日々つれづれ
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2011年10月3日(月)
1年ぶりに走ってみた

2011_10_03.gif
平均時速:9.3m/h
距離:2.13km
消費カロリー:?Kcal
平均心拍数:165 最大:?
時間:13分48秒3

2011年10月4日(火)
映画放談「探偵はBARにいる」

ご存知、大泉洋さん主演の映画。

探偵物なんだが、
これが思いの外、ハードボイルドだった。

原作を全く読まずに行ったので、
話がどうなるかは当然知らない。

大泉さんとコンビを組むのは
松田龍平さん。

大泉さんとのコンビなので
コメディテイストかと思っていた。
そういう、笑わせる場面もあったけれど、
登場人物が、人間臭く、
血が通っていて、札幌に行けば
本当にいるんじゃないかと思わせるほどだった。

大泉さん自身は笑わせる方に
もともと振れ幅のある人なのだが、
その振れ幅がシリアスな方にも
思いっきり振れて、そのギャップが
全体を引き締めていた。

映画ゴジラでテロップにも載らず、
エキストラで何とか
目立とうとしていた頃からすると
隔世の感がある。

例えが適しているかわからないが、
カリオストロの城のルパン三世のあり方に
とてもよく似ていた。

それ程に、今回の大泉さんは
おもしろカッコよかった。

次回作も決まっているそうで
今から楽しみだ。
意外とシリーズ化する予感がしている。

2011年10月6日(木)
世界を変えた人

Apple - Remembering Steve Jobs

スティーブ・ジョブズ氏死去。
56歳。

若いよな。まだ。
間違いなく後世に語り継がれる人。

スティーブ・ジョブズが生きている間に、
日本で、iPhoneが使えたことは幸いでした。

どうぞ、安らかに。
心よりご冥福をお祈りします。

お疲れ様でした。

2011年10月6日(木)
走った

2011_10_06.gif
平均時速:9.3m/h
距離:2.13km
消費カロリー:192Kcal
平均心拍数:167 最大:180
時間:13分46秒6

月曜日と同じ所
同じ距離。

ひとまずこの距離をしばらく。

2011年10月9日(日)
そういう体質?

道を尋ねられることは、
あまりにも良くあるので、
気にしなくなっていた。

しかし、今日、
映画が終わると、となり座っていた娘に
映画のエンディングの意味について
いきなり尋ねられた。

「あれって、◯◯ですよね?」と。

あまりに、普通に尋ねられたので、
ホントに普通に答えてしまった。

「そう、あれは、◯◯の職業が◯◯やったから
世界中に◯◯が◯◯したんや。」 と。

その娘は、おばあちゃんと連れ立って来ていて
僕の隣に座っていた。

おばあちゃんはきっと、
最初の作品を見たんだろうな。
などと、想像したりしていた。

その娘はまぁ、中学生くらい。

しかし、確かに隣にはおったけど、
何で、僕に質問して来たんやろ?
謎や。

2011年10月15日(土)
女声合唱団りんどう第25回定期演奏会

心地良い湿度を持った女声合唱。
僕はここのアルトの響きが好きなんだが、
第1部の曲に、このしっとりしたアルトが
良くあっていた。

レモン哀歌は先日違う作曲家のをやったばかりだが
これ程違うんだと思いながら聴いていた。

今日のは鈴木憲夫さんで、先日自分が歌ったのが
西村朗のだ。
鈴木さんのレモン哀歌は絵画を見ているような、客観性を感じ、
それに対し、西村さんのは、
今まさに、目の前で智恵子が亡くなろうとしている臨場感を感じた。
どちらも、アリだなと思いながら聴いていた。

ポップスは、これまたずいぶん英語の発音の難しいのを
集めたなという印象。
挑戦した結果は、上手かったです。
カーペンターズの2曲は
ヴォーカルの節回しの雰囲気も
良く出ていて、凄いなと思いました。
明日にかける橋は、普通にネイティブでも
歌うのは難しいと思います。特にこの曲は
さだまさしか!っていう節回しも多いので
大変です。
それを考えると歌詞もよく分かったし
凄くイイなと思いました。

第3部。チラシを見たとき、
少し、後ずさってしまった。
実際は、団員で考えたというナレーションが入り、
バックの照明ともあいまって、
構成も非常に良かった。

僕が好きな女声合唱の響きは
こんな感じなんだろう。
切れ味鋭く、一分の隙も無いように
研ぎ澄まされたのではなく、
包み込むようなのり代のある、
豊潤とでもいうような女声合唱。

もう少し頑張って歌わなあかんな。
そう、思った。

2011年10月23日(日)
今日の演奏会〜管・弦・声その魅力のすべて〜 古典の香り、ロマンの香り

今日は、いずみホールへ是非お越しください!
〜管・弦・声その魅力のすべて〜 古典の香り、ロマンの香り
http://www.collegium.or.jp/html/sco2011.html
前売券好評発売中!

