日々つれづれ
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2010年8月2日(月)
この一週間くらい

水曜は昼から休みを取って
大学へ。

午後1時半過ぎに到着。
教授とサシで打ち合わせ。

気がつけば
17時半。
4時間近くも打ち合わせ。

その後、マンスリーコンサートの
会場へ。

リハーサル間に合わないと思ってたら
着いたとたんに、リハ開始。
半分息が上がりながらのリハ。

その後本番。

翌日はヒアリングの資料作成。
日中は、時間のかかる技術相談のため
はかどらず。
作業は就業時間以後に。
21時頃まで。

金曜日窓口当番。
昼前にヒアリング練習。
意見をもらう。

午後いちに、ホームページ関連の会議。
窓口隣の部屋で。

時間のかかる技術相談
今日も多し。

夜は鹿児島公演の練習。

土曜日は鹿児島への移動日。
夕方に鹿児島到着。
夕食後、最後の練習。

日曜、
朝10時半よりリハーサル。
鹿児島公演本番。

終演すぐ空港へ向かい
大阪行き最終で帰阪。

で、今職場。7時前には到着。
ヒアリング資料最終調整。

で、昼からヒアリング。
果たして予算は取れるのか?

2010年8月3日(火)
眠いな

演奏会翌日の昨日は
テンションが高いままなので
その続きで何とかなるけど
それが切れると
何ともつらい感じだ。

いささかやりすぎたかと思ったけれど
声帯は、ダメージがない感じ。

もう少し出来るのか?

いや、これ以上はなぁ。

演奏そのものはどうだったかは
聴いていないので分からない。
(これは、一生ついて回る
自分では、自分の歌っている
シュッツ合唱団のライブ演奏は
永久に聴けない)

でも、喜んでくれた人は
居たようだ。

演奏終了直後に空港へ向かわなければ
ならなかったんだが、
楽屋出て、出口に向かう途中
白髪の初老の男性と目が合い
握手を求められ
固い握手を交わしながら
良かったと言ってくれたり
リムジンバスに乗るべしと
待っていたバス停で、
帰阪する我々を見つけて
わざわざ車を止めて
窓を開けて
良かったですよ、
と声をかけてくれる人も居たので。

2ちゃんねるには若干、
否定的な書き込みはあったが
どこの誰ともしれない人間の書いたことは
最近心に響かなくなったので
どうでもいい。

否定的な意見で
心に響く文章を書けないのは
その書いた当人の問題でもある。
記名、無記名問わず。

当人は気づいているのかいないのか
もろに、その当人のありようが出てしまうので
逆に哀れだ。

自分はこの程度です
と公言しているのと同じなのに
気がついていると良いけど。

結局最後は、
誰が、
何を、
どのような内容で
言ったか、書いたか
っていうのが効いてくるのだ。

どんな時でも
「誰が」が重要なのは
言うまでもない。

ネットで、誰もが発言の自由と
それを見てもらえる自由が
可能になったおかげで
「誰が、それを言ったか?」
という重要性が
よりはっきりした。

結局
バーチャルは
バーチャルでしかないのだ。

2010年8月5日(木)
平均寿命

本当はいくつなんだろうと
思う。

昔のように
大家族で暮らすこともなくなり
病院で死ぬことも無くなった。

最近は長期に入院出来ないらしいので
家で亡くなる人も増えたんだろう。

都会の
高齢者だけの世帯で
しかも、近所づきあいが希薄で
身内とも連絡が疎遠になっている人は
多いんじゃぁないか。

そんな中、同居人が
不意に亡くなったとき
どうすればいい?

少なくとも僕はどういう手続きを取ればいいか
知らない。
とはいえ、ネットで調べるけれど
高齢者の場合、
誰に尋ねるのだ。
どうやって調べるのだ。

住居に余裕があるなら
放っておく?
今回のミイラ化した案件のように。

今回、100歳以上を調べているようだけれど
80歳、90歳
いや、一人で暮らしている
もしくは高齢者同士で暮らしている世帯は
何とも怪しいのでは?

