日々つれづれ
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2011年11月4日(金)
ようやく11月

10月も、なんだかんだいって長かった。
大きな本番がないので、短く感じるかと
思っていた。

しかし、時間の感じ方と本番の有無は
あまり関係なかったようだ。

10月は、振り返ると
勝手に映画祭りだった。
だいたい順番に、
【邦1】「探偵はBARにいる」
【邦2】「アンフェア」

【洋1】「猿の惑星」
【邦3】「エンディングノート」

【洋2】「さすらいの女神たち」
【邦4】「モテキ」

【洋3】「チェルノブイリハート」

【洋4】「未来を生きる君たちへ 」

【邦5】「ツレがうつになりまして。」
【邦6】「ステキな金縛り」
【邦7】「電人ザボーガー 」

邦画7本、洋画4本の合計11本か。
改行は、見た日を分けている。
一日2本が3日間、一日1本が2日間、
一日3本が1日間。

見過ぎやな、さすがに。

でも、お腹いっぱいで満足だ。

邦画が良い。
かつてあったマンネリズムからは脱却した感じだ。

しかし、この本数になると、来月のカード請求が
少し怖かったりする。

2011年11月12日(土)
神戸公演ご案内13日 日曜日 午後2時30分開演

コンサートのご案内。
大阪コレギウム・ムジクム神戸公演Vol.5
〈音楽の贈り物〉〜詩人の世界〜

〜文化庁 文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)助成公演〜
〜文化庁芸術祭協賛公演〜

13日の日曜日、開演午後2時30分
朝日ホールです。

C. モンテヴェルディ/マドリガル集より 「私は若い娘」「私の生命よ、汝を愛す」
T.L.de ビクトリア/Ave Maria(8声)
T.L.de ビクトリア/Sancta Maria, succurre miseris
T.L.de ビクトリア/Quam pulchri sunt
T.L.de ビクトリア/Pueri Hebraeorum
G. T. ホルスト/セントポール組曲 Op. 29-2
林  光/宮沢賢治の詩による混声合唱曲集より「わたくしという現象は」「冬と銀河ステーション」
林  光/宮沢賢治の詩によるソング・アルバム「岩手軽便鉄道の一月」より「グランド電柱」「星めぐりの歌」
千原英喜/混声合唱曲「雨ニモマケズ」(弦楽伴奏版)
武満 徹/『うた』より 「小さな空」「見えない子ども」「翼」

演奏会で、武満をやるのは久しぶりかも知れません。
雨ニモマケズは、なにげに、弦楽版です。

林光さんのは、
クラリネットや、バイオリンやチェロが入って
なかなか面白い雰囲気の曲になっております。

2011年11月19日(土)
気力、体力が必要

映画を見るのにも
気力、体力が必要だと痛感している。

10月は大きなホールでの出番がなかった。
その分、映画を見たわけだ。

それこそ、わずかな空きを見つけては、
映画を見まくった。

11月もわずかな空きが無い訳では無かったが
本番があるということで
無意識に体調調整を行っているようで、
行きたいという意思を身体が拒否した。

この土日はポッカリ空いているけど、
今日は、見る気力が起きなかった。
見たい映画は沢山あるのだけれど。

代わりに、ジョジョの漫画文庫版3つめのBOXを買って帰る。
所謂、世間でいう所の大人買いである。

今日は、これ読んでゆっくりしよう。

2011年11月20日(日)
疲れていて当然かも

ちょうど先週は神戸公演、
で、一昨日は大阪文化祭グランプリを受けての
アートアセンブリでの小さな演奏会。
神戸公演がハードだったのはいうまでもない。 
アートアセンブリでは、日本語の曲ばかりとはいえ、
当間先生の編曲で埴生の宿、
武満徹のうたから、小さな空と翼、
柴田南雄の追分節考、
そして、狂言で受賞された善竹兄弟とコラボで
千原英喜の猿楽談義の翁を演奏。 

曲目としては結構重いよな。

昼間の仕事は普通にあったわけで、
疲れていても不思議はないか。
昼間の仕事も、三次元測定機のリニューアルに伴う
トレーニングの最終工程、
いわゆる一番ややこしい所をせなあかんかったわけで、
月曜日は何度も寝落ちしそうになった。 

何か意外と平気やと
気持ちや頭が思いたがっているが、
身体は正直で、
疲れを訴えている。

 まぁ、良い歳でもあるしな。
10年前のようには行かないだろう。 

 何にもない土日はおそらく今年最後だろう。
残念ながら映画を見る気力は残っていなかった。

まぁ、こういう日ある。 

2011年11月26日(土)
東京コレギウムムジクム合唱団 第1回教会コンサート

諸般の事情により、
前から2列目中央補助席で聴く。
思いのほかこの補助席が快適だった。

ビクトリアのレクイエムは静かな雰囲気で始まった。
第1声を聴いて、3月の演奏会とは
別の合唱団のような印象を受ける。

男声陣は終始安定した響き。
女声も時折、
高音部でバラつく声が聞こえる以外
安定している。

驚いたのは
アルトとテノールの区別がつかなくなる瞬間が
たくさんあったこと。
この2パートの歩み寄り具合いは、
なかなか聴けない。

耳だけで聴いていると何度か
聴き間違えたほどだ。

演奏は出だしの静けさから
Offertoriumに向けてどんどん熱くなって行き
Offertoriumをピークに、
最終の静かな祈りへという流れで、
圧巻だった。
合唱団の演奏もその流れを十二分に表現していた。

次のモテット集。
よくハモっていたが、
アルカデルトのAveMariaのように
ホモフォニックになる曲では
パート内での不揃いが、
(ソプラノが気になった)
ハーモニーの純粋さを損なう場面もあり
少々残念だった。
ほとんどがよくハモっているので
逆に目立ってしまうのだ。

ポリフォニーの曲も
パートがもっと揃えば、
ずっと楽しくなるはずだ。

デュルフレのモテットは、
良い演奏でした。
まだハモれる余地があるので、
今後に期待。

コダーイの久しく待ちにしは
実に、面白かった。
日本語とニュアンスが違うのも
今回初めて知った。

木下牧子のにじ色の魚は
新鮮に聴くことができた。
自分自身がこの曲を歌うのから
少し離れたせいだろう。
曲の面白さを味わうことができた。

気になった点は、
ソプラノのパートソロかな。
もう少し揃うと良いのに。

最後、雨ニモマケズ。
熱く、同時に良い意味で
抑制の聞いた演奏でした。

全体として良かっただけに、
女声のパートソロの乱れ、
(アルトもこれまでとは別人のよう)
ソプラノの高音部での結構な乱れは
残念でした。

全体として良かっただけに、
気になるお客さんも居たかもしれません。
でも、これは致命的でも何でもなく
練習すりゃ治るので、
(その練習はきっと大変かもしれないが)
逆に、これからが楽しみなわけです。

来年は4月30日に演奏会です。
聴いて損はないですよ。

最後に助っ人の名古屋ビクトリアメンズの諸君!
お疲れ様でした。
君たちぁ最高の助っ人だよ。

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