玄倉川の増水事故。
川の中州でキャンプを張っていたところ、ダムが水を放水するので危険と警告。キャンプしていた方で、それを無視したものは流され大惨事となった。私に言わせれば、中州でキャンプするは、警告無視するは、で同情の余地はない(とは言えキャンプ中の楽しいひとときに、「逃げろ」と言われて聞く気にならないのも、わからんでもない)。
遺族の方には同情するが。この事故についてちょっと興味深い話を聞いた。
法律上はダム側に殺人罪を適用させることもできるらしいのだ。
ダム側は警告を発したので、責任はなさそうに思っていたのだが、警告を発したということは、そこに人がいるのをわかっていて放水したことになる。
ダムが決壊するから、という言い訳は通じない。人の命とダムとどっちが大切といえば、人の命に決まっているからだ。
(もちろんダムが決壊すれば人は大勢死ぬだろうが、これはまた別の話らしい)これは合唱団にいる弁護士の卵の人から聞いた話だが、法律的なものの考え方とはこういうものか、と妙に感心し納得してしまった。
人の命が大切、という言葉もシステム的な感じがして不思議であった。
弁護士や検事ってやっぱり大変だ。様々な出来事を膨大な法律と判例に照らし合わせて、全て理論で構築しなければならないのだから。
モ○ツのCMのように「法律上は問題ありません」てな言葉は全然でてこないんだろうなぁ・・。
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