周辺での散歩もたくさんしてきましたが、今回はちょっと足をのばしてみました。
合宿場の裏には剣尾山(けんびさん)という標高800メートル弱の山があります。
いつも頭の片隅には意識があったと思うのですが、登ろうとかということは思いませんでした。
それどころではない練習スケジュールですし、体力的にも後が心配でその気はおこりませんでした。
日曜日の朝、いつものように6時30分頃目覚めました。
7時頃合宿場を出て、少し歩いてみようと肌寒く感じる朝の空気を吸いながら散歩道を考えました。
合宿場の前の道は水が川のように流れています。
昨夜一時的に強く降った雨が吹き出しているかのようです。水の勢いの凄さに驚きです。
いつもとは反対の道を歩くことにしました。剣尾山の登り口の方へ行くことにしました。
道はいきなり上り坂となります。この坂があったためになかなかこちらには体が向かなかったのですね。(笑)
周りの風景を楽しみながらゆっくりゆっくり歩きました。
蜘蛛の巣がピーンと大きく張られているのをいくつか見ました。巣の真ん中には、なんという名前か知らないのですが少し大きめの蜘蛛が陣取っています。久しぶりに見る蜘蛛でした。
以前より整えられています。きっとハイカーたちの利用が増えているのかもしれません。トイレの設備もありました。地図や由来を書いた立て看板もありました。
しばらく歩くと、剣尾山への行者道という案内を見つけました。山への登山口が横道となって見えます。道幅は狭く、一段と傾斜が急になっていると思ったのですが、登ってみることにしました。
道は丸太などによって階段状に整備されています。歩きやすかったですね。
散歩ではないのですが、合宿が終わった夕方、「歌垣山」を見に生きたいという私の誘いで皆と一緒に車で出かけました。
柴田先生の作品にもあって、「歌垣山」は行ってみたかったのですね。でもその機会はなく、今日出かけなければまたいつになるか判らないと思いました。
先生もこの地のことがお分かりだったようで(当然ですね、日本三大歌垣の一つで、常陸(茨城県つくば市)の筑波山、肥前(佐賀県白石町)の杵島山と 並んで代表的な歌垣山とされています)
倉橋さんとの会話でも直ぐにこの地のことを話されたようです。
これが歌垣山です。
行って良かったです。
歴史も由来も判りませんでしたが、その小さな神社のたたずまいが遠く古(いにしえ)の行事へと思いを馳せさせてくれました。
第7 Scene('00/9/3)「能勢:剣尾山への道、そして歌垣神社」終わり