日帰りスキーのお話その9


竹内幹です。スキーのお話9回目、まもなく終わりです。

さて私達はふくれたお腹を抱えて賎ヶ岳PAを後にしました。
米原からこっちは雪がどんどん無くなっていって、それまで(北陸道)とは別世界のようです。こんなに違うもんかと感心いたしました。そして雪が減るにつれ、気分は現実に引戻されていくのです。

とはいえ、チェーンをはずしてから私の乗ってた方の車の中は、チェーンの恐怖(?)から解放され、また疲れもあって、結構ナチュラル・ハイでした。

「うわぁ、オームの大群が襲ってくるよう!」

オームと申しましても、鳥でもなければ、某宗教団体でもありません。ましてや電気抵抗であるハズがありませんでした。そう、宮崎駿の「風の谷のナウシカ」に出てくるでっかい虫です。(虫×3の字が出力出来ませんでした・・)
と言っても当然本物なワケありません。正体はトラックの群です。長距離トラックの長蛇の列の光はあの映画のシーンを彷彿とさせるような光景でした(トラックの上についてるスピードランプ(?)がオームの目のようだったのです)。
色々な所(都道府県)からやってきたオーム達(笑)は運転も乱暴でホントに怒ったオームの様でありました。

しばらく行くとオームの群がとまり始めました。別にナウシカがいたからではありません。渋滞、それも事故渋滞です。我々はオームの群に囲まれおびえ(笑)ながらトロトロと進むこととなったのです。

「うわぁ、車燃えてる・・」事故現場で煙が上がっていました。「あれ・・?」よく見たら発炎筒でした。「なんやぁ」はたしてこのなんやぁ、はどういう意味だったのでしょうか(ちなみにどんな事故だったかはわかりませんでした)。

渋滞を抜け、車は大津PAに入っていきました。ここで各人の帰りの算段です。と言っても困るのは京都に住む私くらいで、他のメンバーは行きと逆ルートで帰ることとなりました。そんでもって私は“藤の森”の高速バスのバス停でおろしてもらうことになったのです。

高速バス停“山科”にて。島田さんの車がそこに入っていきます。こちらから無線で「ちゃいますよー」・・・「失礼しました〜」・・・シュイーン・・出て行きます。安心しました。ここでおろされては、なんぼなんでも遠いっす。

高速バス停“深草”が見えてきました。私、「あっここでもいいっす。」あわてて車はバス停に入っていきました。(実は高速バス停“藤の森”は存在せず、“深草”で降りると京阪電車の“藤の森”に行けることがあとでわかりました。あぶなかったぁ〜。)

ここで他のメンバーとお別れです。どっかの誰かさんみたいに、いつまでも見送ってると皆、帰りが遅くなるのでとっとと降りていきました。後は京阪電車に乗ってスグ帰れる・・ハズだったんですが・・・。

続く。(次回が最終回となるでしょう(^^))

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