実際の平均寿命は
もっと低いのかもしれない。

ブラックだけれど
一斉調査したら
年金の問題、半分片付いたりして。

2010年8月6日(金)
困った困った。

盆休み期間が
ポッカリ空くのは
何時以来だろう。

たいてい演奏がらみの予定が入って
大して悩みもせず
夏期休暇は消化できていた。

しかし、今回は
夏合宿もない
演奏旅行もない(すでに終わっている)
合唱講座は土日にかかっている
など、休暇を埋める予定がない。

さてさて・・・・。

部屋でも片付けるか?
そもそも、いつ休む?

休んでどうする?

18切符で宛のない旅?

こういうのはつくづく苦手だ。
今はちょっと学費貧乏でもあるしなぁ。

さて困った。

2010年8月9日(月)
休みが休みになってない

思ったより疲れがあり
朝、ゴミ出しをした後
断片的に目は覚めるも
午後3時過ぎまで体が起きず。

教授からの返信あり、
質問に答えるも今まで返信なし。

夕刻に、昼にするはずだった
電話をした。

約2時間ほど。

それを関係各位に知らせるメールを書くのに
今までかかる。

今日、休みだよな。
なんだ、このどっと来る疲労感は。

2010年8月11日(水)
休み?

月火と休みをとった。

体力的には、
不足していた睡眠時間を補えたので
良いかもしれないが、
精神的には全く安らかではなかった。

先週末に終わる予定だった
英文原稿が、教授のチェック待ちで
未だに終っていないこと。

月曜、火曜の朝方に
ステージで忘れ物をし
(しかもカラーコンタクト)
もう、間に合わないというところで目覚めたり。

月曜には、ある所への
電話と、それを関係者へ報告するメールで
半日以上潰れ、
それが、図らずしも、
自分の過去の記憶と
オーバーラップして、
心穏やかではなくなっていた。

それと前後して、仕事のメールが
飛び込んで来たり。

明けて今日、出勤の最中ではあるが
精神的にはヘトヘトである。
そもそも、今年に入って
まともな休みがないので
休み慣れていないような気もする。

本当は今週一週間くらい
休んだ方が良かったのかもしれないな。

音楽活動に関しては
年間通してオフシーズンは
皆無なので、ボーッとしていると
本当に休めない。

教授からの返事も全く来ないので
昨日の夜は映画を見に行った。
休みらしい事といえば
それくらいだ。

残り三日の夏期休暇、どう、割り振ろうか?

