分程かかる距離です。
この辺が微妙なところです。(笑)
運転手さんの反応を見ます。
少し返事に嫌なものを感じたのですが(サービス向上の指示からか、この頃、丁寧な言葉遣いで行き先を復唱されることが多いのですがそれが無かったのですね)、最近では明らかに乗車拒否的な返答も無く乗れていたこともあり、またこちらの過剰の警戒心からかもと思い、後ろの席に疲れた体をゆったりと沈めていました。
いつものように10分ほどで着きました。料金は1140円。
1200円を渡し(何故か今夜のチップはいつもより少なく60円と私は踏んだのですね。(笑))
ここからが「事」の始まりでした。

料金を支払うべく、運転席と助手席の間に置いたのですね。
小銭が落ちるかも知れないなと思ったのですが、そこにはフワフワとして敷物が敷いてあったことや、他の車ではこの場所に料金入れが置いてあるのに無かったということもあって置いたのですね。
そこに明子さんが念を押すように「ここに置いてあります」とお金に触れてしまったのです。
小銭がシートの間から落ちてしまいました。
「100円玉が落ちてしまいました。すみません」と明子さん。
その時です。
運転手さんが「困るやないか。取られへん!」それから信じられないような言葉、「本当に置いたかどうかわかれへん」と。
まぁ、その言葉通りではなかったかもしれませんが、そのような内容です。
私が「席の下を見てごらん」と明子さんに指示。彼女の細い指で探します。(私は太いですから(笑))
「もうええ、もうええ、急いでんねん」(もうめちゃ大阪弁ですね(笑)) それをいうのなら始からそう言えば良かったのに。ですね。(笑)
探している間、ぶつぶつと不満を言い続けています。とにかく落ちたのが気に入らない。「手間や」「取れない」「どうしょうもない」「どうしてくれる」。
怒りはじめる心を抑えて運転手の動向を見る私。
直ぐにお金は見つかりました。

どうするだろうかと観ていたのですが、お礼の言葉無く、挨拶無く、(この流れでは出来ませんが。(笑))悪びれる風もなく済まそうとします。
私、「もうすごく気分悪いですね」
と思いっきりの嫌みを言ったのですが(この時は出方によっては喧嘩するつもりでいた私です)、何と言ったと思います。
「気分悪いですね」
ときたんです。(笑)
これは何に対して言ったのか?未だに謎なんです。(笑)

やっぱりあの会社のタクシーはやめておきましょう。
長いこと待って「1140円」。気持ちもわからないわけではないのですが、お客にあたるのだけはやめて欲しいですね。
最近タクシーに好感を持ち始めていた矢先の出来事。
いろいろな人がいるものです。
あれから戻っても既にお客はいないことでしょう。
一日の「目標売り上げは」達成できたでしょうか?
どんな気分で帰宅されたか、ちょっと心配になった私です。



No.611 '06/04/14「何をそんなに苛立っているのか?」終わり