旅行記その15

『パワー全開!・・・しいたけ・かーみん夫妻(その1)』

ユダヤ人地区の見学を終えた、うえおとパンダロンは、しいたけ・かーみん組との待ち合わせ場所の、マーネス橋東詰の博物館前へと赴きました。さすがに、1日でこれだけのコースを回ると、2人ともヘロヘロです。

前回にも書きました様に、し・か組はこの日の夜行列車でプラハを離れる予定。そして、う・ぱ組は、Penzion Ivanaでもう一泊してから、翌日早朝の飛行機でプラハを離れます。

当初予定では、Centrum(市街地)経由で地下鉄・バスを乗り継いで空港まで出るつもりでした。(ガイドブックにはそれしか書いていないので。)しかしIvanaおばさんに相談してみると、Nove Butoviceからバスが出ているので、それに乗りなさい、との事。

話が前後するのですが、この日の朝、プラハ市街へ出る前に、Nove Butoviceでバス乗り場を確認しておく事にしました。Ivanaおばさんも空港行きのバス乗り場の場所は覚えていない様で、駅の案内所で尋ねる事にしました。しかし、案内所らしき物が見当たりません。まるで泉北ニュータウンの泉ヶ丘駅の様に広大なNove Butovice駅構内を、しいたけさん達も、僕たちの為に一所懸命に乗り場を探してくれました。

かーみん・パンダロンを荷物番に残して、僕としいたけさんでバス乗り場探しに走り回っていますと、向こうの方から走ってくる女性がいます。良く見るとかーみんです。僕たちを待っている間に、どうやら、手がかりを掴んだ様です!

『ドイツ語の判る人、来てぇ・・・』
と、叫びながら走って来ます。何の事かわからない、うえおは、目が点になってましたが、良く聞いてみると、バスの運転手さん達の待機所に行って、空港行きのバスの事を聞いたそうです。それでバス停の位置などは判ったのですが、バスの時間については全く話が通じない。彼らは英語が全く分からず、かろうじて、その中の一人がドイツ語が少しだけ判る、という状態だった様です。

もちろん、自分の問題ですし、4人の中では1番ドイツ語が得意(?)と自負していましたから、勇み立って彼らの所へ乗り込みました。かーみんは、バスの時刻を聞き出す事までは成功したようですが、どうやら彼らは、直後のバスの時刻を教えてくれようとしていたようです。もちろん、僕たちに必要なのは翌日の時刻表です。僕は、ここで一言。

『Morgen!』
いやぁ・・・これで通じました。通じるかどうか、非常に不安だったのですが、通じました。初めてのドイツ旅行の際に、Weilerという田舎町で受けた『トラウマ』が、氷解しました。この運ちゃんと、Weiler おじさんが、同じ様な雰囲気を持っていたせいでしょうか?(^^)

バスの運ちゃんに直接尋ねるという、大胆かつ当然の方法を思いついて、実行してくれたかーみんのおかげで、僕達は翌日無事にバスに乗ることが出来たのでした。

何だか、この回は前置きだけで終わってしまいました(笑)。しいたけ・かーみん組のパワーはまだまだ続きます。次回をお楽しみに。

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