日々つれづれ
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2012年2月8日(水)
日本の文脈



読了。

内田センセも良いけど、僕は中沢先生が好きな事を再確認。

2012年2月10日(金)
ウーマンアローン



読了。

著者の廣川まさきさんが、
なぜか僕のTwitterをフォローしたことが
きっかけで読むことになった。

フォローがあるとメールが来る設定になっていて、
その人のプロフィールを見ることができる。
見に行くと、
どうやら普通じゃない(良い意味で)。
年齢は僕の3歳下。

著書を2冊を早速購入し、
1冊目を読み終わったわけだ。

ある本「アラスカ物語」に書かれた日本人に魅了され、
一人ユーコン川を1600キロ下って、
その足跡のあるビーバー村を目指すノンフィクションだ。

1600キロといえば、
下関から
東北の青森までの道のりにほぼ等しい。
本州縦断、それをカヌーで漕いで行くのだ。
それも一人で
銃を持たずにギターを抱えて。

ユーコン川といえば、
北海道のローカル番組の企画ぐらいしか知らなかった。
その番組ではたしか、ラバージ湖からリトルサーモンまでの
160キロの距離をカヌーで漕いでいったはず。
出演のローカルタレント(今はメジャーになった)も
カヌーの「カ」の字も知らないまま漕ぎ出した。

この本でも 、著者は
とにかく進みながらカヌーを覚えるという、
冒険からスタートする。

旅立ちの興奮と不安が痛いほど伝わってくる
自然に包まれ翻弄されていくうちに、
旅の後半に向けて、
彼女の気持ちの変化を垣間見ることができる。

出会う風景、出会う人々の描写は瑞々しく
本を読んでいるはずなのだが
その光景が映像となって
目の前に広がる錯覚を覚えるほどだ。

そして、全編を通して、
著者である彼女が、自然にも人にも
外に向かって開いているのが印象に残った。

今も世界を飛び回っているのだろうか?
今後の活躍が楽しみだ。

2012年2月11日(土)
道を尋ねられる理由(わけ)

Twitterにも書いたけど、
先日、通勤電車内で行き先を尋ねられた時、
道を尋ねられる
その理由の一つに思い至った。

場の違和感を感じると、
僕はその方向を見るようだ。

その違和感は、
不安、焦りだったりする。

不安や焦りを感じるシチュエーションは、
人が道に迷うことも含まれる。
その人を無意識に僕が見る

その人は迷ってキョロキョロする

僕と目が合う

道を尋ねられる

というパターンだ。

その気がついた朝も、
いつもの通勤電車とは違う雰囲気を
その人は醸し出していた。

で、やや片言の日本語で、
尋ねてきた。

ただ、目も合わないのに、
視界の外から、僕に道を尋ねる人もいるので、
理由の一つに過ぎないんだけれど。

まぁ、道以外に
人から聞かれることが多いので、
そういう体質なんだろう。

2012年2月13日(月)
よく、覚えておこう

県の元幹部をトップに据えるという
天下りの意味を知りました。
根回しという言葉の意味と力を知りました。
軒先貸して母屋取られるということを
リアルに感じることが出来ました。

力を持たない意味を知りました。
その選択の結果、何が起こり得るか
知ることが出来ました。

宮仕えとはこういうものかということを知りました。

大阪維新の会がやろうとしている改革は
この先必ず必要になるということも
実感として理解することが出来ました。

今日のことは
よく覚えておこう。

2012年2月14日(火)
何でもありの代償

今週の月曜日、非常に不愉快な出来事があった。
というか、
不愉快な事実が明らかになった。

今、僕の所属する職場は、
何十年かに一度の改修期間に入っている。
他の都道府県はバブルの頃にほぼ終わっているので、
当方の職場は、20年弱遅れていることになる。

大きな原因は先の震災なのだが、
今いるところから別の場所へ変わるなどの案も浮上したが、
現在の場所で業務を続けることで落ち着いた。

中庭だった場所には、
新棟が立ちつつある。

一番古い建物は、取り壊す予定になっている。
(昭和29年に建ったもので、
ビートたけし氏のアウトレイジでもロケに使われた)

