5月17日 ウはウミウシのウ


久しぶりの「日々のほほん」である。久しぶりになった原因は、当然「今日の一言」にある。
「日々のほほん」はページの構成上(と言っても作ったのは私だが)、なんだか長く書かないと行けないような気がしてしまう。
普段色々な事を感じても、長く書くような事は感じないから困って、困ったあげく「今日の一言」のコーナーを作ったのだ。
おかげで、ちっとも「日々のほほん」を更新しなくなった。全然「日々」じゃない。名前を変えようか。しかし「月々のほほん」とか「週々のほほん」というのも、なんだか間抜けだ。
「月々」だと毎月「のほほん」を振り込まなければならないような気がする。「のほほん」を振り込む、って何だかわからないけど。
「週々」だと‥‥語呂が悪い。何だかヘビっぽいし。

さて本題である。今日は本の紹介だ。私が紹介するのだから、ちっとも難しい本ではない。それはこんな名前の本である。

「ウはウミウシのウ」

宮田珠己さんという方が書かれた本で、副題が「シュノーケル偏愛旅行記」となっている。その副題の通り、筆者がシュノーケリングしに行ったときの出来事を書いた本だ。

この本は、合唱団のIさんが紹介してくれた。「たけちゃんにうけそうだ」とのことだ。そういえば最近、合唱団の皆様は「たけちゃんにうけそうなもの」をよく探して教えてくれる。いや積極的に探しているわけでは無く、偶然見つけたものが「たけちゃんにうけそう」なら教えてくれるのだ。ありがたいことだが、これは一体どういう現象なのだろう?また、どういった基準で「たけちゃんにうけそうなもの」が計られているのだろう?どうでもいいと言えば、どうでもいいが。

話を戻そう。「たけちゃんにうけそう」なこの本、果たしてうけたのだろうか?
結果、大受け。面白い。大爆笑。
内容が面白いわけではない、って言うか内容はどうでもいい(失礼!)。
文体とか、書き方とかが最高に面白いのだ。読んでる間、笑いっぱなし。電車の中で読んだから、周りの人は「ヤバイ人が‥‥」と思ったことだろう。
軽妙なその文は、最初私の書く文に似ているな、と思い、しばらく読んで、漫画家の吉田戦車氏が書く文にも似ているな、と思った。

結構分厚いのにアッという間に読める本であった。私は本を読むのが異様に遅いのだが、その私でさえ3時間くらいで読めてしまった。漫画並である。それくらい内容は難しくない。あっ軽い本である。

これほど肩に力を入れずに読めた本は「オーケンの行きそで行かないとこへ行こう」以来だ。
最近キリシタン関係の本ばっかり読んで、頭がウニになったり、くら〜くなったりしていたので、妙にスッキリさせてもらった。またこれで難しい本が読めるってモンである。

是非続編で「イはイザリウオのイ」とか「エはエイのエ」とか出してもらいたいものである。

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