2010年8月11日(水)
心がけている事

歌うにあたって
今、心がけている事。

ある程度本番が近づいてきたり
音が取れ始めた
練習の時、客席が目の前にあり
もうステージに立っていると
なるべく考えるようにしている。

練習が足りていようが
足りていまいが、
いま本番だと。

そうすると、
最初は、思っても見ない所が
硬くなったり、
声の出し方がおかしくなる事もある。

コンディションが良くない時も
当然ある。
仕事でフラフラになり
ボーッとなる事もある。

それでも、いまから本番だと想像する。

目の前にお客さんがいる。
薄暗い客席に、
自分には眩しく熱いライトが当たっている。

待ったなしだ。

良くない状況から
どこまで歌えるか?
どこまで表現できるか?
毎回試す。

できなかった時、
本番で失敗したのと同様に
落ち込む。
原因を考える。

他にやり方はないか
考える。

今はなるべく、そうするようにしている。
本番までそれを繰り返す。

で、本番はいつも通り歌う。

あと何回歌えるか
いつまで声が出るのか分からないから。

2010年8月12日(木)
ジブリに今必要なのは・・・・

脚本家なのではないか
と、
借りぐらしのアリエッティ
を見て思った。

作画と演出は
今回、初監督の
米林宏昌さんは素晴らしいと思った。

キャラクターに命を吹き込む
と言う手腕においては
宮崎駿さんにも
引けを取らないと感じた。

ワクワクする世界観は
久しぶりだった。
小人はいるんじゃないか
と充分思わせてくれた。

外に出てしばらく
スケール感が戻らなくて
クラクラしたほどに。

ただ、セリフと
ストーリー展開で
もう一ひねり欲しいと感じた。

でも、個人的には
久しぶりにジブリらしい作品と感じた。
満足です。

2010年8月13日(金)
映画好き

この1ヶ月の間に
3本見に行っている。

7/11 恐怖
練習前の朝に行ってるな。
入り口で、たまたま前売り券をゲット。
安く見れた。
でも内容はいまいち。

8/10 告白
映画評に黒い爽快感とあったが、
まさにその通り。

8/12 借りぐらしのアリエッティ
昨日、日記に書いたとおり。
久々にジブリらしい作品。
僕の中ではかなり上位。

もう、何本か見たいなぁ。
「ちょんまげぷりん」が、よさげである。
「Colorful」もおもしろそう。

スカイビルの映画館もまたのぞいてみよう。

2010年8月13日(金)
こういう出会いがあるから映画は楽しい

見終わった後
こんなに清々しい気持ちになる
映画は、本当に久しぶりだ。

思わず笑顔になってしまう。

そのせいかどうか知らないけれど
終わった後、自転車に乗ろうとした時
歩いてくる女性と目があって
向こうが軽く笑顔になった。

たぶん僕も笑顔だったんだろう。

ストーリーとしては
オーソドックスだけれど
すべてがうまくかみ合っている。

映画ゆえの良さにあふれている。

はずれもあるけど
今日みたいな出会いもある。

映画ってやっぱり素晴らしい。

ちょんまげぷりん
オススメです。

2010年8月15日(日)
シスタースマイル ドミニクの歌



彼女(たち)の伝記的な映画。

別の映画に行こうと思って
それが一杯で
たまたま見た。

全く前知識なし。
ポスターなどの雰囲気は明るく
音楽の映画かな?
くらいの認識だった。

この歌は映画中盤で出てくる。

あ、知ってる。
こういう経緯で生まれ
こういう事があったのか
と改めて知った。

一人で出来ることと
一人で出来ないことを
見極められなかった。

そんな一人の女性の物語。
才能というものが持つ
光と影を一人の女性を
通して描いた実話を元にした映画。

2010年8月16日(月)
オカルト

実は怖い話とか
不思議な話は好きである。

が、2ちゃんねんるなどのオカルトスレッドで
いろいろ語られているのを
ひとしきり読んでしまってから
少しつまらなくなっている。

もちろん、
ただ知った気になっているだけなのは
承知しているのだけれど
あるパターンが見えてしまって
昔ほど怖いのを楽しめなくなっている。

それに加えて昨今、そういった
恐怖系の番組も減っている
というかほとんど見ない。

映画もたまに行くけれど
おぉ、怖っ!っていうのはない。

「リング」「らせん」は
当時良かった。
原作も良かったし、
最初に放映された
テレビ版が良かった。
映画は、も一つだったが。
恐ろしい理由がちゃんとあったから。

最近のはなぁ・・・・・。

13日の金曜日も
良かったのは1作目だけ。
それも、ちゃんと理由があった。

意味不明の怖さって
怖くないんだよな。

今も懐かしいのは
関西テレビで夜中にやっていた
恐怖の100物語。

素人さんやタレントさんが
順繰りに、一つの放送で
3話ずつくらい話していく。

作りかな?というものから
こ、これは本当では?
というものまで、たくさんあった。

本番中に心霊現象も起こったっけ。

今となっては懐かしい。
ああいうの、また放送しないかな?

2010年8月16日(月)
歸國(きこく)

8月15日、終戦記念日の深夜。
静まり返った東京駅のホームに、
ダイヤには記されていない1台の軍用列車が到着した。
そこに乗っていたのは、60余年前のあの戦争中、
南の海で玉砕し、そのまま海に沈んだ英霊たちだった。
彼らの目的は、平和になった故郷を目撃すること。
そして、かの海にまだ漂う数多の魂に、その現状を伝えることだ。
永年夢見た帰国の時。故郷のために死んだ彼らは、
今の日本に何を見たのか……。
【ドラマWebサイトより引用】

終戦記念日に放映された
テレビドラマのタイトル。

脚本は倉本聰さん。

昨年の記者会見でもう、
ドラマはやらないと言っていたので
見れる事を素直に喜びたい。

終戦記念日を前後して
戦争関連の番組が多い。

今年はこの時期の演奏活動がお休みなので
例年に比べて見る機会が増えている。

このドラマは、SFなのだけれど
安っぽくなる事なく
ずっしりと胸に響く台詞に溢れている。

昨日の池上彰さんの戦争特番で
この太平洋戦争で戦死したといわれる人々は
実際の戦闘ではなく、
餓死や病気、戦地に向かう途中で
攻撃されるなど、
言葉を選ばずに言うなら、犬死にした人が
大半になるとのとだった。

