旅行記その17

『さようなら、また日本で会いましょう!?・・・しいたけ・かーみん夫妻(その3)』


夜のNove Butovice駅前の植え込み。ちょっと判りにくいですが、
真ん中に山嵐のような動物がいます。住宅地の様なのですが、自然
がいっぱいあって良い所でした。
食事も終わり、しいたけ・かーみん夫妻は夜行列車に乗るために駅に向かわれました。うえおとパンダロンは、昨日Ivanaおばさんから借りた2000Kcをお返しするために、一旦Nove Butoviceに戻りました。

慎重派のうえおとしては、そのまま宿で夜を過ごしたかったのですが、パンダロンは、カレル橋の夜景が見たいと言います。ガイドブックによると、夜のカレル橋は相当にぎやかで、一見の価値があるそうです。しかし、海外で日が落ちてから外出したことの無かったうえおは、非常に不安です。Nove Butoviceまでの地下鉄のホームで、もう一度市街へ出るかどうかで、言い争いになりました。

そうこうするウチに、列車が来ました。言い争いを続けたまま列車に乗り込もうとすると、トルコ系風の4人組の男女が、僕たちと同時に乗り込もうとして来ます。割り込むようにして、体を密着させてくるので、少し譲って乗り込ませてあげました。その時、ズボンの右前ポケット辺りがゴソゴソするので、何気なく右手をポケットに伸ばすと、その4人はササっと列車を降りていきました。

わざわざ割り込んでまで乗りたかった癖に、結局降りてしまうなんて変な奴らだなぁ・・・と呑気な事を考えていたのですが、その瞬間、ピンときました。恐らく、彼らはスリのグループだったのでしょう。言い争いをしていて、周りへの注意が疎かになっている日本人を良いカモと見て近づいて来たのでしょう。

彼らにとって残念な事に、僕のズボンの右ポケットにはインスタントカメラしか入っていませんでした。左ポケットには財布が入っていましたが、こちらには大抵手を突っ込んでいますので、僕に気づかれづにスリ取る事は無理でしょう。

いずれにしても、地下鉄の様なスリが待ちかまえている場所で、周りへの注意力が無くなるような事をしてはいけない、という大きな教訓となりました。皆さんも注意しましょう。(^^)

結局、カレル橋へは出かける事になりました。皆さんご存知の通り、パンダはわがままな動物ですから、一度言い出すと絶対に引きません。僕が行かなければ一人でも行くという勢いでしたので、出かけることにしました。

結論としては、出かけて良かったですよ。夜のカレル橋上では、欄干にもたれるように座り込んだ若者達がビールを飲んでいたり、ファイヤーダンスの様なパフォーマンスをしていたりと、とても賑やかでした。スリにさえ注意していれば、プラハの夜はそれほど危険でも無いようです。もちろん、うえおとパンダロンも6本も買ったビールのウチ2本を持って出かけ、欄干に座り込んで橋上パフォーマンスを見学しておりました。(笑)

Nove Butoviceには、終電に近い地下鉄で帰りました。Penzionにたどり着いて見ると、昨日しいたけさん達が泊まった部屋に明かりがついています。既に次の客が入った様です。2人して、ちゃんとご挨拶しなくちゃね、等と話しながらドアを開けると・・・なんとそこにはしいたけさんが・・・。僕たちはすっかり目が点になっていました。

なんと列車に乗り遅れたそうで、仕方がないのでもう1泊して帰ることにしたとか。プラハには、大きな駅が2つあるのですが、乗る予定の列車の発車駅をちゃんと確認して無くて、間違えたそうです。ヨーロッパの大きな都市ではよくある事なので、みなさんも注意しましょう。(^^)

翌日はう・ぱ組は早朝の飛行機なので、ご挨拶は出来ないだろうと、ペンションでしいたけさんたちとビールを酌み交わすことになりました。買いすぎのビールも無事に消費することが出来、プラハでの最後の夜を楽しく過ごしました。

今度こそ本当に、日本でおあいしましょう!

旅行記その16へ
旅行記その18へ
うえおのトップページへ