9月28日 世界新体操選手権


今日、シュッツ合唱団が、世界新体操選手権大阪大会の開会式に登場した。
当然新体操の選手としてではない。歌ったのである。
開会式のエキシビジョンとして出演したのだ。
会場は大阪市中央体育館。午後8:45〜9:30の開会式であった。

今日は歌い手として恥ずかしくない格好を、と言われていたのでジーンズはやめにした。となると、私の場合持っている服が大変少ない上、比較的まともな服も洗濯中。あれよあれよと言う間にすごくちゃんとした格好になってしまった。暑い。

6:30に集合して声出し。8:20には会場入り。

歌う曲が日本民謡なので、それならばと衣装として全員はっぴを着る。当然頭には豆絞りだ。

プログラムは、開会式のプロローグとしてエキシビジョンを3つ、そのうちの一つで我々が歌う。
開会式そのものの中でも選手宣誓のあとに歌うことになっていた。

8:45になりプロローグが始まる。
最初は樟蔭高校ダンスクラブによる創作ダンス。
たくさんの女子高生が猫の格好をして踊っていた(何か誤解を招きそうな言い回しやなぁ‥‥)。面白かったのだが、たくさんいて色々な所で色々やってるので、どこを見て良いのかよくわからんで困った。

二番目は清風高校による男子新体操の演技。こりゃすげぇ。今度は六人だけなのだが、きれいにそろって演技している。バク転、バク中なども見事だ。しばらくその演技に見とれ、終わったら手を振り上げて拍手してしまった。

最後は我々の番だ。先ほどの演技を見て「よっしゃ、いっちょやったろかい!」といやがおうにも気合いが入る。
歌うは三善晃作曲「五つの日本民謡」より「ソーラン節」「阿波踊り」。
ソーラン節大受け。そのまま阿波踊りになだれ込む。阿波踊りは横に揺れながら歌う、という振り付き。頭真っ白になりつつも身体は歌う。こちらも喜んでもらえたようだ。

プロローグが終わって開会式。選手入場からだ。
50ほどの国や地域が参加していて客席にも選手がいる。自分の国が入場すると客席から声が上がる所もあった。中でもラテン系の国は元気だ。スペインとポルトガルはすごかった。

お偉さんの挨拶が何人かあって、選手宣誓。ここでまた歌う。
歌うはベートーヴェンの第九、当間先生編曲バージョン(アカペラだ!)。
これもうけた、うけた。一番喜んでたのはドイツの方かも知れない?
選手の皆さんも喜んで聞いてくれたようだ。

これが終われば開会式も終わり。後は帰るのみ。
控え室近くで、選手に配るパンや水が余ったようなのでもらう。群がるシュッツ合唱団員。パン、水、バナナ、クラッカーなどみんな色々貰って帰った。

明日の新聞に開会式の事が載らんかなぁ、と思ったが、食べ物に群がった事が書かれても困るなぁ、とも思ったりしたのだった。

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