当時の軍首脳の無能ぶりに
暗澹たる思いになる。

そんな人たちが、軍用列車に乗って
歸國(きこく)するのだ。

戦争はいかんという単純な思いではなく
戦争そのものは
人の判断を狂わせ、
その結果として、
多くの想いを、未来を灰燼に帰してしまうのだ。

少なくともそれに見合うだけの
成果が得られなければならない。
しかし、戦争では、それは不可能なのだ。

世論が戦争に傾いた時
それを止めるのは至難の技だろう。
しかし、その時に、
戦争によって失われるものに
目を向ける必要があるだろう。

生き残ったとしても、
それまでの想いや、未来は失うのだ。

そのことこそ、伝える必要が
あるのではないか?

このドラマを見て、そう、思った。

2010年8月16日(月)
キャタピラー

テアトル梅田にて。

賞を取った話題性もあり
この映画館であまり見たこと無い
満員の会場。

ベルリン国際映画祭で主演女優賞を取った
寺島しのぶさんの演技は
すさまじく、あれはもう
演技ではない。
傷痍軍人の妻そのもの。

対する手足を失った傷痍軍人を演じた
大西信満(おおにししま)さん。
こちらも凄かった。
四肢に加えて喉もやられているようで
セリフが全くない。
うめき声とわずかな仕草のみ。
作り物に見えない、
これも傷痍軍人そのもの。

凄まじいまでの二人芝居。

フィクションのはずなんだけれど
ノンフィクションを見ていると
錯覚するまでに。

で、エンディングなのだ。

映画本編も良かった。
エンディングの曲も良いのだ。

しかし、個人的には、ものすごく違和感があった。
映画のラストシーンで唸っていた矢先
あのエンディング曲だった。

例えが適切がどうか自信は無いが
となりのトトロのエンディングに
ハイホーが流れるくらい違和感がある。
本編に小人も王子も白雪姫も
出てこねぇえだろてな感じ。

どちらも名作、名曲なのに
つぶし合う。

誰か周りは指摘しなかったのだろうか?
個人的には、最後の最後が
凄く残念だった。

それにしても、映画見すぎである。

2010年8月20日(金)
薩摩の教え

ネットで見かけた。

男の順序

一、何かに挑戦し、成功した者     
二、何かに挑戦し、失敗した者
三、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者   
四、何もしなかった者
五、何もせず批判だけしている者

別に男に限らないと思うが。

薩摩・島津氏の第17代当主・島津義弘の教えらしいが
(いくつか、そういうページを見かける)
出典は不明。

創作だとしても
ハッとする言葉だ。

自分を振り見れば
まぁ、二か三だな。

五では、仕事にならんしなぁ。

一はなかなか難しいでしょ。
自分で、一と思える人は
ある意味凄いけど。

2010年8月23日(月)
無駄なことなど無い

今年のイタリア演奏旅行の時
演奏曲目を一部しか歌えない
曲によって、いつ、何を歌うか
直前まで分からない
という経験をした。

その合宿なんかは
待ち時間の方が長い上に
加わった瞬間に
フルスロットルという感じだった。

こういう経験はなく
しかも海外の演奏旅行ぶっつけ
というのもあり、
うまくいかなかったところもあった。

そのことは、ずーっと引っかかっていて
ふとした時に思い出すことがあった。
で、どうすれば良かったのか
考えるのだ。

その経験は、今回の
東京コレギウムムジクム合唱団の
強化練習で生きたように思う。

どうやってテンションを持って行くか
うまく言葉にはならないけれど
演奏旅行時の失敗は
今回、生かされたように思った。

一つまた引き出しが増えた。

2010年8月25日(水)
休み取り方

就職してから今まで
休みといえば、
演奏がらみのことが大半だった。

夏期休暇は、
夏合宿か
演奏旅行か
合唱講座の手伝いで。

普段取る年休は
マンスリーコンサートの楽器運搬などと出演(10年くらい)
平日に入る演奏会
東京公演、名古屋公演などの移動日
体調を壊し声が出るようになるための休養
が大半だった。

それ以外のことをするために
休みを取った記憶が
ほとんど無い。

今から10年くらい前に
東北を一人旅した時以来か?

