ソロ体験


3/29のマンスリーコンサートでシュッツの「十字架上の七つの言葉」を歌った。その中で、なんとソロをやらしていただく機会に恵まれた。
ソロの部分はわずかではあるものの、非常に貴重な体験となった。

大変であった‥‥。
とりあえず、ドイツ語。全てを自分一人で聞かせなければならない。普段、合唱でできてると思っていたことが、実は全然出来てないことを思い知らされた。

そして声。まだまだソロとして聞かせる声では無いものの、演奏会で歌うのだから、それなりにしなければならない。

プレッシャー。シュッツ室内合唱団とアンサンブルシュッツを背中に歌うわけだ。おそろしすぎる‥‥。

本番はひたすら緊張した。普段の本番でも緊張するが、それの数十倍は緊張していただろう。
完璧に暗譜したはずの歌詞が直前になって出てこない。これにもビビった。

いざ歌う段となると、不思議な感覚であった。
口はようけ練習しているから勝手に歌うが、頭がついてこない。意識と身体が分離した感じで、自分が歌うのを見つめている。一見冷静なようだが、違う。頭が考えたことに身体が反応しない。条件反射で歌っているようなものである。
ほとんど幽体離脱。。。

終わったときは、ホント、へろへろだった。
しかしまぁ、何とか終えることが出来た。
初めてにしては、まぁまぁかな、というようなお言葉をいただいた。自分で演奏テープを聴くと赤面ものであったが。

本当に良い体験をさせていただいたと思う。
今回の経験が既に多かれ少なかれ最近の練習に役立っていると思う。
このような機会を与えていただいて、感謝感激雨あられ、である。

それにしてもまだまだ修行が必要だ。
自分が思ったとおりの歌をうたえるようになるには、あとどれくらいかかるのだろうか。

00.4.6

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