それ以外の建物に関しては、
耐震補強工事を予定していて、
数年かけて、計画調整し、
最後の一つに関しては、入札を待つばかりだった。

その最後の建物は、ホールなども有しており、
企業さん向けに研修や講演会などのイベントを行うには
欠かせない建物であり、
計測機器、分析機器、研究室など有し、
企業さんに、実際に利用していただいている場所であり、
計画では、利用できない期間を
なるべく短くすることになっていた。
(サービスの一環なので当然の措置だ)

現在の新棟も、
その建物がある前提で、
取り壊す建物の機能の移管も含めて
計画されていた。

要はこの建物が無いと、すべてが台無しなのだ。

その計画に関しては、
研究員が、通常業務を行いながら、
数年に亘って会議を重ね創り上げたものだ。

その建物が、県のトップの発言により、
同じ敷地内にある、
某財団のものにせよという
事実上命令が下った。

今回の整備計画に関して、
実は当初の案から2転3転して、
それでなくても数年遅れた経緯がある。
その原因が、当方の軒先を貸している
その某財団が原因だ。

ようやくまとまり、
実際の工事が動き出し、
まず新棟が完成後、耐震補強工事が始まり、
サービス停止期間を最小限にするはずだった。

それをひっくり返された。

その某財団は、自分たちの組織の幹部に
自治体の元偉い方々を据えている。
(天下り先として)

それがここで生きたわけだ。

これにより、計画が数年遅れることになり、
利用できない機器などが発生する。
整備計画も見直しを迫られた。

軒先を貸して母屋取られる。
県の計画より、いち財団の意向が優先されたわけだ。
(それを許したのが県のトップなわけで悪い冗談だ)

まぁ、こういう時のために、
財団の幹部の席を用意していたんだろうから、
それについては、お見事としか言いようがない。
県のトップの支持を取り付けたのなら、
これに関してはもう、元へ戻すのは無理だろう。

やるのなら、やればいい。
そのかわり、今回のことはきっちり
覚えさせてもらう。

やったんもん勝ちだろうが、
僕の中では、その某財団の信用は無くなった。
いざとなったら、こういう手を使う輩として
刻み込まれた。

人に、この某財団のことを聞かれたら、
この評価をそのまま言わせてもらう。
ここの出したデータに関しても、
信用するつもりはない。
(まぁ、すでに温暖化で嘘を巻き散らかしている
一翼を担っているわけで、信用に値しないのだが)

今回のことは
将来に亘って禍根を残すだろう。
少なくとも、僕は忘れない。

まぁ、こういう手を使われた側が
どういう気持ちになるのか、
実感できただけでも、感謝するとしよう。

2012年2月17日(金)
変な夢で目覚める

シチュエーションは旅先か、
老夫婦の家(誰?)で、
お世話になったお礼に歌を披露することになっている。
理由は、雑談の中で、
歌をやっていることを話したから。

しかし、旅先なので譜面もなく、
覚えている曲でやらなければならない。

しかし、なかなか思い付かず、
やることになったのはS&Gのスカボロフェア。
なぜかWさんもいて、
どちらがどのパートをやるか打ち合わせ。

ギターがないなと思ってたら、
ご主人が奥からギターを持ってきた。
しかもカポタスト付きで。
(このへんが夢である)

こうなったらやるしかない。
しかし、指が回らず、
忘れている箇所もあり
(このへんはリアル。最近弾いてない)
焦ったところで、目が覚めた。

確かに最近、ギター弾いてない。
でも、何故、スカボロフェア?

アカペラでもいいし、
日本語の曲でも良かったはず。
追分節でも良かったのに。

でも、よく考えたら、
始めから最後まで、
暗譜で歌いきれる曲が
実はないのかもと、思った。

それにしても、変な夢だった。

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