next先日、夜にＥ君Ａ君と共に心斎橋界隈を歩いていた時のこと。
夜のミナミと言えば客引きの嵐である。見るからに金が無さそうな私たちの所にも客引きはよってくる。夜にこの辺りを歩くことなど滅多にないので、なんとなく新鮮に感じながら断っていた。私たちを見れば、客引きがいるような店には行かないことはすぐわかると思うのだが、しつこく食い下がってくる。なんとなく「やっぱこういう店も不景気なんかなぁ」とか「食い下がれば店に行く奴もいるんかなぁ」などと思いながら歩いていた。
一番声をかけられていたのはＥ君。やはり客引きにはキチンと働いている人間がわかるのであろうか。
そんな状況での一コマ。また一人客引きがＥ君にしつこく食い下がる。当たり前だが断り続けるＥ君。するとその客引きがＥ君から離れ、すっと私の方に寄ってきてこう言った。
「彼はキャバクラに行かないって言うんですよ！
どう思います！？」‥‥どう思います、って‥‥。思わず絶句。
どう思うって言われてもなぁ。そんなこと言われても、どう答えたらええんやろ？キャバクラなんか行ったことないしなぁ、などと一瞬考えてしまった。でもよく考えたら、答える必要別にナシ。相手客引きやし。
そう思うと、真面目に答えようとした自分が妙におかしかった。それにしてもミナミの客引きパワーはスゴイなぁ。演奏会のチケットを売るときの参考にならんやろか‥‥？
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