休み=なにもしない
ではなく
休み=普段出来ない何かをする
の方が良いのかと
最近、ふと思うことがある。

昨日は休んだけれど
それは、土日の強化練習の疲れを取るのと
土日に、大阪で室内のメンバーがやった練習の
遅れを取り戻すための練習にあてた。

個人練習のために休むのも良いなと思った。

来週月曜日は休みを取っている。
夏期休暇、最後の1日だ。

今週末、名古屋の講座に参加するので
その疲れを癒すのと
また、映画でも見に行こうかと。
見ようかなと思っているのは
トイレット

オーケストラ!
だ。

同じところでやっているので
ハシゴしても良いな。

2010年8月26日(木)
赤めだか


赤めだか



弟子の目を通して
語られる、立川談志。

あっという間に読んでしまった。

何か、談志師匠の語る言葉に
魅了されてしまった。

もともとは、ネットにあった
談志師匠の語る言葉に反応して
購入に至った。

・・前略・・・・
型ができていない者が芝居をすると型なし(形無し)になる。
メチャクチャだ。
型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば
型破りになれる。
どうだ、わかるか?
難しすぎるか。
結論を言えば、型を作るには稽古しかないんだ。

・・・・・後略・・・・・・・・・

本当は前後があって、
この師匠の言葉はもう少しある。
でも、型なしと型破りのくだりで
しびれてしまった。

形無しではなく
型破りでありたい
と思った。

まだある。

『落語とは人間の業の肯定である』

もう哲学だ。

もうひとつハッとした言葉。

弟子(著者である談春師匠)に

『己が努力、行動を起こさずに
対象となる人間の弱味を口であげつらって、
自分のレベルまで下げる行為、
これを嫉妬というんです。
一緒になって同意してくれる仲間がいれば
更に自分は安定する。
本来なら相手に並び、抜くための行動、
生活を送ればそれで解決するんだ。
しかし、人間はなかなかそれができない。
嫉妬している方が楽だからな。
芸人なんぞそういう輩の固まりみたいなもんだ。
だがそんなことで状況は何も変わらない。
良く覚えとけ。
現実は正解なんだ。
時代が悪いの、
世の中がおかしいと云ったところで仕方がない。
現実は事実だ。
そして現状を理解、分析してみろ。
そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。
現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。
その行動を起こせない奴を
俺の基準で馬鹿と云う。』


落語に限らず、
仕事にも、音楽にも
日々の暮らしにも当てはまる。
研究というものにも
実は当てはまるな。

しかし、この言葉を聞くと
2ちゃんねるは、嫉妬の巣窟だな。
そう、思うと少し哀れでもある。
いつまでも現状を打破できないんだから。

ここに上げたのは
ほんの一部で
この本には、こんな言葉で
あふれている。

こういう出会いがあるから
読書も良いよなぁ。

2010年8月31日(火)
オーケストラ!

見に行ってきた。

家からすぐ近くの
スカイビルにある
梅田ガーデンシネマへ。

クラシックを知ってようが
知っていまいが
充分楽しめる。

オープニングから秀逸だった。

主人公の置かれた立場が
数分で理解できる演出。
ホントに素晴らしい。

リハーサルのシーンが
あまりないので
フィクションなのに
「良いのか?大丈夫なのか?」
と変にドキドキしてしまった。

エンディングに向けての
演出も良かったなぁ。
現在と過去の交叉、
主人公の過去と現在が
チャイコフスキーのバイオリン協奏曲に
重なっていく。
曲のドラマチックさと
主人公が、登場人物達が抱える
重い過去を描いていく様は
圧巻だった。

ジャンルとしてはコメディのはずだけれど
最後は涙、涙。

唯一、気になることは、
主人公の指揮かなぁ。

聞こえてくる音楽に対して
指揮が微妙にあっていない。

身近で、いつも本物を見ている立場としては
指揮するバストショットになると
若干気が削がれてしまった。

それでも、映画としては
一級品でした。

公開も後わずかですし、やっているところも限られますが
オススメです。
(リンク先、音が出ます注意)

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Akiary v.0.51