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第6 Scene('00/8/29)

「赤目四十八滝」


散歩再開の気候になってきました。
このシリーズも5月28日以来、滞ってしまっていました。しばらくは散歩も続けていて、私の住んでいる豊中市北緑丘の周辺はなかなかの散歩にふさわしい環境だと喜んでいたのですが、いい場所が見つかったと思ったとたん、夏に突入しました。
夏の期間も早朝に出かければよかったのですが、毎晩遅いものですから朝がきつかったんですね。
日が昇ってからは、熱くてたまりません。夕方も熱く、また仕事もあったりで散歩ができませんでした。

最近、朝夕が涼しくなっています。
そろそろムズムズし始めていたんですね。
暦の上ではすでに「秋」、散歩再開です。

「エヴァ」の合宿に、三重県の赤目四十八滝に出かけました。
去年もいったのですが、散歩はできませんでした。
一応、滝を見ようと川の方に降りていったのですが(宿から二、三分、です)、入山料300円という大きな看板に身が怯(ひる)み断念してました。
今年、少し不安(別に300円が惜しいわけではないのですが)に思いながらも、朝早く目覚めてしまったこともあって、出かけることにしました。
朝6時30分です。
いいですね。空気が違います。
山陰になっているものですから、太陽もまだ照ってはいません。光の陰影を楽しみながら滝のある方へと向かいました。
で、今日はゲートを通って(すなわち入山料を払って)歩くことを決意し(なんとオーバーな)料金所へと向かったのですが、料金所のオープンは9時30分からで建物には人影がありません。(でも、よく考えれば当たり前ですね。こんな時間から入山料を取る人がいるなんて想像したら恐いです)
「ここにお入れ下さい」という箱もなかったものですから、ちょっと躊躇したもののそのまま素通りしました。

入ったとたん風景が一変します。
なるほどと思いました。

鬱蒼と茂った木々を眺めながら、山道を歩きます。
急な石段、階段もあり、結構起伏に富んでいます。
滝といってもそんなに大きなものでもないのですが、地形に変化があり十分に楽しみました。
所々、流れのない水面には枯れ葉が浮いています。
魚が時折横腹を銀色に輝かせてはねています。
私の身の回りをしつこく飛び交う小さな虫。
山全体が息吹いているようです。そして川の中、河原に棲息する生物たちの活発なうごめきが伝わってきます。
45分ほどの歩きでした。
朝の散歩、やっぱりいいです。



第6 Scene('00/8/29)「赤目四十八滝」終わり



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