旅行記その16

『パワー全開!・・・しいたけ・かーみん夫妻(その2)』


これが『しいたけ・かーみん夫妻』です。しいたけさんは好男子・
かーみんも見るからに聡明そうなお嬢さんなので、目隠しを入れる
のは残念です。(^^)
因みに、後ろの交差点の道を真っ直ぐに行くとマーネス橋です。
そして、交差点の右側がユダヤ人地区になります。写真の右はずれ
あたりにCDショップがありました。
ここまで書き進めて来て(いまさら)思い出したのですが、この連載の事はしいたけさん・かーみん夫妻にはお知らせして無かった様な・・・(多分、見てくれているとは思うけど・・・)。当然、彼らの顔写真を載せる許可は頂いておりません。

と、言うわけで、大変残念なのですが、しいたけさん・かーみんの写真にマスクをかける事をお許し下さい。(僕のピンぼけ写真じゃ、マスクなんか必要ないんですが・・・(^^;))

しいたけさん・かーみんへ。
『そんなもん、よけいにいやじゃあ!』と、言う場合はうえおまでご一報下さい。ご尊顔をつまびらかにさせて頂きます。
というわけで本題に入ります。

プラハでの最後の夕食を共にすべく、マーネス橋東詰で待ち合わせをしてたしいたうえお・ぱんだろん・しいたけ・かーみんの4人です。無事に落ち合う事ができ、4人で旧市街地へと入ってゆきました。

偶然、旧市街地でCDショップを見つけました。午前中に楽譜店にも立ち寄ったものの、スメタナ・ドヴォジャーク以外の作曲家の楽譜には見るべき物も無く、やや落胆していた「う・ぱ組」は、ついでにCDも見ていく事にしました。

楽譜は、質・量・価格どれをとってもあまり魅力が無かったのですが、CDは色々とありました。価格的には、日本で買う輸入盤と余り変わらないか、少し安い程度でしたが。

しかし、チェコの物価基準から言うと、そんな価格じゃ楽譜もCDも、一般の人には入手困難なのでは?と、思ってしまいましたが・・・。地方ではもっと安く入手出来るのでしょうか?
楽譜店でドヴォジャークの歌曲集を買っていたうえおは、とりあえず、その楽譜に載っている歌曲が収録されているCDを買いました。チェコ語の曲なので、タイトルなども判りません。しかし店員のおばさんに楽譜を見せたら、すぐに探し出してくれました。特に考えずに買った楽譜だったのですが、チェコでは有名な曲集だったのでしょうか?(国民的作曲家やしなぁ・・・。)

さて、旧市街地方面とは即ち、例の『天文時計』の方角です。「し・か組」は、まだこの天文時計をご覧になって無かったそうで、

『ちょっと見てくるよ。』
というなり、2人して走っていきました。1日観光をしていたとは思えない、凄いパワーです。もちろん、

『走って見に行くほどの事はないでぇ・・・』
とは言ってあげませんでした。この落胆は、みんなで分かち合わないとね。(^^)(何て性格が悪いんだ・・・)

予想通り、何だか釈然としない顔で帰って来られたお二人をお迎えし、やっと夕食です。4人ともビンボーですので、余りお金をかけない食事を取ることにしました。とは言え、折角ですから、プラハ名物を食べなければなりません。前日の『天文時計前のカフェ』でのビールが非常に高かった事は判っていますので、市庁舎前広場からは一筋離れた所にあったカフェに入る事にしました。

まずはビールです。リストを見ると、生ビールが1杯80Kc程度。たった一筋外れただけで、値段が半分に下がっています。恐るべし、プラハ!・・・次に、食べる物を決めなければなりません。ウェイターさんに今日のメニュー(定食)などを尋ねたり、リストを眺めたり・・・。突然、かーみんが立ち上がりました。そして隣のテーブルに行って、お客さんに話しかけています。一体何を・・・?

と、思ってましたら、どうやら隣のお客さんの料理がおいしそうだったので、それが何かを尋ねに行ったそうです。う〜ん、まいった。(^^)

所で、プラハの名物といっても、うえおにはさっぱり判りません。こんな時は、パンダロン先生の登場です。

『プラハに来たら、やっぱり「クネドリーキ」でしょう。』
そうですか。「クネドリーキ」ですか。ではそれを注文することにしましょう。メニューで見ると、「クネドリーキ」はメインディッシュへの付け合わせとして注文するようです。昨日はポークシチューを食べていますから、今日はステーキ系統を食べる事にしました。ウェイターさんに、マトンのステーキとクネドリーキを注文しますと、何やら躊躇しています。
『クネドリーキは、マトンとは合わないよ。マトンにするなら、付け合わせはこっちのチップスの方が・・・』
等と、言っている様です。僕は、クネドリーキを食べなければならないのです。その旨を伝えて、クネドリーキに合うメインはどれかと、尋ねて見ました。付け合わせの為にメインを変える何て、変な客だと思ったでしょうね。

どうやら彼は、「クネドリーキ」にはビーフやポークのシチューが合うと言っている様です。う〜ん、昨日もシチューを食べたのだが・・・ま、良いか、今日はビーフシチューにしておこう。(この辺り、うえおにはこだわりがありません。(^^))

さて、やっと運ばれて来ました料理を一目見るなり・・・うえおは一言。

『これ、昨日食べたやん。』
そう、前日にカレル橋のたもとのレストランで何気なく注文したポークシチュー。その付け合わせについてきた『麩(ふ)の様な物』こそが、プラハ名物『クネドリーキ』だったのでした・・・。名物料理を食べたいなら、あらかじめ写真くらいは見ておきましょう。(^^;)

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