8月31日 怖い夢


怖い夢を見た。
私ゃ怖がりなので、怖い夢はホント勘弁して欲しい。夜寝られなくなってしまう。変な夢は大歓迎だが。


私は暗い夜道を自転車で走っていた。いつもの帰り道である。
普段は通り過ぎるだけだが、天皇陵がある。そこに何故か止まってしまう私がいる。

「関係ねぇや」

何故かこんな事を口走る私。一体何と何が関係ないのだろうか?
そう思う間もなく、いきなり私の左胸から

「関係ありますわよ‥‥」

と言う低い女の声。私の心臓がしゃべっているのだ。

いきなり心臓が喋り出す現象に背筋がゾッとしたかと思うと、私の身体が自転車ごと、凄まじい勢いで天皇陵の方へ引き込まれていくのだ。


そこで目が覚める。
どことなく変だが、見ていた私はホントに怖かった。死ぬかと思った。

最近の帰り道には、天皇陵の前で心臓が喋り出さないことをひたすら祈る私の姿があるのであった。

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