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第1 Scene('00/4/30)

「和歌山城」


曇りのち雨。

南海本線「和歌山市駅」から約8分。
豊臣秀吉によって1585年に築城、弟の秀長に与えた。
その後、関ヶ原の戦いで功労のあった浅野幸長が入城し、そして改築。さらに紀州徳川家となって徳川頼宣(よりのぶ)のものとなってから大々的に拡張。
天守閣は復元されたもののようですが、岡口門(おかぐちもん)や石垣は(青石と呼ばれる緑泥片石[りょくでいへいがん]を用いている)当時のまま残されているのだそうです。

堀に沿って小雨の中、半周歩きました。
虎伏山(とらふすやま)の地形を巧みに生かした作りは、距離は短いながらも楽しめる散策道です。
石垣の立派さにまず威かされます。
多くの人によって積み上げられた石の一つ一つが心にずっしりと重みを加えます。
庭園(「紅葉渓庭園(もみじだにていえん)」も有名です。
四季折々には花々が美しく咲き、ライトアップされた夜の天守閣も格別で、美しい姿を夜空に浮かび上がらせて、一層威容を誇っています。

世界に「城」は多々あるものの、その中にあって日本の城は独特の「美」をもっているようです。
<様式>や<建築法>に強い関心を以前から持っていました。
「日本の美」を知る上にも大切な分野の一つなんです。
機会あるごとに、各地の「城」を訪れたいと思っています。

大地にどっっかと根をはって、威容を誇る「城」。
権威の象徴として今もその勇姿を残しています。
西洋における要塞としての「城」とはまた違った歴史の「歩み」「意味」があるのではないか?それも探りたいですね。



第1 Scene('00/4/30)「和歌山城」終わり



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