No.237 '99/10/7

音楽家としての至福


ブラームスを演奏するときが近づいています。
好きな音楽家、尊敬する音楽家は沢山居ます。
ブラームスもその一人、私にとって大事な作曲家です。

大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団の定期演奏会に「ドイツ・レクイエム」を取り上げました。
昨日からオーケストラとの合わせの練習が始まりました。
それまで、合唱団、オーケストラと別個に練習してきたことの総仕上げです。

この作業は、少し大変でもあるわけですが、楽しみでもあるんですね。
特に、意図していることが実際の音として立ち上がってくるときなど興奮を覚えます。
これが音楽家として、指揮者としての至福の時です。

暗くて地味な音楽家、難しい音楽作品といった印象の強いブラームスです。
しかし、その世界は音楽する事の喜びに溢れています。
彼の一途な、そして力強い音の組立は彼の性格から来ています。
その性格に惹かれてしまうのですね。

彼の代表作である「ドイツ・レクイエム」。
最高傑作です。
当日お配りするプログラムの
「演奏にあたって」を掲載しています。
読んでいただけましたら嬉しいです。
当日演奏するモテットと併せて「ブラームスの世界」を是非とも味わっていただければと願っています。

今日は演奏会のPRでした。
沢山の方がお出で下さることを願っています。

 

'99/10/7「音楽家としての至福」終わり