日々つれづれ
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2000年10月3日(火)
小鼓ダコ

先日、「人間について」に参加する団体が
すべて集まっての練習があった。
 
練習も終わり頃になって、フッと手の甲を見ると
皮がむけていた。
 
あれぇ〜?どっかで擦りむいたかなぁと
その時はそれほど気にならなかった。
 
で、練習が終わって、少し時間があったので
鼓を叩いて遊ぼうと手に持って構えたら・・・
 
痛いのだ・・・・。
 
鼓を持つ場合、胴体の部分を手の甲で支える形になる。
先ほど夢中になって、万歳流しをやった際に
豆が出来、つぶれたようなのだ。
 
ペンダコならぬ、小鼓ダコだ。
 
確かにこの一週間叩きっぱなしだったからなぁ・・。
これが痛くなくなった頃に、
少しは上手くなっているんだろうか?
 
本番までもう少しだ・・・・。

2000年10月4日(水)
忘れてた・・・・

いつものように、少し寝坊気味に起きて
自転車に乗って大阪駅に向かい、
頼まれていた鼓のケースをロッカーに預けて
JRに乗り換え、出勤した。
 
火曜日だったので練習があって、夕食を取って
帰ろうとしたら、自転車が置いてあったところに
見慣れた張り紙が・・・・・・。
 
し、しまった!10月に入っとったんや・・・・。
 
僕の自転車は少し遠い、早くに閉まってしまう
自転車置き場へと運ばれてしまったのでした。
 
す、すっかり忘れとった・・・・。
 
う〜〜む、今月は負けやなぁ・・・。
こうして、市の自転車撤去とのイタチごっこは続くのであった

2000年10月7日(土)
りんどうの演奏会

今日はお客さんの日だった。
 
りんどうの演奏会だ。
演奏する側でいる方が多いので
お客さんになるのは楽しみの一つだ。
 
先日、市に撤去された自転車を取りに行って
その後梅田駅に向かった。
切符を買いホームに上がると
「特急宝塚」・・・・・
 
へぇ〜〜〜初めて見た。
 
電車に乗り込んで川西能勢口へ向かう。
改札を出て、みつなかホールへと向かう。
 
あれぇ?こんなだったっけか?
駅の高架下に当たる部分が整備されて
小綺麗な店が並んでいた。初めてだよ。
 
良いんだけどどこも同じ様なパターンだなぁ。
阪急の開発方針をかいま見たような感じだ。
 
みつなかホールが見えてきた。
一年ぶりやなぁ・・・・・。
 
・・・・・・・・・
最初のステージフォーレとラッソの小ミサ曲。
女声の声は美しいなぁ、そう思えるステージだった。
小学校の時にこういうステージを聴いていたら
合唱嫌いにはならんかったのに、
そう思った。
丁寧で透明感にあふれるステージ。
 
第2ステージ、鈴木憲夫のことわざうた。
よく聴くとけっこう難しい曲を、楽しく面白く
聴かせてもらった。
「猫」と「縁」が気に入ってしまった。
一曲終わるごとに、ニヤッとしたり、ほぉ〜〜と
感嘆の声が聞こえたりと、客席の反応も面白かった。
 
第3ステージ、ポピュラーを集めて。
決して新しい曲ではなかったけれども
ポップスのスタンダードばかりを集めていた。
 
「少年時代」井上陽水の歌い方の印象が強いので
合唱編曲では苦しいのかなぁと思っていた。
が、おぉ!女声編曲なんとも言えず良いなぁ・・・
すっきりしてクリアーで、歌の中の夏の場面も
どこかしら涼しげだ。
 
「北の国から」このドラマには思い入れが強いのだ。
主人公の一人である純君の年齢が比較的近い
(彼の方が一つか二つ下だったか)ので、
たまに再放送なんかを見ると、自分自身の
そのころを思い出すのだ。
なので、演奏の良さも相まって色々思い出してしまった。
 
「防人の詩」改めて、良い曲だなぁ、そう思った。
ちかさんのソロ、泣けてしまった。
問いかけのメッセージも、さだまさし本人よりも強い。
「おしえてください・・・」
こ、答えなければ・・・・。変に追いつめられ
意味なく答えを探す自分であった。
 
しばし休憩・・・・・・
 
第4ステージ、金子みすずの詩による
中田喜直のソロの曲、鈴木憲夫の合唱曲によるステージ。
詩も良いけど曲も良い。
金子みすずの詩をあんな風に歌えるということに
女声であると言うことで少しうらやましさを感じた。
 
最後に、メンバーの中に80歳の方がいると聞いて
非常に驚いた。
 
幅広い世代が同じステージに立ち歌う。
届いてくる声も程良いバランス、こういう女声合唱が
聞けるのは幸せだなぁしみじみ感じ入ってしまった。
 
今日はそんな日だった。

2000年10月8日(日)
なつかしい顔

佐渡裕(?)だったかが、子供たちのために
やっている演奏会のテレビ番組を見ていた。
 
「指揮者って何?」と言うテーマを元に
番組が進んでいって、僕はけっこう面白がって見ていた。
 
コンサートは、説明、みんなで棒を振る、実際に演奏する
と言う形で進んでいった。
どうやらパンフレットに指揮棒を挟み込んで、
子供たち一人一人に行き渡らせているようす。
 
で、実際に演奏する場面で第2ヴァイオンリンに
見覚えのある顔が・・・・・・。
 
もう一度、映らないかと目を凝らした・・・・・映った!
 
・・・・・そこには懐かしい女性の顔が
 
中学の時にお互いすごく気が合って、
僕自身、好意を持っていた娘だった。
決して美人な方ではなかったけれども
笑顔がすてきで、気だてのいい娘だった。
 
勉強がとても出来たので、自分もがんばれば
きっと高校は一緒になると思っていた。
(その当時僕は成績がとても悪かった)
 
でも、彼女はヴァイオリンを勉強するのに
音楽のための学校を選んで、同じ高校には行けなかった。
 
高校に行ってしばらくは、ごくごく、まれに
街角で見かけることはあったけれども、
それ以降見ることはなかった。
 
その彼女がどこのオーケストラかは分からないけれども
ヴァイオンリンを弾いていた。
 
そうか・・・、続けていたんだ・・・・・。
 
それが確認できたことがすごくうれしかったのだった。

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