10月23日(日) 15:00開演
会場:いずみホール(※託児サービスについて)
◇平成23年度文化庁文化芸術振興費補助金 (トップレベルの舞台芸術創造事業)助成公演
◇平成23年度(第66回)文化庁芸術祭協賛公演

 【プログラム】
L. van ベートーヴェン/序曲 コリオラン Op. 62
W. A. モーツァルト/13管楽器によるセレナーデ「グラン・パルティータ」K. 361より
  ひたオーボエ…福田淳、須貝絵里
  クラリネット…鈴木祐子、高橋由有子
  バセットホルン…延原弘明、吉信博
  ホルン…山口潤、山口明、細見由紀子、奥山友希子
  ファゴット…渡邊悦朗、田中良美
  コントラファゴット…國府利支枝
J. ブラームス/2ホルンとピアノ伴奏による女声合唱のための「4つの歌」Op. 17
P. I. チャイコフスキー/弦楽セレナーデ ハ長調 Op.48

僕は降り番なので、客席で聞きます。
声をかけていただいたら、チケット少し安くなります。

2011年10月30日(日)
音楽に触れる

実はクラシックが苦手だ。
何が苦手かというと、
一番の要因は、
いわゆる、クラシック好きな人たちの
話に全くついて行けないからだ。

そういう時、曲名のみが話に上り、
(いわゆる定番の曲なんだろうが)
誰も口ずさんでくれる人はなく
何のことかさっぱり分からないまま、
時間が過ぎていくのだ。

ポップスなんかは、誰か歌うし、
頻繁に耳する機会もある。
でも、クラシックは
仮に街角で耳にしたところで、
誰の曲かはわからない。

演奏を聴いている時でも、
聴き逃したくないのに、寝てしまう。

じゃあ嫌いか?と問われれば、
好きな方だと答える。

クラシックの良さに関しては、
門前の小僧習わずとも経覚えじゃないが
アンサンブルのメンバーの生演奏を聴いていれば
それが良いことくらいはわかる。

ただ、苦手という気持ちは、
なかなか改善されなかった。
どうにかしたい、という思いはずっとあり、
それこそ、ずっともがいていたのだ。
その期間は10年じゃきかないだろう。

先日、大阪コレギウム・ムジクムの
アンサンブルのメンバー中心の演奏会があった。

始まるまでは、客席で、
寝てしまうんじゃないかという懸念と、
良さを理解したいという
その、なんとも形容し難い思いでいた。

ベートーヴェンが始まる。
オクターブの揃い方が美しい。
倍音が立ち上って行く。

モーツァルトの管楽。
流れが素晴らしい。
オーボエとクラリネットの交歓が、
まるで会話を楽しんでいるかのよう。
フレーズの頭が、あり得ないくらい揃う。

ブラームスのホルンと女声合唱。
去年の演奏旅行で、
その中に加わるのを躊躇した(要はビビった)
女声の響き、ハーモニーが立ち上がる。
途中から、その響きのためか、
ドイツの天井の高い教会で聴いている
そんな感覚に襲われる。

チャイコフスキーの弦楽セレナーデ。
ハーモニーが更に研ぎ澄まされる。

ここに来て、徐々に
思考が止まってくる。
その代わりに、
「音」のみを耳が追いかける、
「音」だけに、心も体も反応する感覚に
いつしか襲われていた。

いつも、音楽と思考が同居していたのが、
「音」のみになっていく。

それは、外国語で作文したり翻訳したりするうちに
外国語を外国語として
思考していく感覚に似ていた。

翻訳作業なしに、
「音」で思考する、そんな感覚だった。

「音」と気持ちが、直接触れ合ってくる。
そこに、言語が無い。
「音」だけがある。

でも、喜怒哀楽の感情が
「音」と感応する。

でも、それは言語化されない。
でも、心が震えるのだ。
気がつけば、この日の演奏会、
一音も聴き漏らさず聴いていた。

翻訳の苦しみから解放され、
「音」を理解した瞬間だった。

でも、その魅力を語る言葉を
僕はまだ持たない。

でもいつか、映画やドラマや
その脚本や監督、演出家、
俳優のことを語れるくらい
このことを語ってみたい気持はある。

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Akiary v.0.51