日々つれづれ
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2003年3月3日(月)
ネームロンダリング

『マネーロンダリングとは、
犯罪者が麻薬取引など不法な取引によって得た、
いわゆる汚れたお金を、架空名義の銀行口座へ預金したり、
或は株券や債券を購入したり、
正常な商取引による売上げに混入させるなどして、
いわばそのお金をきれいなお金に洗浄(ロンダリング)
してしまうことを意味する。』

今日、りそな銀行が営業を始めた。

昨今、銀行の合併、名称変更が後をたたない。

元々何銀行だったか思い出せない銀行も多い。

いったい誰のための合併?
と首を傾げたくなる。

僕の記憶に間違いがなければ、
この動きが加速したのはバブル崩壊後
不良債権が膨らんでいった以降だ。

不良債権があるにもかかわらず、
合併、名称変更による膨大な経費が
使われ続けている。

そんなことしている暇があるなら、
債権処理にもっと時間と人材をかけるべきだろう。
国から、税金を使って援助をもらっているのである。

これはどう考えても、
個人という小口の顧客のためではないと
思うのだ。

考えられる、まっとうな理由は
責任を逃れたい、追求されたくない人が
多くの顧客の目をごまかすために
ネームロンダリングしているしか
考えられない。

銀行、思ったよりやくざな商売である。
そして、もっとも名称が『軽い』商売かもしれない。
銀行員と言う職業が政治家並に信用されなくなるのは
もはや時間の問題だろう。

2003年3月10日(月)
現代のパランティア

これほど急激にはまったのは
久しぶりか、もしくは初めてかもしれない。

原作はずいぶん前から知ってはいたけれど
読むには至らなかった。

昨年映画公開されたけれど
あぁ、出来れば見に行きたいなぁ・・・
ぐらいなものだった。

昨年暮れにPS2を購入、
DVDの魅力というか良さに引き込まれていく。

そして、今年の1月の終わりに
「旅の仲間」のDVDを購入。
原作を読み始め、演奏会の直後にも関わらず
「二つの塔」先行オールナイトを見に行く。

そこからは一気にはまって、現在に至る。

別に、
「中つ国(物語の中の架空の舞台)」に住んでみたいだとか、
ああいった冒険がしてみたいだとかは思わなかった。

もっと若い頃に読んでいれば
違う感じ方だったかもしれないけれど
この年になって初めて読んでみて
印象に残ったのは、【悪】として描かれている存在だ。

最たるものは「力の指輪」だろう。
それを取り巻く登場人物の心の動きが
深く印象に残るのだ。

とらわれた者たち。
逃れることが出来なかったスメアゴル(ゴクリ)
自らの意志で断ち切ったビルボ
断ち切ったけれど
命を落とすことになったボロミア。

多くのことを知り得たとしても
道を正しく進む者と
道を誤る者がいる。

パランティアを使って
遠くを見るものという意味。
見る石、遠見の水晶玉とも言われる

多くを見ようとしたがためにとらわれてしまった。

なかでも、白のサルマンが印象的だ。
#もう一人不幸な登場人物がいるがここでは割愛する

多くのことを知るということは、それを正しく見分けていく
心の強さも、必要と言うことなのだ。

インターネットは現代版パランティアと言えると
最近思う。

莫大な量の情報や、心惑わせる娯楽がその先にあり、
ともすれば飲み込まれて抜け出せなくなってしまう。

時には命を落とすことも、悪に染まることもある。

指輪物語で語られていることが今、この現代において
役に立つのではないだろうか、原作を読み終わって
ふと考えたのだった。

2003年3月31日(月)
精神安定剤?

ちゅらさん2が始まった。

やっぱり何か良いのだ。
心を心地よくマッサージされているような
何ともいえない感覚になる。

顔が自然とほころぶ。

これから毎週月曜日が楽しみだ。

ゴーヤーマンベイビー欲しいなぁ。

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