京都モンテの演奏会が明日(99.10.24)に迫っている。
これであのいろんなネタを提供してくれた「民話」ともお別れである。
「民話」は鈴木憲夫作詞作曲で、日本の昔話、民話を題材としている。もともと女声合唱曲で、今回は混声に編曲されたものを歌う。
一曲目「若返りの水」
変なリズムの曲。と言っても複雑なリズムなわけでは無い。言葉に対するリズムの付け方が面白いのだ。‘おじいさん’や‘おばあさん’と言った歌詞に、何故にあのように格好いいリズムが付くのだ?
またおばあさんが子供になる、といった内容で‘子供おばあさん’という歌詞が出てくる(そのまんま‥‥)。ここは変拍子、て言うかヘン拍子だ。謎のリズムである。
どうでもいいが、おばあさんが子供になるなら‘おばあさん子供’だと思うが、どうか。
音型も私の(笑いの)ツボを押すようなんばっかりである。
初めて歌った時、爆笑して歌えなかったのだ。
二曲目「動物たち」
・・・・・・。歌いづらい・・・。
「私の歌いづらいランキング」(なんだそれは)で長年ダントツトップを誇った「○かせてください」を破り堂々の一位となった曲。
昔話の動物たちが題材の曲だが、モグラって日本の昔話に出てきたっけ?
三曲目「でんせつ」
えぇ曲やなぁ〜。泣かすねぇ〜。素晴らしいねぇ〜。
笑顔で振り返んなよ、泣いちゃうじゃん、てな感じである。
実に良い。好きだ、この曲。
題材は‘だいだらぼっち’かな?
四曲目「鬼とおじいさん」
再び、大爆笑曲。あんまり面白いので演奏会で笑い出さないか心配である。
何が面白いかというと鬼が踊る様を表した‘ダダダンダンダダ’という擬音だ。ひたすらそれを繰り返すのだが・・・。ダメだ、思い出すだけで面白い。これをして「ダンガードAが出てきそう」とはモンテ副指揮者の名言(迷言か?)。
終わり方もトホホな感じで面白い。最後のピアノは‘ピロロロ’と聞こえるが、どうか。
五曲目「雪の降る夜」
四曲目のインパクトがあまりに強いため、忘れられがちな曲。
でも、なんかやさしい気分になるので、私は好きだ。
出来れば真冬に歌いたい曲ではある。
この面白さ、是非聞いて確かめて下さい。
絶対楽しい曲です。京都文化博物館で待ってま〜す。
99.10.23